ゼロフィタ・レティネルビス の実生 🈡

たび☆びと
たび☆びとさん
失敗談
植物名 その他の植物
品種名 ゼロフィタ・レティネルビス(Xerophyta retinervis)
地域 埼玉県 場所 栽培形態 鉢植え
日当たり 明るい日陰 満足度
ジャンル 山野草・盆栽 タネから育てる

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

ゼロフィタ・レティネルビス の実生 🈡

ゼロフィタ・レティネルビス の実生 🈡

作成日:2018/01/21
最終更新日:2023/07/25

主にアフリカに生息し、高さ1.8mぐらいまで成長する多年草。
褐色の繊維質に覆われた茎の先端に紐状の葉を茂らせる。
花は春から初夏にかけて咲き、色はうすピンクから藤色で淡い香りを放つ。
根は浅く(1~2cm程度)高密度の繊維状で水平に広く張る。
干ばつ、火災、低温(-12℃)などの極端な状況に驚異的な耐性がある。
通常、成長は年間数ミリと極めて遅い。(環境が適合すると生育は早まる)

< USDA Hardiness Zone:8-10 >

  • 播種(2018/01/20)

    1

  • 発芽か?(2018/01/30)

    2

  • 総括(2018/10/14)

    3

  • 種子(再)入手(2018/11/25)

    4

  • 播種(2018/12/02)

    5

  • 以降の構想(覚え書き)

    6

  • 加温(2018/12/23)

    7

  • 熱湯パンチっ!(2019/06:上旬)

    8

  • 播種(2019/09/16)

    9

  • 忘れてた…(2019/11/23)

    10

  • リリリブートw…(2021/02/23)

    11

  • 12

1.播種(2018/01/20)

ゼロフィタ・レティネルビス の実生 🈡 播種(2018/01/20)
ネットで入手した種子6個で実生に挑戦します。

まずは、メネデール100倍希釈液に24時間程度漬け込みます。

この植物は根をいじられるのを嫌うらしいので、種まきポットに播種しようと思います。

海外サイトの情報だと、岩の上に積もった苔に覆われた 1cm 程度の薄いマット状の土壌に広く浅く高密度の根を張って成長するらしい。

発芽は平均 2~4週間かかるそうです。

2.発芽か?(2018/01/30)

ゼロフィタ・レティネルビス の実生 🈡 発芽か?(2018/01/30)
種の頭に白っぽい毛が!

カビが生えたのかな? と思って爪楊枝でつついてみたら…

カビじゃなさそう…発芽っぽい!?

そういえば、海外のサイトに「容易に発芽」と書いてあった気がします。

立ち腐れが多いようなので、さっそく保湿ケースから出しました。

今後は乾かし気味に管理して様子をみます。

※この写真じゃ…何もわからないですが…w

3.総括(2018/10/14)

ゼロフィタ・レティネルビス の実生 🈡 総括(2018/10/14)
室内で灌水しながら二ヶ月ほど観察するも、発芽は確認できず。

その辺りで見切りをつけて、種は発芽ポットごと庭の片隅に放置。

以降、灌水は雨水がメインとしました。

2018/10/14 現在、発芽は確認できません。

寒くなる前(11月中)に発芽が確認できなければ、発芽ポットは破棄する予定です。

箸にも棒にもかからなかった感じなので、機会があればリベンジしたいです。

※画像はフリー素材を拝借

4.種子(再)入手(2018/11/25)

ゼロフィタ・レティネルビス の実生 🈡 種子(再)入手(2018/11/25)
ゼロフィタの種子、50粒をネットオークションにて入手しました。

前回、5粒で実施した実生ですが…完全敗北で終わっています。

今回は50粒、なんと前回の10倍の量の種子でリベンジです。

これだけあれば何とかなるんじゃないでしょうか…w


今回はタネの量も多いですし、時期をズラして何回かに分けて播種しようと思います。

5.播種(2018/12/02)

ゼロフィタ・レティネルビス の実生 🈡 播種(2018/12/02)
1mm程度の三角錐型の種を20粒ほど、メネデール100倍希釈液に36時間ぐらい浸けました。

そして、植え替え時に根鉢を崩さぬよう育苗用の紙ポット(2号)に播種。

紙ポットは保湿や抗破損を目的に、同じサイズのビニールポットに入れます。

培養土は挿し木用の土を使用し、播種後にバーミキュライト(細粒)で種子を薄く覆う。

育苗期が1年以上あるので、鉢底にマグァンプ(大粒)を1つ仕込みました。

6.以降の構想(覚え書き)

