オタマ栽培の醍醐味。
手乗り。
上下左右360℃の観察。
根っこ一本一本の伸び具合も鮮明に分かる。
根元から先っちょまで辿っていくのも楽しい。
こうして見ていると、同じ着生ランでも、根の性質が違うのだとしみじみ分かる。
ファレノプシスはくっつくのが好き。根の先が何かに触れているのを好むようで、沿っていればまっすぐ進み、空中に浮かぶと、ふにゃふにゃと曲がって伸びが遅くなる。
デンドロビウムやオンシジウムなど根の細いタイプも、これに近い気がする。
カトレヤやキシスは慎重だ。ピタッと沿って、少しずつ伸びる。宙ぶらりんになるのを好まないようで、オタマからハミ出てこない。
カタセツムの血を引くフレッドクラーケアラもこれに近く、沿うものを探しながら少しずつ伸びていく。
エピデンドルムは、まだ植え込み材に入ったままだが、おそらくカトレヤに近縁であることから根の性質も似てるのではないかと予想している。
自由奔放なのはバンダ系や、シクノチェスの血を引くシクノデス。根元から出てオタマに沿えばビタッとくっつくが、無ければ宙ぶらりんでもお構いなしにグングン伸びて垂れていく。
バンダ系は、根が折れたり曲げられたり障害物に当たったりすると伸長をやめ、別の箇所から伸びてきたりするのだが、シクノデスは傷が付こうが折れようがお構いなしのお転婆さんだ。根っこのカーテンでも作る気だろうか?
ちなみに、貼り付く能力はシクノデスがダントツで高い。オタマにビッタリ貼り付いて外れない。後から傾けたりズラしたりしようとすると、根を傷めなければならなくなる。
次いでキシスやフレッドクラーケアラ、カトレヤ、デンドロ系、オンシ系、と続いて、意外にもバンダやファレノプシスは濡れると途端にオタマから外れてしまいがち。
ファレノプシスは樹の幹に着生するため、貼り付く力よりスキマに潜り込む能力が強いのではと思う。
15号や19号が、オタマのわずかなスキマに根を潜らせていることから予想すると、四方八方に根を伸ばし、デコボコに根をうずめるようにして体を固定しているのだろう。
着生ランの観察って興味深いなぁ。おもしろい!
会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。
カプトメドゥーサ 2024/04/19 | 会津藩校・日新... 2024/04/19 | 時間を共にする... 2024/04/19 |
今朝のクリスマ... 2024/04/19 | てんやわんや💫 2024/04/19 | 私たちは姉妹です🤗 2024/04/19 |
こんばんは〜♪
返信するお玉でも育つ?この間から👀が点でした。着生ラン、流木とかは見たことあるような気がします。
何でも育つんだ。スゴイ。
デンドロも枯らしてしまった経験上何から手を出していいかわかりません。育てられたのはシンビだけ今も元気です。
いつかランも育てて花を咲かせてみたいと刺激を受けました。いつかガンバです。(^^;;
私はお玉では無理ですが、気になったのはお玉の素材何でも育つのですか?
こんばんは。
着生ランは、植え込み材を使う場合は、鉢との相性を考えなければいけませんが、根っこむき出しの場合、何でもOKみたいですよ。お皿に乗せるだけ、プラ鉢に入れるだけ、板の切れ端に張り付けるだけ、オタマに括り付けるだけ、工夫次第で育ちますし花も咲きます。
ただし、水やりの頻度は多くなります。多少サボッても枯れることはありませんが、目に見えて「水が欲しいよ」と葉色が薄くなってしまいますので、そこらへんは生活スタイルとのバランスも大事です。
私が愛用しているのは、100円ショップで売られているプラスチック製の黒いオタマです。黒いものだと白い根がよく見えるし、少しでも冷えにくいようにと選びました。
冬場は乾燥するので、シリコン製の、これまた100円ショップで入手できるカップに入れて保湿しています。以前、そのカップにも根の一部が張り付いていて驚きました。ホントに何にでも張り付くようです。
着生栽培に初挑戦するなら、オンシジウム・トゥインクルがオススメですよ。細いわりに根が丈夫で、花がつきやすいと評判の優秀な品種です。
うまく開花できれば、バニラのような甘い香りが楽しめますよ。ぜひラン栽培、やってみてください(^^)v
まだらさんありがとうございます。
※コメントの書き込みには会員登録が必要です。