2019年11月16日記す
『アオキ(日本原種) ...と…斑入りアオキ(園芸種)の《栞》』
5年位前にアリス・M・コーツ著 ( 遠山茂樹訳『プラントハンター東洋を駆ける〜日本と中国に植物を求めて〜』)に出合った。私は、プラントハンターの言葉を初めて知り、そういう分野の存在があることに興味を持った。
先日、新聞の新刊案内広告でプラントハンターについての権威者、遠山茂樹著『歴史の中の植物〜花と樹木のヨーロッパ史〜』八坂書房)を知り購入。
先ず、あとがきを読み始めることにしたら、その右のページの「アオキ」という文字に目を奪われ熟読した。偶然、奇しくも2日前『趣味園』にアオキの写真を投稿をしたばかりだった。
あとがきより先にアオキの記載されている内容を読んだ 。ここで、これまで知らなかったアオキについてのエピソードが語られていたので嬉しくなった。
要約すれば下記の通りである。
1860年、スコットランド人のプラントハンター、ロバート・フォーチュンが来日。当初、ヨーロッパには斑入りの庭木はほとんどなかった。アオキだけは斑入りの雌木のみがオランダ東インド会社によって持ち込まれていたが雄木がなかったため結実しなかった。
フォーチュンはこれに着目して日本からアオキの雄木をヨーロッパに持ち込んだ。
その功績によってアオキは紅い実をつけるようになり、ついにヨーロッパでも庭園や公園の植え込みなどに植栽されるようになったのである。
フォーチュン曰く: はるばるイギリスから日本に渡り、旅しただけの甲斐があったというものだと自負した。
この史実によって、プラントハンターが果たしてきた大きな役割、社会的貢献度の高さが世界的に是認される由縁であると敬服。私は、ますますプラントハンターについて知りたい意欲が湧いた。
上記から、実をつけるには雄木と雌木の2本が必要なのに我が家の斑入りアオキは一本のみ。実が成る時も、成らない時もある。そこで気付いたことは、我が家のアオキは雌木で、近くに雄木があってハチや蝶々などの昆虫を介して受粉が行われるからだと納得。
アオキは40数年前から我が家にあるが斑入りなので長年アオキは斑入りしかないと思っていたら、この間、友人Hさんが斑入りは園芸種と教えてくれた。
徳川美術館の庭園に何本もの原種アオキがあり可愛い実が付いていた。
写真
*原種アオキの実
*我が家の斑入りアオキは実が成っていないので葉でカード作成
*原種の葉で草履を作った
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興味深く
返信するありがとうございます。
アオキは 美しいですね。
山庭でなじみのあった、
こどものときから だいすきです。
花籠さん ご無沙汰しております
返信するお元気ですか
花籠さんのアルバムはいつも美しくて見惚れてしまいます
斑入りのアオキは 小学生の頃から好きでした
一枚の葉も飾り方で活きてきますね
参考になります
私 趣味園に少しずつ戻って来てます
また宜しくお願い致します
教えて頂いたヨーグルト 長女も私も欠かさず作り続けております😋
キッカケ頂けて嬉しいです😃
花藍さん、初めまして。こんばんは。
返信するミツマタとシドモア桜の写真にいいねをくださってありがとうございます。
うちの近所に斑入りのアオキの長い生け垣があります。通りかかる度に見とれてしまいます。
こんばんわ('ω')ノ
返信するヨコハマから群馬県へ移植したアオキ・・・
普通のはあまり元気がないのですが。
斑入りのアオキはとても元気で大きくどんどん成長しています。
寒さに強いのでしょうか?
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