ヨウズミとは何か？｜園芸日記byKite.com｜みんなの趣味の園芸

写真1

写真2

写真3

　こまくさ橋を渡ると、右手に花の庭がある。これが、宿の女将が言っていた山野草園のことだろう。確かに、いろいろな山野草が植えられていた。

　不勉強で、名前のわからないものも一つや二つではなかった。例えば、このタツナミソウの様な花姿の山野草、ナミキソウに似ているが、元来は海岸の砂地などに生えるという。では、何なのだろうか？

　先日ご紹介したアサマフウロやら、ツリフネソウなどを眺めながら、アルプス体験館の辺りにたどり着く。
　すると、真っ赤に色づいた木の実が出迎えてくれた。

「うんっ、これはガマズミだね！」

　口には出さず、ちょっと得意げに独りごちる。
　おっ、ご丁寧にネームプレートが掲げてあるじゃないか、どれどれ、と覗いて見ると、

「ヨウズミ（スイカズラ科）実は食用」

　とあるではないか？？？
　なんのこっちゃ(ﾟдﾟ)！　ヨウズミとな？

　いろいろなサイトを調べてみたが、「ヨウズミ（ガマズミ）」との表記で、やはりこの駒ヶ根の地の写真を掲載してらっしゃる方がいた。
　だが、よく利用にする樹木サイトの別名には、

　ヨツズミ／ヨシヅミ／ヨソゾメ／ヨウゾメ／
　ヨソズミ／シモフリ／シモフリグミ

　などが記述されているばかりで、ヨウズミは見当たらない。
　北海道西南部から本州、四国、九州と、ほぼ全国で見ることができる日本固有種だけに、その方言も豊富なのかもしれないね。

　とは言え、用が済んだなんて珍妙な名を冠されたガマズミ、その胸中は如何に、と問いかけながらその場を後にした。


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みんなのコメント（6）

フクロナデシコ 2018/09/18

ガマズミは子供の頃食べて酸っぱくて顔をしかめたものでした。
呼び名も色々あるんですね親などからソゾミと教えられました。こっちの地方の呼び名ですね今では小鳥が種を落としてあちこち生えていましてもはやヨウズミです。

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Kite.com 2018/09/19

ソゾミ――こちらの呼び名も初めて伺いました。

フクロナデシコさん、おはようございます(^^)

東北のマタギたちの間では、疲労回復の特効薬だったそうですよ。ポリフェノールが豊富なんですって。
巷では、どうもガマズミ酒はとても人気があるようです。しかし、僕はやはりハイボールの方が好きかな(笑)

oldna 2018/09/18

ムラサキ色の花、よく分かりませんね。
葉っぱの形状がシソ科の植物には見えないのですが、、
花はアキギリにちょっと似てるような、、でもこれも
シソ科、どなたか答えを出してくれるでしょう。
ナミキソウは全く知りませんでした。

いろいろ候補挙げてみました。
コガネバナとか、エゾタツナミソウとか･･･。
ところが、花の付き方がどうも違うような･･･。

oldna さん、おはようございます。

そして、画像検索したら、ナミキソウに当たったんです。
よくよく見ると、海辺の植物とか。
どうも合点がいきません(・・?

くろのすけ 2018/09/20

一枚目の写真の花は、シソ科のエゾナミキソウのようにも見えますが、いかがでしょうか。
園芸品種かどうかは分かりません。

Kite.com 2018/09/21

くろのすけさん、こんにちは。

冷たい雨の一日でしたね。

そうです、そうです、エゾナミキソウに似てますよね。
こちら、自然の山野草が自生しているわけではなく、ボランティアの方々によって管理されている花の庭園らしいです。
園芸品種ということであれば、エゾナミキソウもありかもしれませんね。
わざわざ有難うございました。これからもご教示のほど、よろしくお願いいたします。

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