湯島臥牛さんの園芸日記
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湯島臥牛さん  東京都
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🌱 根の再生のメカニズム

2021/03/30
🌱 根の再生のメカニズム 拡大 写真1 🌱 根の再生のメカニズム 拡大 写真2 🌱 根の再生のメカニズム 拡大 写真3

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雑草はたくましい。
力いっぱい引っこ抜いても また生えて来る。

多肉で、んな事やったら一発アウト。
(根挿しになって芽が吹く?)

もっとも、いくらウチの多肉動物(カミさん)がヒステリーだとて、そこまでやった事ぁねぇが。



植物は成長点が何かでチョン切られると、脇で"待機"してる腋芽(わきめ)が出て成長を再開する。

これを「頂芽優性(ちょうがゆうせい)」という。
この現象はダーウィンとそのせがれが最初に発表した。
それをさせてる植物ホルモンを「ストリゴラクトン」と呼ぶらしい。


また一方、ムシられて土の上へ放置された雑草に根が出ることがある。

しかしこれは我々がいつもやってる「多肉の挿し木」
(挿し木ったってべつに挿しはしないんだけどね)


ってことで、

今回の能書きは「千切れた根の再生のメカニズム」

小むずかしい講釈は聞きたくもないでしょ。
この際、んなのは全部すっ飛ばして結論だけ。
(こちとらも書くの面倒くせぇし)



根は、主根と側根(そっこん)に分けられる。

主根がブッ切られると「側根の出が促進される」現象。

やっぱこれも植物ホルモンでコントロールされてる。
「オーキシン」と呼ぶらしい。
(陣痛誘発のオキシトシンじゃねぇよ)


そんで面白れぇことに、普通に出た側根より主根をブッた切った時に出る側根の方が成長が良いってことだ。


サボテン愛好家は、植え替えの時に太い根を容赦なくぶった切る。
これは永年の経験から、ベテランはそうした方が根の出が良いってことを知ってるんだ。

たとえば、日本の古典園芸の盆栽作りじゃ慎重に根の剪定(根切り)をする。
根切りされた植物は、水や養分を効率よく吸収できる若い根を限られた空間(鉢)で再生する。


やはり先人の言うことは聞いた方がいい。

自分で編み出すのはむずかしいし、もし出来たとしてもその間に多くの植物が犠牲になる。
それは「無益な殺生」というべきだろう。


ただし、ただしだよ、ハオ・ガスは根切りはやめといた方がいい。

これはおいらの経験上。

https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=398460


世の中 何ごとにも「例外」ってものがある。
杓子定規はいけねぇ。




.

「🌱 根の再生のメカニズム」関連カテゴリ

みんなのコメント(9)

湯島臥牛さん、こんばんは。
いつもありがとうござます。
ハオルチアとガステリアの根、植え替える時
折らないように気を付けます。
その前に夏を乗りきれるかハラハラです(^o^;)
ところで頂芽優勢について書こうとしたら、
湯島臥牛さんのと、私の思ってた意味が違う
(゜ロ゜)と思って調べたら頂芽優生というのもあるのですね。勉強になりました!
ありがとうございます(*^-^*)
今日の日記にします!ってまだ写真撮ってなくて、ノロノロです(^o^;)

返信する

いらっしゃい、LUNAさん。

そのようですな、「性」の字を使う場合は微妙にニュアンスが異なるようです。

https://kotobank.jp/word/%E9%A0%82%E8%8A%BD%E5%84%AA%E6%80%A7-1367634

本文に使用したのは、逆説的に通常じゃ抑えられた出芽機能が、頂芽が消失することで作動し出す、という意味で使いました。

返信する

こんにちは。

ハオ、とガス。
よくわかりました。

着れば新しい根が出ると言う単純なものでもないし、
臨機応変隊大事ですね。

返信する

いらっしゃい、akio_no_s30zさん。

アロエ属・ハオルチア属・ガステリア属の根はいわゆる『直根性』

サボテン科のような細かいヒゲ根はほとんどありません。

https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_image_slideshow&target_report_id=11702&num=3

