「徒長」のメカニズム🌿💦｜園芸日記by湯島臥牛｜みんなの趣味の園芸

写真1

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茎の節間(せつかん)が間伸びする事を「徒長」と云う。

昔のサボテン多肉愛好者は最もこれを嫌った。

今でこそＥテレなどで使用されて知る人が多くなったが、昔は徒長なんぞと言うと一般の人は「都庁」と勘違いしたものだ。

ホームセンター・百均の園芸コーナーじゃまるでモヤシのようになってしまった株が並んでる。
おいらなんかかわいそうで見るに耐えないから遠回りして園芸コーナーにゃ行かないようにしてる。

売り場管理の担当者の無知が原因。
売り物だろ、ちったぁ勉強しろって。

徒長の最大の原因は「日照不足」

マンション住まいの住宅事情で十分な日照が確保出来ないのはわかるが、今は植物育成ライトが安価で売られてる。

もちろん多肉はセントポーリアみたくすべて人工灯で賄えりゃぁしねぇが、少ない日照と組み合わせるとか、その気になりゃぁいくらでも工夫できる。
可愛いサボテン多肉のためになんとか検討しちみちくり。

1995年の「農業機械学会誌」に面白い論文があった。

「昼間と夜間の温度差と徒長の関係」を栽培実験で証明した。

要約すると、昼間の温度が夜間の温度より高いと１日当たりの節間の生長が良くなり、逆に昼間の温度が夜間温度より低いと節間の生長が抑えられた、というもの。

この実験から「昼夜の温度差」は、昼間(明期)の節間の伸びにゃ効果があるが、夜間(暗期)にゃ効果がないと云う事が判る。

また、その生長の速度は日長時間にゃ左右されず、「昼夜の温度差のみで決定される」そうだ。

この事から、徒長にゃ日照量だけでなく昼の最高温度と明け方の最低温度が深く関係してるのがわかる。

冬場の環境作りを考えさせられる内容。

※〈写真は我が家のハオルチア専用フレーム〉

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芍薬 2024/04/19	藤棚の藤💜🤍開花🐝🐝🐝 2024/04/19	那須高原SAの花... 2024/04/19

デンドロビウム✿ 2024/04/19	また怒られるかも 2024/04/19	福島県南会津大... 2024/04/19

芍薬
2024/04/19

藤棚の藤💜🤍開花🐝🐝🐝
2024/04/19

那須高原SAの花...
2024/04/19

デンドロビウム✿
2024/04/19

また怒られるかも
2024/04/19

福島県南会津大...
2024/04/19

みんなのコメント（6）

ちっちゃい 2019/01/19

今日は^_^
そうだったんですね。
我が家のサボテンびろ〜んと頭に伸びたところがなっていて、環境は中途半端に日が当たり中途半端に暖かいです。
カランコエも家の中に早くから入れてしまうと、長くなります。
何でかな？
と思っていました。

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湯島臥牛 2019/01/19

サボテンの場合、多くの自生地は日当たりが良くて昼間は気温が高く、夜になると急激に下がる環境です。
乾燥地が多いので日照りじゃ日中５０℃、明け方は氷点下という場所もあります。
まさに「１日で日本の四季を繰り返す」環境です。
(ただし南米の温帯産サボテンの自生地は温度差がそれほど激しくない)

日本の冬場の暖房されて温度差の少ない室内じゃまともにゃ育ちません。
熱帯雲霧林原産の観葉植物とは違います。

これが解ってないとサボテン栽培は上手くいきません。

早速、ありがとうございました

まさに、自生地に学べですね。
勉強になりました。

ただし、生物とは面白いもので、必ずしも自生地の自然環境がその種にとって最良かどうかはわかりません。

自生地の荒野から日本の温室内へ来て美しくのびのびと育つ種も珍しくありません。
つまり、良い株を育てるにゃその種本来の性質・風貌がどんなものか理解した上で環境を作ってやる必要があります。

この場合、無知な事は罪作りです。
また、経験も必要です。
植物学的知識と栽培経験、そして植物に対する「愛情ある試行錯誤」も大切じゃないでせうか。