『ズミ』の挿木も終わり、この日記を書いている途中。
「このスダチ知っている?」と妻の切り抜き。
パッと見て、驚いたね。
3月上旬まで貯蔵していても、風味が変わらないし、緑色の皮が保たれる『すだち』だそうだ。
毎年、お裾分けする知人の方から、頂いた「朝日新聞」夕刊 2022年1月11日の切り抜き記事である。
津村哲宏上席研究院さんが、見つけ育てられた突然変異種のスダチ。
私どもは、諦めながらも播種から14年以上経過しても、スダチの種からは、花も咲かないし実も出来ないのだ。
ところが、正月が過ぎても緑色したスダチが冷蔵庫の袋の60個中にひとつあった。この種を採り出して、種を蒔き出来たのがこの『勝浦1号』だ。
これを育てると、翌年の3月まで風味と皮の緑が保たれると言う。
「ホント、スダチ自身も突然変異種ですが、再度、突然変異種が生まれたのである。」
徳島県の阿南と言えば、昔からミカンの産地でもありますね。
接木によるクローン種、私ども阿波徳島出身者でよけいに育ててみたい。
やはり、根気強く偶然の発見と実験を繰り返し、この変異種が生まれ、大変な品種が出来たものですね。
「凄い! スゴイ! すごい!」新品種ってこんなものかな。
あの桜『ソメイヨシノ』も交配して出来た何千本中の1本だけの変異種、きれいな花が咲いたクローンなのです。
こんばんは。
返信する夢のある話です。
60個のうちの一つに気付けて、それを育て切る事が出来るか。
気付きも凄いんですけど、一つの実から採れる、ほんの僅かな実を育てる事の難しさ。
偶然の産物ではあるかも知れません。でも、その偶然は、誰にでも訪れる訳では無いですし、その偶然を活かし切る技量が何より必要な事案なのかな、と。
少なくとも、私の目には、meikaさんは、その近みに居られる方に見えます。
ぶんぶん55 さん
コメントありがとうございます。
逆立ちしても、私どもにはこの方の足元にも及ばないですね。
単なる偶然の発見でも、『すだち』の種から実を蒔き、十数年経過しても、育てているのはたった1本の樹です。
ウンともスンとも言わず2,3年に1回、1本の実生苗を見守っているだけで・・・
この壁をどう破るか、手も足も出ない達磨さんですね。
亀さんなら希望も有り、手足が出せるのにね。meika
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