すでに枯れて黒く変色した根は切除するしかありませんが、まだ生きてると思われる根は極力残さねばなりませぬ。

とくに白く若々しい「新根」は絶対傷めないように植え込まねばなりません。

またこれらの植え替えは、根の表面を乾かさないよう手早く終えるべきで、手間取って乾きそうになったら霧吹きで湿らすくらいの配慮が必要です。

それも、カルキの残る水道水は避けて汲み置きの水をスプレーした方が無難でしょう。

初めてコメントさていただきます。
とても勉強になります。

アロエをメインに育ててますが、新しい根っこを痛めてはいけないと、初めて知りました。
植え替えの時に、がっつり根っこを痛めてつけていました。。。

最近アロエを育ててわかったことは、あまりにも水を辛くして育ててると、主根が枯死し、その後新しい太い主根が株元から出てくるを繰り返しているように思います。
私はどうしてもかっこ良く育てたいので(スペースの問題もありますが)、水を辛くして栽培しており、どうしても枯死する根っこがでてきますので、植え替えの際に枯死した根っこを整理するので、新しい根っこも痛めつけてしまってます。。。

返信する

いらっしゃいまし、かじゅじゅさん。

アロエを中心とはお珍しい。

近年はハオルチア全盛時代が続きアロエはなかなか隆盛が訪れませんが、かく申す小生も現在所有するアロエは「千代田姫」のみ。

もっとも、過去に「千代田錦」「竜山」「不夜城」「綾錦」「ジュクンダ」「ソマリエンシス」など栽培経験があります。


おっしゃるとおりアロエ属は旧ユリ科で、ハオルチアやガステリア属にごく近縁種属でありまして、サボテン科のようないわゆる「ヒゲ根」はごく少なく、その太い「ゴボウ根」の再生能力は年単位の新陳代謝に限定されます。

種類にもよりますが、新根の出は限られておりその年の新根は大切に扱わねば次の年まで少ない根のまま過ごさねばならない羽目に陥ります。

それと、アロエは花サボテンのように冬季にゃ辛めの灌水でも結構ですが(完全断水はダメ。「瞬間輿水」「鉢際灌水」で微量水やり)、成長期にゃタップリとやらねばコジれるケースが出て来ます。

なお、水やりの水は、真夏以外はぬるま湯をやって下さい。
出来るだけ根の周囲の土を冷やさない事。

また、注意点としては、アロエ属はハオルチア・ガステリア属と違って「温暖季生育型」
成長期は春から秋までの温暖季です。

真夏でも休眠はしませんので「節水」の必要はありませんが、鉢は小型の「朱温鉢」を、大型にゃ「駄温鉢(アサガオ鉢)」を使用するのがベストです。

その際は通風を良くして蒸れないよう注意が必要です。


ウチの千代田姫
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_image_slideshow&target_c_album_image_id=1128248

https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_image_slideshow&target_c_album_image_id=1328901

おっと、今気が付いたんですが、我が【新・多肉コミュ】にご参加ありがとうございます。

何でも結構です、新しくトピックを立てるなり、過去トピックにコメントなさるなり御活用くださいませ。

当コミュは気さくな親切な会員さんばかりですので楽しいですヨ。
コミュニケーションは抜群ですぐに返信があります。

湯島臥牛さん

アドバイスありがとうございます!
多肉を初めて日が浅く昭和最後の出生年代の若造ですが、今後ともよろしくお願いします。

個人的にはアロエブームは来ないで欲しいです。笑
ブームとともに価格が高騰してしまうのを、恐れてます。笑

千代田錦やsladeniana,dinteriは、南アからナミビアにかけて生息するこれらのアロエは、最近になりゴニアロエへ再分類されたようです。
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Gonialoe

私は昔から園芸に使用されている釉薬の信楽焼(青色)を使ってます。
完全に見た目重視です。笑
朱温鉢も積極的に使ってみます!

コミュニティの方にも参加していきたいので、今後ともよろしくお願いします。

返信する

そのようですね、「ゴニアロエ属」
去年その内容の記事を読みました。

2014年南アのボタニスト(植物学者)ジョン・C・マニング氏のゲノム解析によって再編成された件ですね。

南アフリカ・ナミビア・アンゴラに跨(またが)る地域に自生する3種=Gonialoe variegata(千代田錦)・Gonialoe sladeniana(素芳錦)・Gonialoe dinteriがこの属へ編入されたようです。

UPされた系統図を見ると小生のような脳細胞が萎縮しかかってるロートルにゃついていけませんね。

もう時代は変わってるようです。

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