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改めて思いつくまま書いてみる。
取り留めの無い文章になるがご容赦願いたい。
まず、サボテン科と違うところは「根が先の方まで太くいわゆるヒゲ根が少ない」ってことだ。
まぁ言ってみりゃぁ蘭の根に似てる。
だから、植え替えの際にも蘭の根の扱い方を真似りゃいい。
つまり、腐った根以外はけっして切り詰めないことだ。
また、腐った根を切り詰める場合でも切断面はきちんと消毒をすること。
消毒剤は色々売ってるが、小生は昔から生石灰の粉を塗ることにしてる。
食品の乾燥剤として入ってるあれだ。
なぜなら根を腐らせる腐敗菌は乾燥に弱いから、まず断面から水分を奪うことが大切。
アルコールもそうだが、細菌を死滅させるのは菌体から水分を奪うからだ。
生石灰は水分を吸収して発熱しやがて消石灰へと変化する。
消石灰は強いアルカリ性を示し腐敗菌が増殖するのを阻害する。
つまり、塗ってから灌水で流れ落ちるまで殺菌力が持続するものと思われる。
もちろん自ずと限界があるだろうが。
昔は、蘭の根の切り口にゃ墨汁を塗ったそうだ。
墨汁の殺菌力にゃどの程度の持続性があるかは知らないが、木製看板に書かれた墨の文字の部分がいつまでも腐らないのを見ると、かなりの殺菌力があると想像させる。
ついでに云うと、昔に教えてもらった蘭の植え替えの際にゃ、蘭鉢の内側にへばりついた根は無理に剥がさず、蘭鉢を金槌で叩いて割り、鉢の欠片(かけら)を付けたまま新しい用土へ植え込む。
京楽焼蘭鉢のような高価な物を叩き割るのはためらうものだが、昔の蘭の愛培家は根を切るくらいなら鉢を犠牲にする覚悟を持ってたということ。
いくら高価な蘭鉢と雖も金さえ出せばまた買える。
だが、蘭の生命はかけがえがない。
もちろん、根を数本切ったからといって必ずしも枯れるとは限らないが、それくらい蘭の生育を大切に考えてるってことだ。
「たかが貧相な蘭ひと株、何千円もする鉢と引き換えにするなど正気の沙汰とは思えない」
趣味の無い人はこう吐き捨てるだろう。
しかし考えてみると、メジャーな趣味として大勢のファンが熱狂する公営ギャンブル。
「馬で蔵建てた奴はいない」と古来云われてるように、一時的に大穴を当てたとしても長い競馬趣味のトータルじゃ、収支がプラスになった人などほとんど存在しない。
競輪・競艇・オートレースも然り。
たまに当てたとしても、それまでスった大金の利息にもなりゃしねぇ。
おいらに言わせりゃ、汗水垂らして働いた大切な銭をそんなドブにぶち込むくれぇなら、たかが数千・数万円を高尚な園芸に費やすなど何ほどの事やあろう。
話がハオルチアから大脱線。
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ご無沙汰してます。
返信する今更のコメントで失礼します。(ちょっと趣味園をサボってました)
鉢を割る気持ちとても解ります!
根っこがへばりついてたら躊躇なく(ちょっとウソ)金鎚を持ってきます!
まあ安物のテラコッタ鉢なんですけどね。そのためのテラコッタ鉢といっても過言はないです。
根っこをぶちぶち切るより鉢を割る方を選びます!
ハオのひげ根を切るときには生石灰がいいんですね。勉強になります。
お久です、ご健勝でなにより。
この日記はお断りした如く取り止めのない駄文でお見苦しい事で申し訳ない。
キョービの蘭愛好家はいざ知らず、昔のマニアは鉢を割って根を守る事くらいは何の躊躇もせず実行しました。
記述のとおり、鉢は買い足せば済みますがランは枯れると取り返しがつきません。
この事は多肉サボテン栽培にも云えることで、栽培に適してると思ったらたとえ栽培品の何十何百倍する価格の鉢でもためらいなく使用するのが真の愛好家だと思います。
現在では各種殺菌剤が市販されてますが、中にゃ毒性の強い製品もあり小生は消石灰が安全かつ便利だと思います。
消石灰は耐性菌が発生することもありませんし。
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