胡蝶蘭ミディです。元気な葉と花を楽しんでいるのですが、株元のウッドチップに白いカビが生え、根には黒いヌルヌルと、プカプカの根が数本、引っ張ると外側の皮が剥がれ、針金のような根だけになってしまいました。
根腐れでしょうか? 一度水を切ってビニールポットから出し株を乾かせた方がよいのか…。このまま育てていてよいのか…。心配です。
いつ頃、どのような手入れをするのが良いか、
蘭を育てていらっしゃる方、お詳しい方のアドバイスを聞かせていただきたいです。よろしくお願いいたします。
【撮影】宮城県
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みんなの回答(5)
軽い根腐れです。バークチップは木に着生するコチョウランに合った植込み材ですが、ビニールポットに押し込まれたまま、鉢カバーに入っていたのが原因です。
バークチップと透明なプラスチック鉢の組み合わせは、ミズゴケよりも管理がずっと楽です。外から根の様子が見え、根が白くなったら潅水の合図です。コチョウランは、熱帯樹林の木に着生する着生蘭です。根も光合成しますから、根を鉢に押し込まれるのを嫌います。また、激しいスコールが降った後は、すぐに止み、根も乾く環境です。栽培する場合も、潅水後に出来るだけ早く根が乾くようにするのが大切です。コチョウラン用の透明プラ鉢は上げ底なっている分、植え込み材が少なくて済むので、乾きが早いです。上げ底の周囲にもスリットが入り、根周りの通風が良くなるように工夫されています。
最近は日本国内では入手が困難になっているそうですが、ペットボトルや、食品のパックなどで手作りすることも出来ます。底や脇にも排水穴を開け、植え込み材を減らして乾きを早くするために、大きく千切った発泡スチロール片を入れます。大き過ぎるよりは小さめの鉢の方が生育が良いです。
今の時期に植え替え出来るかは、部屋の環境次第です。理想は春ですが、暖房が行き届き気密性が高い、外気温に左右されない環境でしたら、いつでも出来ます。家は常時17℃以上あり、夜間も冷え込まないので、いつでも植え替えています。
モリノコさんのコチョウランは、未だ緑の根が残っており、それほど悪い状態ではないように思います。花茎は切って、切り花で楽しんでください。鉢カバーは止め、バークが乾き、根が白っぽくなるまで、潅水せずに待ちます。バークは、水道水や肥料のミネラル分で白く変色することがありますが、カビでしたか?次に植え替える時に、傷んだ根を切り取り、株の下へ伸びている古茎(根や葉が生えていた部分)を折り取ります。半日乾かしてから新しいバークに植えます。潅水は三、四日待って、植え替えの傷が癒えてからです。根が無かったコチョウランを水栽培で復活させたことがあり、そだレポしています。よろしければご覧ください。
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_r_detail&target_report_id=1096
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詳しいアドバイス、ありがとうございます。早速鉢から出して、手当てしたいと思います。
2022/11/23 13:47そだレポを拝見しました。知識と愛情と忍耐が私には必要と悟りました。蘭が少し身近なものになりました。楽しく栽培してみます。
ハイ、見本になりそうなほど見事な根腐れ状態ですね。
状態と様子を、マイナスの経験値としてインプットしておきましょう。
大元の原因は、コチョウランの特性をしっかりとりとした理解なしに育て始めたこと…
主な原因です。
①コチョウランの主な特性:
・着生ラン:原産地の自然界では、樹肌にへばり付き、降雨や霧から水分を吸収。
・寒がり屋:ミディ種でも最低気温10℃以上をキープする。
・根っこ:葉緑素を含み、光合成はするし、呼吸もする。
②致命的ダメージ:
・購入時のポットのまま…
通気性が悪く、高湿度の空気が滞留。 腐敗菌の増殖には最適な環境。
通気性、排水性、保湿性良好な植え付けがされていない。
・長期間花茎を温存中。
開花には相当のエネルギーを消費するが、エネルギー供給ルートのねっこが壊滅状態が継続。
・不明な保温性:
最低温度(10℃以上)がキープされるような環境でしょうか。
