ガステリア・ピランシー錦
撮影/10月
古典的な植物だけど、今も変わらず根強い人気あり!
基本データ
- 分類
- ツルボラン科 ガステリア属
- 学名
- Gasteria pillansii f. variegata (ガステリア・ピランシー バリエガータ)
- 自生地
- 南アフリカ
- ふやし方
- 葉ざし、タネまき(実生)、株分け
- 色
-
緑・黄系
赤・ピンク系
- 生育タイプ

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春秋型
- 特徴
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解説
ガステリアのなかでも滑らかな肉厚の葉を持つピランシー。本来の緑色の葉に、クリームから黄色の斑が入ったものはピランシー錦と呼ばれます。
斑の部分は光合成できないため、通常のピランシーに比べ成長はゆっくりですが、深いグリーンと斑のコントラストが美しい魅力的な品種です。
根は太く、地中深く伸びるため、深鉢で育てるのが適しています。春に長い花茎を伸ばし、オレンジ色の花を咲かせます。この花の形が胃(gaster)の形に似ているところが名前の語源となっています。専門店などで入手します。
育て方・管理のポイント
風通しのよい、遮光した場所で管理します。
葉ざしで簡単に増やすことが可能です。葉が途中で折れても大丈夫です。切り口をしっかり乾かし、バーミキュライト、赤玉土、鹿沼土などを単体で用いたさし床にさします。
【枯死しない最低温度/0℃】
撮影/10月
撮影/1月 冬季、赤く染まった株姿も美しい
撮影/1月
ガステリアの花(写真はガステリア・ラウリンソニー)。胃(gaster)の形に似ているところが名前の由来
教えてくれた人
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松岡修一(まつおか・しゅういち)
多肉植物栽培家。奈良県で多肉植物の生産・販売を行う「たにっくん工房」を経営。ユーフォルビアをはじめ多肉植物の育種にも取り組んでいる。また海外で開催される品評会で審査員も務めている。
(写真撮影)田中雅也
ガステリアとは?
ガステリアは、アフリカ南部に分布している多肉植物です。属名のガステリアは、花の形が胃(gaster)の形に似ていることが語源となっています。古くから栽培されていて愛好家に人気があり、葉の色や模様、形、斑入りのものなど、さまざまな愛好家好みの品種がつくり出されてきました。葉は乾燥に耐えるため肉厚で、臥牛(がぎゅう)は葉が左右に規則正しく重なり合う古くから日本で栽培されている種類です。らせんのようにいくつもの葉を重ね合わせて成長する「春鶯囀(しゅんのうでん、Gasteria batesiana)」や…
みんなの写真
ガステリア
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