H.トルカータス・モンテネグロ・ディド(H.torquatus Montenegro Dido)です。ディドは、1971年に英国の女性育種家、エリザベス・ストロングマンさんがモンテネグロで発見した伝説の八重咲きの名花です。株分けによって、世界中でその分身が生き続いています。
年齢を付けるなら、発見されてから49年ですから、50歳以上となるわけです。
我が家のディドは、入手したのは2007年なので、我が家に来て13年とそれなりに歳を取っています。最近は、花付きが悪くなってきたので、植え替えを決意しました。株を取り出してみると、何と、自然に真っ二つに株分けされてしまいました。
丁度、良かったので、2鉢に植え直しました。モンテネグロ産のトルカータスは、一般的には丈夫なんですが、ディドはとても繊細な株で、弱いです。13年間枯らさずに我が家で生き残ったのは、魔法の鉢、「伝市鉢(籾殻鉢)」のお陰です。そして、私の配合した「クリスマスローズ用の土」との組み合わせが良かったかと思います。
勿論、株分けされた苗は、「伝市鉢」に植え付けました。これで、リスタートして元気いっぱいに育ってくれると嬉しいです。
トルカータスは一番人気の高い原種です。今度、『神奈川県立・花と緑のふれあいセンター・花菜ガーデン』(神奈川県平塚市寺田縄496-1)で、このトルカータスに焦点を当てた「クリスマスローズ展示会~トルカータス・花の魅力~」(2月15日~24日)が開催され、私は16日に「THE・学 クリスマスローズの原種トルカータスの自生地を訪ねて」と題した講演を行います。
トルカータスと言ってもボスニア産、モンテネグロ産など幾つかの地域に分布していますが、地域特性もありトルカータスと言う名前で一括りにするのは無理があると言う意見も世界的に話題となってきています。そこで、私なりの解釈をお話ししたいと思います。大人気の原種、トルカータスを深くひも解いていきましょう。
ご興味のある方は、下記URLをご確認ください。
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