<早急な対応>
*植え替えましょう。 通気性、排水性、保湿性に留意しつつ…
*腐った根は切除する。
*花茎を切除する。
*化粧鉢は不適当。 鉢内が蒸れないように…
*活きている根っこは、乾いていれば白っぽく、湿れば白っぽさが失せて緑色がかってくる。株元の短い根っこ。根っこの先端部(生長点)を傷付けないように… 呼吸もするので、伸びても無理に鉢内へ押し込まないように…
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アドバイス、ありがとうございます。
2022/11/23 13:55胡蝶蘭の特性がとても解りやすく、大変勉強になりました。
早速(早急な対応)を参考に、手当てしたいと思います。
スノードロップの回でも、アドバイスいただきました。
また、機会がありましたらよろしくお願いいたします。
このままでは枯れますね。胡蝶蘭は他の人の説明通り、アンスリュームと同様の着生植物です。ですから、どちらかと言うと地面ではなく、空中で自生してるので、自然界では根は乾き気味です。ウッドチップは、虫がひそんだり、カビが生えたりします。個人的には水苔が良いと思うんですけどね。出来れば鉢よりバスケットに水苔を敷いて植えたいです。水苔の良いところは、水を含んでいるけど、しっかりと根が呼吸も出来るという事からなんです。胡蝶蘭は、空気が大好きで、適度に風があると根も呼吸が良く出来るので、空気を良く通すバスケットはおすすめです。
写真の状態を見たところ植替えが必要ですが、困ったことに植え替えるには時期が悪すぎますね。しかし、植物の病状は、このままでは悪化してしまうので、時期が悪くても植替えせざるを得ないでしょうね。その場合、植替えて根を活着させる必要があるので、ホットカーペットがあれば、そこに水受けを介さすにビニール等をひいて、根を温めてください。室内も温かくする必要があります。
胡蝶蘭の再生方法 まとめ
花茎は切ってください(体力が奪われます)。
植替えをする
根を活着するように保温する(ホットカーペット等、できれば温度も25度をキープ)
少し影になるところで、養生させる(根が吸水出来ないと、蒸散する水分を補給できない)
葉水を1日に数回、出来れば朝と昼間に行う。
サーキュレーターで空気を巡回させる。
これで、2から3週間で新芽が出てくれば、再生成功です。
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アドバイス、ありがとうございます。
2022/11/23 14:02アンスリウムも着生植物なのですね。だからかな…以前同じように根腐れさせてしまいました(反省)
胡蝶蘭の再生方法、とても参考になりました。
私も新芽を出してくれるよう、チャレンジしてみます。
コチョウランは今咲かせている花はそれまでにきちんと育てられた(プロによって)結果であって、今後も無事に花を咲かす為にはこれからの手入れにかかっています。私も胡蝶ランを育てていますが、失敗や成功を繰り返してやっと今それなりの世話ができるようになりました。なので皆さんが仰るような植え替え・手入れをされて無事元気な株に育てられますよう祈っています。
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コメントありがとうございます。
2022/11/23 14:09贈り物として頂いた鉢でしたので、花後も大切に育てたいと思っていました。鉢に付属していた説明通り育てていたつもりですが、現実とは少し違っていました。やはり失敗と成功を繰り返しながら、自分で学んでいくしかないですね。そのためには、皆様のアドバイスがとても貴重です。ありがとうございました。
追記
写真は4か月前に、近所の知り合いに頼まれて、瀕死の状態でお預かりした胡蝶蘭ですが、100円ショップで購入した籠に植え替えた後、復活した株ですわ。
あと、乾燥して空気の循環がないと、カイガラムシが発生するので、たまにサーキュレーターを回すと良いでしょうな。
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すごい、元気な根っこが沢山ありますね。
2022/11/24 00:07実際の写真を見せていただきありがとうございます。
頑張って見ます!