湯島臥牛さんの園芸日記
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湯島臥牛さん  東京都
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グリーンアイスの開花

2021/05/01
グリーンアイスの開花 拡大 写真1 グリーンアイスの開花 拡大 写真2 グリーンアイスの開花 拡大 写真3

「グリーン・アイス」開花。ガステリア属


これは「小亀姫(姫虎鉾)」の"細葉変種"



「小亀姫」は正式にゃ「ビカラー小型変種リリプターナ」

「姫虎鉾」は昔に呼んでたシノニム(同種異名)で、ふつう世間じゃ「小亀姫」って流通名で通ってる。

まぁたしかに戦前からある「虎鉾」に柄がクリソツ。

だから「姫虎鉾」って呼びたい気持ちもわかるけど、「虎鉾」は『カエスピトーサ』って云うれっきとした原種で、同じく原種の『ビカラー/ビコロル(Gasteria bicolor)』とは種自体が違う。





📸① Gas.「グリーン・アイス」の花。

非常に小っちゃな花・1㌢に満たない。

ガステリアの花は、蜂などの昆虫の代わりに中南米のハチドリの遠い親戚(平行進化)「タイヨウチョウ」という小型の鳥が花粉を媒介するのでこんな奇妙な形になってる。
(『花粉送粉者』をポリネーターと云う)






📸② 長い花茎。30㌢もある。

花茎がこんなに長いのはガステリア属に共通。

同じユリ科(ツルボラン亜科)のハオルチア属・アロエ属もみんなそう。

南アの自生地が草むらの中とか灌木の根元だから、ポリネーター(花粉媒介者)の小鳥に少しでも目立つために花茎を不相応に高く伸ばすのヨ。






📸③ 葉が極端に細長い。

けっして徒長してるわけじゃない。
憚りながら、こちとら徒長なんぞさせる訳ねぇ。
元々がこういう葉の変種なんだ。

葉先が"先枯れ"してる葉があるが、これこそが百均の黒い遮光シートを直接葉に触れさせた火傷の痕。

ヘタこいた。





※ガステリア「小亀姫(リリプターナ)」

https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_image_slideshow&target_c_commu_topic_comment_id=114314&num=1


※ウチのガステリア・コレクション

https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_fh_album&target_c_album_id=23376



※ネット上のガステリア各種図鑑(ほかにも沢山ある)

http://albino.sub.jp/cgi-bin/database.cgi?equal3=Gasteria&keys8=.jpg&tid=list2&print=25






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「グリーンアイスの開花」関連カテゴリ

みんなのコメント(8)

こんばんは。。

ハオルチアもエケベリアも、
すんごく長いんですよね、、、花茎。
大変な体力を使うだろうに、
なぜこんなにも伸ばすのか、、と思ってたんですよね。。

やっぱり、モノの道理、知識があると
形に納得。
しかし、不思議なのは、どうやって対応するように
自分の種を改良したのかなぁ、ってこと。
世界は不思議で溢れておりますね。

返信する

いらっしゃい。akio_no_s30zさん。

このように生物は「合目的的」に進化して来たんですね。

ただ、おっしゃるように、それを「こうすれば良い」と認識した主体が居て、体をカスタマイズした客体が居たわけです。

その進化を人類は『用不用説』や『自然選択説』『突然変異説』で片付けて来たんです。

小生はそれをどうしても納得できませぬ。

それは『神の意志』と云うべきか。

今日は☺️

多肉植物の花は綺麗ですが、ガステリアも想像外に可愛いです💕。

茎が長い理由も分かりました✨

返信する

いらっしゃい、エアースプリングさん。

想像外ですか(笑) 

まぁ、そうですね、ガステリアは臥牛を始め"容貌魁偉"な外見の物が多いですから。

こんにちは~♪
ガステリアにも花が咲くんですね✨
(🔰すみません、よく知らなくて💦)
多肉食物の名前、
漢文調というか、何とも
カッコいい名前が多いですよね。
いつも、音読みか訓読みか、悩みます(笑)
どびんのハルオチアは、つぼみが上がってきました💕
これからも
湯島さんの日記、のぞかせていただいて、
多肉食物や、サボテンの勉強したいです⤴
よろしくお願いいたします~😁✨✨

返信する

いらっしゃい、どびんちゃんさん。

多肉としてはガステリアはたしかにマイナーです。

しかし、我が国は戦前から「臥牛」「虎ノ巻」「聖牛」「白青竜」、その斑入りなどが愛好家によって作出され、かつては欧米でも類を見ないような『ガステリア先進国』でした。


ただ、そのブーム(当時は"当世の流行り"と)の主体は男性で、"サボテンのオマケ"とか東洋ラン・万年青・"青々とした長葉物"のついでに栽培、としての地位に甘んじてました。

近年の「多肉女子」「タニラー」による"可愛い原理主義"的コレクションからすれば、奇怪な姿のガステリアは敬遠されるのはむべなるかな、ですね。


サボテンもそうですが、戦前に舶来した物は、当時の有識者のほとんどが漢籍書物に通じてたゆえもあり、和名を付けるのに漢文調あるいは古文・歴史に因んだ命名になるのはやむを得ない。

小生のガキの時分もそうでしたが、昔はヘタにカタカナ名を付けたりすると「西洋カブれ」「ハイカラ好み」などと軽蔑される風潮があり、どうしても硬い印象の命名にならざるを得なかったのでしょう。



日記を読んで戴けるとの事、ありがとうございます。

ついで、と言っては何なんですが、小生が管理人を務めてる当サイトのコミュニティ―【新・多肉コミュ】も一度のぞいて見て下さいまし。

『属・種ごと』のトピックが会員の皆様から立てられ盛況を呈しております。

https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_c_detail&target_c_commu_id=377

湯島臥牛さん、こんにちは☀
コミュニティ、とてもおもしろいし、勉強になります!
教えていただき、感謝です♪
多肉食物や、サボテン好きにはたまらない💕
花の女子大生だった、遠い昔
郷里を離れて、独り暮らし。
ずいぶんと
多肉食物たちに心救われていました~。
でも、相変わらず、詳しいことは知らなくて🔰
とても頼りになります❗
これからもよろしくお願いいたします😁✨✨

返信する

どびんちゃんさん、こちらこそよろしくお願い申し上げます。

今後もコミュニティをドシドシご活用くださいまし。
仲間が必ず出来ます。返信も楽しみですよ。

この趣味園の会員さんは皆さん善人ばかりで、一番悪いのはおいらですよ。
でもこれからは心入れ替えて皆さんのお役に立とうと思ってます。

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