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キウイフルーツは高温多湿の気候にとても適しているので、日本では多くの地域で栽培可能です。雨や害虫にも強く、完全無農薬で栽培できるので、その点からも家庭栽培では魅力的な果実といえます。
【収穫まで】早ければ2年(つぎ木1年生苗の場合)
【鉢の大きさ】8号(つぎ木1年生苗の場合)
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アンズは生食用と酸味の強い加工用の品種があるので、苗は目的に合ったものを購入しましょう。アンズは本来は夏、雨の少ない冷涼な気候を好む果樹ですので、暑さに弱く、夏の暑さ対策が非常に重要となります。花だけでも栽培価値は十分です。
【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
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サクランボは暖かい地方で育てるのは難しいと思われがちですが、種類を選べば全国で育てることができます。‘スタークリムソン’‘ステラ’など1本でも結実する品種がありますが、‘佐藤錦’‘高砂’など受粉樹が必要な品種が多いので、選ぶときには注意しましょう。
【収穫まで】2年(つぎ木1年生苗の場合)
【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
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ブドウは、10房程度の収穫であれば、大型プランターのトレリス仕立てでも十分可能で、棚がなくても自由に仕立てて楽しめます。あまり青果店に並ばないような品種を育てれば、楽しみはいっそう増します。
【収穫まで】早ければ1年
【鉢の大きさ】野菜用などの大型プランター
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レッドカラントとも飛ばれます。夏の高温と乾燥が苦手で、温暖地では夏、寒冷紗で遮光したり、風通しのよい日陰に置くなどの工夫が必要です。日本では果樹より観賞用として扱われることが多く、夏に実つきの鉢植えが出回ります。
【収穫まで】1~2年
【鉢の大きさ】8号程度
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実ウメは花も実も楽しめ、育てやすく、ほとんど無農薬でつくることができるので、家庭にはぜひ欲しい果樹の一つです。一部小ウメには1本で実がなるものもありますが、確実に結実させるためには3品種以上あるとよいでしょう。
【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
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スモモはウメと同様、日本の気候に適しており、品種さえ選べば家庭でも栽培しやすい果樹です。完熟まで樹上で育てることができれば、スモモ(酸っぱいモモ)の名を払しょくする甘味十分の実を楽しむことができます。
【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
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プルーンはスモモと同じスモモ属(サクラ属)の果樹です。夏に雨の多い気候には適さないので、スモモのように家庭向きではありませんが、病害虫の防除などにある程度手をかければ、スモモにない結実の風情を楽しむことができます。
【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
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ユスラウメは古くから家庭果樹として珍重されていますが、その理由は暑さや寒さに強く、病害虫もつきにくいところがあげられます。果樹としてだけでなく、実も花も美しく観賞樹としても利用されます。
【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
【鉢の大きさ】8号程度(つぎ木1年生苗の場合)
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モモは真夏に収穫される果物ですが、傷みやすいため市販のものは完熟前に収穫されています。本当のおいしさを味わうには、自分で育てて完熟したものを収穫するのが一番です。モモは1本だけでもよく結果し、植えつけた翌年から楽しめます。
【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
【鉢の大きさ】8号(つぎ木1年生苗の場合)
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ネクタリンはモモの変種で、モモのような果皮の毛がありません。一般の栽培管理はモモと同様ですが、特に実が雨に弱いので、一部の早生品種を除いては、袋かけが必要です。栽培はモモのほうがはるかに簡単です。
【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
【鉢の大きさ】8号(つぎ木1年生苗の場合)
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「1日1個のリンゴで医者いらず」といわれる、医食同源そのままの果樹であるリンゴ。‘アルプス乙女’は、開花時期が最もはやく、開花期間が長いので受粉樹として最適です。自分で育てて旬を味わいたい栄養果実です。
【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
【鉢の大きさ】8号(つぎ木1年生苗の場合)
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ナシといえば棚仕立てしかできないような印象がありますが、簡単に、しかもコンパクトに仕立てることが可能です。交配樹は、開花期さえ合えばニホンナシとセイヨウナシでもかまいません。
【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
【鉢の大きさ】8号以上(つぎ木1年生苗の場合)
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カリンとマルメロは混同されがちですが、果皮が軟毛におおわれているのがマルメロ、軟毛がないのがカリンです。春のピンクの花、秋の黄色い実と紅葉、冬の木姿や木肌と、見どころいっぱいの実もの盆栽としても楽しまれています。
【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
【鉢の大きさ】8号(つぎ木1年生苗の場合)
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カリンとマルメロは混同されがちですが、果皮が軟毛におおわれているのがマルメロ、軟毛がないのがカリンです。カリンと同様に生食での利用はできず、シロップ漬けやジャムなどにして利用したり、果実の芳香を利用できます。
【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
【鉢の大きさ】8号(つぎ木1年生苗の場合)
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耐寒性:強い
必要な本数:1本で実がなるものが多いが2品種あったほうがよい
カキは育てやすく、家庭栽培でもおすすめの果樹です。甘ガキは、東北南部以北では渋が十分に抜けないことがあったり、栽培が不可能なものもありますが、渋ガキであれば本州ならどこでも栽培が可能です。
【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
【鉢の大きさ】8~10号(つぎ木1年生苗の場合)
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クリは鉢栽培でも非常に簡単に結実します。早くから結実させ、剪定をうまく行えば、かなりコンパクトに育てることも可能です。収穫したものはすぐに食べず、冷蔵庫で2週間程度貯蔵すると、実の中のデンプンが糖にかわるのでおいしくなります。
【収穫まで】早ければ2年(つぎ木1年生苗の場合)
【鉢の大きさ】8号(つぎ木1年生苗の場合)
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ビワの独特の形をした実は甘みと酸味が調和して、生食はむろんのこと、ジャムにしても美味です。柑橘類の栽培が盛んな地帯では必ず栽培されています。実だけでなく、葉も健康茶として利用できます。
【収穫まで】3年程度(つぎ木1年生苗の場合)
【鉢の大きさ】8号(つぎ木1年生苗の場合)
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果樹というよりは実のなる庭木として扱われてきました。庭植えではまったく放任で、あまり肥料を施さずに管理してやれば、ほとんど剪定もいらず、毎年収穫が見込めます。ビタミンCが豊富で、甘さとともに独特の渋みがあります。
【収穫まで】3年程度(さし木1年生苗の場合)
【鉢の大きさ】8号以上(さし木1年生苗の場合)
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ザックリと果皮の割れた赤いザクロの実がのぞいている風景は、カキと並び秋の風物詩です。露地植えにすると大きな株となりますが、大きさのわりに実の収穫量が少ないため敬遠されがちな果樹です。鉢植えにして雨の時期は軒先に入れてやるようにすると、安定して収穫できるようになります。
【収穫まで】3年程度(さし木1年生苗の場合)
【鉢の大きさ】8号以上(さし木1年生苗の場合)
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