ハーブ図鑑 知っておきたい定番人気ハーブ18種類!

ハーブにはたくさんの種類があります。ここでは料理やクラフトなど、いろいろ使えて満足の人気ハーブ18種類を紹介します。
独特な香りや風味をもち、暮らしに役立つ植物をハーブと呼びます。身近に育てて、いろいろな楽しみ方を試してみませんか?

*手軽に香りを楽しむハーブでも、食べたり、皮膚に触れたりすると、体質や体調によってトラブルの原因になることがあります。注意して使用しましょう。

育てやすい&どんどんとれちゃうハーブ 3種

  • イタリアンパセリ
    収穫期:年中
    利用方法:料理、ティー、ポプリ
    暑さ寒さに強いので、丈夫でビギナー向きです。キッチンの近くで一鉢育てておけば、さまざまな料理の風味づけに重宝します。大きく育てて少しずつ使うのがコツです。
    育てる場所:日なた、半日陰
    相性のよい食材:貝類、トマト、卵
  • バジル
    収穫期:6月下旬~8月
    利用方法:料理、精油
    夏のハーブの王様。料理に活躍する人気のハーブです。気温が上がるとすくすく育ち、タネからも苗からも手軽に栽培できます。
    育てる場所:日なた
    相性のよい食材:トマト、チーズ、ニンニク
  • レモングラス
    収穫期:年中
    利用方法:料理、ティー、ポプリ、精油
    さわやかなレモンの香りが、軽く触れるだけで葉先から根元まで漂います。料理、お茶、お風呂など利用範囲が広く、夏に旺盛に育つ頼もしいハーブです。
    育てる場所:日なた
    相性のよい食材:白身魚、鶏肉、ナンプラー
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育てやすいハーブ 6種

  • ジャーマンカモミール
    可憐な花の甘い香りは大人も子どもも魅了します。ヨーロッパでは古くから「おかあさんのハーブ」と呼ばれ次々と咲く花が利用されてきました。繁殖力も旺盛でこぼれダネでどんどんふえます。
    育てる場所:日当たりと風通しがよい場所
  • コリアンダー
    収穫期:5月下旬~11月上旬
    利用方法:食用
    タイやベトナムの料理には欠かせないハーブ。タイではパクチー、中国料理ではシャンツァイと呼ばれています。葉だけでなく、根からタネまですべて利用されています。
    育てる場所:日当たりと風通しのよいところ
    相性のよい食材:甲殻類、ナンプラー
  • タイム
    収穫期:年中
    利用方法:料理、精油、ティー、浴用
    用途の広い便利なハーブの代表格です。一鉢あれば、料理の風味づけに大活躍。踏んだりするとにわかに立ち上るすがすがしい芳香は、庭の大きな楽しみにもなります。
    育てる場所:日当たりのよいところ
    相性のよい食材:肉類、魚類
  • ミント
    収穫期:3月~10月
    利用方法:料理、製菓、精油、ティー、ポプリ、浴用
    ハーブ栽培の第一歩ならミント! 切って枝葉を伸ばして、使いながら育てます。スーっとする清涼感のある香りの葉を思う存分楽しみましょう。とても丈夫で育てやすく、衣食住のさまざまなシーンで活用できます。
    育てる場所:日なた、半日陰
    相性のよい食材:ラム肉、乳製品
  • ローズマリー
    収穫期:年中
    利用方法:料理、製菓、精油、ティー、ポプリ、浴用
    針葉樹に似た爽快な香りを放ちます。料理やスキンケアなど用途が広く、おすすめ定番ハーブの一つです。個性的な細葉と連なって咲く清楚な花も庭のアクセントに好適です。
    育てる場所:日当たりのよいところ
    相性のよい食材:羊肉、鶏肉、レバー、ジャガイモ
  • ローリエ
    収穫期:年中
    利用方法:料理、精油、ポプリ
    和名はゲッケイジュ(月桂樹)。甘くてスパイシーな香りが立ち上がり、料理の風味づけに欠かせないハーブです。美しい常緑の庭木としても愛されています。
    育てる場所:日なた、半日陰
    相性のよい食材:肉類、魚類
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その他の人気ハーブ 9種

