とあるベランダの植物の気持ち｜園芸日記byしろばな｜みんなの趣味の園芸

写真1

写真2

写真3

「負けるとわかっていても、戦わなきゃいけない時があるんだ」

そりゃあね、植物だからね、動けないもの。仕方ないね。

【1枚目・パイナップル】
強情な葉っぱを持つ彼は、立ち向かったんだろう。「こ、来いよ
24号っ！オラァ！（ガクブル）」

で、翌朝傾いている、と。葉も何枚かひしゃげ、胴は根元で半ば折れ、首の皮一枚で地面とつながっている。
硬いU字状の葉を四方に伸ばしまくっていたから、プロペラのように航空力学的な揚力が発生したかどうかはわからないが…荒れ狂う風の中で「あひゃあ～＠＠」と叫びながら倒れたんだろう。

台風一過の青空に、遠い目しながら煙草ふかしてるような哀愁が漂っている夜明け。不器用な生き方しかできない。わかります。

【2枚目・とりあえず直す】
原因となった長い葉を幾分切り詰め、支柱を挿して垂直な状態に起き上がらせました。回復するのかな、こいつ。

隣のトックリランは、葉は長くともやわらかく、世渡り上手。荒ぶる風に適度になびいて、台風なんか屁でもなかった様子。うまく生きるってこういうことみたいです。

【3枚目・切った葉】
50cmくらいのが何本かあるでしょうか。壁にこすれた痕もいくらかあります。鉢植えにしては、狭いところで伸びすぎたのだね。


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