生態園の外周で、低木のウツギ(別名、卯の花;アジサイ科、旧分類ではユキノシタ科)の花が咲いています。白く咲き揃った満開の垣根は、サクラ並木にも負けない美しさです。このウツギは一昨年、塀の工事のため強く剪定し、昨年は花が少なかったのですが、今年は満開となりました。これは、ウツギの花は1年目の枝には着かず、必ず2年目の枝に着く性質があるためです。花には蜜や花粉が豊富にあり、クマバチが訪れていました。5枚の花びらの内側には、10本の雄しべと3本の雌しべが見えます。雄しべには長短があり、短い雄しべと長い雄しべが交互に並んでいます。また、雄しべは、先端の少し下から翼が発達して細長い板のようになるのが特徴で、隣り合う雄しべ同士が樽板のように並んで、蜜のある花の内部を隠しています。翼の上端は突起になり、手のように左右に伸びています。やってきた昆虫が花の内部に口を差し込むと、その体に突起が引っかかって雄しべが揺れ、昆虫に花粉が付く仕組みでしょう。
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