  • オレガノ
    収穫期:4月~12月
    利用方法:料理、ティー、浴用、ポプリ
    葉や花の色形、そして香りもバラエティに富んでいます。オレガノには‘ケント・ビューティー’のように花がきれいでも料理には向かない品種もあります。
    育てる場所:日当たりと風通しのよい場所
    相性のよい食材:トマト、チーズ、肉類
  • シソ
    収穫期:6月下旬~8月
    利用方法:料理
    冷奴の薬味や刺身のつまとして和食には欠かせないシソ。防腐殺菌効果だけでなく、抗酸化作用もあり、じつはかなりの優れものです。摘心と切り戻しでこんもり仕立てて育てます。
    育てる場所:日当たりと風通しのよいところ
    相性のよい食材:刺身、鶏肉、豆腐、すし飯
  • セージ
    収穫期:3月~11月
    利用方法:料理、ティー
    「セージのある家には病人がいない」ということわざがあるように、昔から薬草として人々の暮らしの中で大切にされてきたハーブです。地中海生まれのセージは湿った環境は苦手なので、乾かし気味に育てましょう。
    育てる場所:日当たりと風通しのよいところ
    相性のよい食材:豚肉、内臓肉
  • チャイブ
    アサツキの仲間ですが、そのマイルドな風味は和洋中を問わずに使えます。ポンポンのような愛らしいピンクの花もサラダやオムレツでいただきましょう。
    育てる場所:日なた~半日陰
    相性のよい食材:鶏肉、白身魚、乳製品、卵
  • ナスタチウム
    収穫期:5月~11月中旬
    利用方法:料理、ティー
    花色が豊富で、ハーブガーデンを鮮やかに彩ってくれる存在です。エディブルフラワー(食用花)としても人気です。温度管理をうまく行うと寒くなるまで楽しめます。
    育てる場所:日当たりと風通しのよいところ
    相性のよい食材:白身魚、鶏肉、サラダ
  • ラベンダー
    収穫期:6月~7月中旬(花)
    利用方法:精油、製菓、浴用、ポプリ、クラフト
    「香りの庭の女王」と称えられる、もっとも香り高いハーブです。高温多湿の日本の夏をいかに乗り切るかがラベンダー栽培で最大の問題です。こまめに剪定し、株の更新をはかりましょう。
    育てる場所:日当たりと風通しのよいところ
  • ルッコラ
    収穫期:タネまき時期によって異なる
    利用方法:料理
    ゴマのような香りとクレソンに似たさわやかな辛みが特徴のハーブです。タネまきから収穫までたったの1か月。間引きながら、たっぷり収穫しましょう。
    育てる場所:日当たりと風通しのよいところ
    相性のよい食材:トマト、チーズ、生ハム
  • レモンバーベナ
    収穫期:5月~11月
    利用方法:料理、ティー、浴用、ポプリ
    堅い葉は生食には向きませんが、じっくり煮だした香りのよいティーは幅広く利用できます。生葉を入浴剤として使えば、1日の疲れもいやされ安眠できるでしょう。
    育てる場所:日当たりのよいところ
    相性のよい食材:フルーツ(柑橘以外)、魚類
  • ユーカリ
    収穫期:年中
    利用方法:精油、浴用、クラフト
    ユーカリの枝葉には、揮発性の香り成分を含んでいて、美容や健康に役立ちます。ドライにしてクラフトの楽しみも。暑さに強いうえ、多くの種類は-10℃程度まで耐えて、冬の庭にも美しい緑を提供してくれます。
    育てる場所:日なた
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もっと詳しく知りたい方に

    『育てておいしい まいにちハーブ』では、上記で紹介したハーブについて、鉢植え・庭植別に育て方を詳しく解説しています。それぞれのハーブを使ったレシピや、利用方法などもたっぷり紹介。
ちょこっとハーブで、どっさり収穫! 一鉢でもしっかり育ち、どっさり収穫できるハーブ栽培のハウツーと、まいにちの生活で活躍するアイデア&レシピをスタイリッシュに提案。はじめてハーブを育てるビギナーにもわかりやすく、一つ一つていねいに解説します。

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