こんにちは。新宿御苑です。
新宿御苑と言えば、まっさきに、緑の芝生を思い出す方も多いかもしれませんね。
5年ほど前の東京メトロのCMで、「ニューヨークに行くのはやめた セントラルパークより新宿御苑」というキャッチコピーで、イギリス式風景庭園の芝生広場の映像が紹介されましたが、ちょうど今、そのセントラルパークにも似た広大な緑の芝生が楽しめる季節となりました。
芝生と一言にいっても、その手入れには色々な工夫がなされているのをご存知ですか。
新宿御苑の芝生は、冬に枯れる種類なのですが、ちょうど春の芽出しの時期から夏の生育期にかけては、肥料や刈込、雑草取りと、毎日こまめな手入れを行っています。
部分的に傷んだ箇所について、ちょうど今週から補植作業が始まりました。
地面を耕耘して均した後、職人さんたちが一枚一枚新しい芝生を敷きこんでいきます。
あとは自然にまかせて、たっぷりと雨の恵みをもらい、しっかりと根を張ってゆくことでしょう。
今から100年以上前の新宿御苑も同じように、職人さんたちの手によってこの芝生広場が作られました。 それからはや1世紀、新宿御苑の代表する景観となっているのがこの広大な芝生なのです。
なにげない風景のなかに、それを作り上げた人々の想いがあることを知るとき、またさらにその風景やそれを体験するこの時間が、いとおしくそして大切に思えてきます。
今日の職人さんたちが手がけたこの芝生も、これから長い年月を御苑の景観を守ってゆくものになることでしょう。
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