2008年12月18日(木)05:49
『初めてのセブ島』
※
はじめてフィリピンへ行ったのはダイブ・クルージングと称するパッケージツアーだった
成田からセブ直行 ピックアップでセブ港へ
島めぐりをしながら それぞれポイントで潜るって寸法
到着日の晩は航行中の船室で一泊
メシはバイキング式でハポン(日本人)向けに味噌汁 やきそばもある
米はいわゆる外米でぱさぱさ
何年か前 日本でも喰わされた記憶がある
食後デッキに上がってみたら満天の星
天の川もくっきり見えてすばらしい
昔 屋久島でみた星空でもこれにはかなわない
いっぺんでご機嫌になった
キャビンの正面にはバーが開いててフィリピン人のバーテンがいる 愛想がいい
ビールをもらって星を見ながら長椅子で寝そべる
バーは10時までで とうとう最後まで誰もデッキに上がって来なかった
日本人客が5〜6人いたが船室で何やってんだろ
翌朝目を覚して外を見ると 馬の背のような細長い島が先端をこちらに向けている セブの南端だそうだ
その脇にちょこんと小さな島が浮いている
スミロン島というらしい
一発目潜ってみて驚いた
サンゴの多様さと小魚の種類の多さ
カメもいた ロウニンアジのメートル級も見た
上がってからコーヒーを飲んでると船は動き出した
アポ島という所へ向かってるという
何時間かしてアポ島に着いた
椰子の間に掘っ立て小屋が数軒ある
その隙間からわらわらオバちゃん達が出て来てうれしそうに手を振っている
ボートで上陸すると はたして寄ってタカって何か買えという
見ると風呂敷やら貝細工のアクセだ
いらねえと云うとあきらめて若い女の日本人客に食い下がる かなりしつっこい
おいら知らぬ顔してさっさとセッティングして潜行
さすがにスゴイ
バラクーダの渦 枝サンゴの平原 無数の小魚
ギンガメアジの大群
その夜 母船で移動しながら例のデッキのバーで飲んでると若い日本人の男が寄ってきて自己紹介をする
何でも海上保安庁の船長さんとやらで休暇で来ているという
ツアー最終日の夜にセブ市のカジノへ行くので一緒に行かないかという
余分な金は無いしバクチの趣味はないから断わった
次の朝 目の前にペッタンコの島が横たわっている
バリカサグというドロップオフで有名な島なんだそうだ
周囲2〜3Kmってとこか 標高が極端に低い
眺めていると何艘かのカヌーに乗ったオバちゃん達が 漕ぎ付けて来て大声で物を売ろうとする
そのバイタリティーはたいしたもの
にこにこして愛想が良い
東京の商売人も威張ってばかりいないで少し見習うといい
母船からボートに移り 少し岸寄りでエントリー
いやはや このドロップオフ(垂直の崖)はすごい
カレント(潮流)はきついがギンガメアジの渦
地形が面白い
ここで3本潜って 上がってシャワーを浴びていたら一時間だけ島に上陸できるという
まだ日も高いので行く事にした
ボートで上陸すると 白いサンゴのガラの砂浜に乗り上げているバンガーボート(アウトリガーの付いたでかいボート)の脇でヨチヨチ歩きの子供達が海に浸かって遊んでいる
周囲を見渡しても親らしい姿はない
この子達が溺れだしたら一体誰が助けるんだい?
そうしてるうちにオバサン軍団のお出ましだ
あっという間に取り囲まれ買え買えの大合唱
中にはポケットを探るのもいる
しょうがない 1,500ペソ(当時のレートで4,000円位)持ってたので少しのつもりで買ってやった
しかし これがいけなかった
私も私も ってな調子で有り金ぜんぶ買わされそれでもまだ買えという
金はもうねえと財布をヒラヒラさせたら ひとりがそれをつかんで「 Change!」
つまり財布とみやげものを交換しろという
そうすると 私はTシャツ オラはビーサン
バミューダは引っ張るわ グラサンは取ろうとするわ
中にはダイバーウォッチを外しにかかるババアもいる
何のことはない集団追い剥ぎだ
島見物どころの騒ぎじゃねえ
フリ〇ンにされないうちにほうほうの体で船へ逃げ帰った
船でその話をするとチーフのやつ
「今までうちの客であの島で1,500ペソも使ったのは 記録だ 」
って言いやがんの
そういう所だって先に言えっての ったく
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