ゼロフィタ・レティネルビス の実生 🈡 以降の構想(覚え書き)
海外サイトの情報だと、この植物は発芽温度が22~25℃と高めです。

さらに、生育適温が10~15℃で、涼しい気候を好むようです。

よって、次の播種は9月とし、それまで種子は冷蔵保存します。

また次回は、育苗期の湿度維持用に培養土にバーミキュライトを混ぜようと思います。

鉢上げ後は、桐生砂:鹿沼土(細粒):赤玉(中粒)を等分配合した培養土を使おうと思います。

※画像はフリー素材を拝借

7.加温(2018/12/23)

ゼロフィタ・レティネルビス の実生 🈡 加温(2018/12/23)
播種から3週間、種の方は音沙汰無しです…

さすがに心配になってきましたw

で、加温用のマットを2000円ほどで購入してしまいました。

商品の説明書きからすると外気プラス10℃ぐらいに加温ができるようです。

スポット計測が可能な温度計を持っていないので実際の温度は未知数ですw

とりあえず手探りで色々やってみようと思います。

なお、ポットは発泡スチロール箱で覆います。

8.熱湯パンチっ!(2019/06:上旬)

ゼロフィタ・レティネルビス の実生 🈡 熱湯パンチっ!(2019/06:上旬)
3月下旬(播種から3ヶ月)。

20粒も蒔いたのに一向に芽が出る気配がありません。

2~3日に1回、スポイトで灌水を続けてきましたが…

精神的に限界が訪れ、気が付くと一週間以上過ぎていて…なんてことが多発し栽培を放棄w

6月上旬。

9月の再播種に向け、今回のポット達は戸外で放置プレイにします。

が、一つ悪あがき。

半数のポットに熱湯での休眠打破処理を施してみます。

9.播種(2019/09/16)

ゼロフィタ・レティネルビス の実生 🈡 播種(2019/09/16)
これで3度目の播種となります…w

ちなみに前回までの播種では1つも発芽しませんでした。

今回、3度目の正直となるでしょうか?

冷蔵庫の野菜室に乾燥剤と一緒に保存しておいた25粒ほどを、2日間メネデール100倍希釈液に浸しました。

希釈液から取り出した種子はルートンを軽くまぶしてジフィーセブンに播種します。

発芽率が悪いので、1ポットに2~3粒ずつ播種しました。

10.忘れてた…(2019/11/23)

ゼロフィタ・レティネルビス の実生 🈡 忘れてた…(2019/11/23)
播種して2ヶ月が経ってました…

この一月ほど存在を忘れ灌水も怠り、放ったらかしでしたw

50粒も播種したのに1つも発芽しないという最悪の結果になりそう…

というか、この子とは縁が無かったということでここら辺で店じまいします!

疲れました(放ったらかしだったくせにw)。

でも、悔しさも残るので…

数年後にひっそりと内緒でリベンジしたりするかもしれませんw

ってことで、閉店ガラガラっ!

11.リリリブートw…(2021/02/23)

ゼロフィタ・レティネルビス の実生 🈡 リリリブートw…(2021/02/23)
ゼロフィタの種子を販売しているサイトを見つけました♪

懲りずに、ひっそりと再再…再開ですw

鉢はタイムの実生に失敗したジフィーポットを流用します。

温度・湿度の維持を目的に周囲を断熱シートで巻きました。

「火災後に一斉に発芽する」という記述を見たので、表土に草木灰をパラパラと振りかけました。

ディスプレーボックスに格納して湿度を高めに管理します。

今回、恒例のメネデール漬けは無しです。

12.やはりダメ(2021/11/05)

全く芽が出ません。

ウンともスーとも言いませんw

発芽はすれどすぐ枯れる、とかじゃなく。

もう70~80粒は蒔いてますが、全く発芽しませんねw

ネットを見ると、少し古い情報ですが発芽はまま普通にしてるようです。

最近出回っている種子の出所が皆同じで、その種子の状態が悪いんでしょうか…

ま、原因は人のせいにしてw

チョット悔しいですが、今回はこのぐらいで勘弁してあげましょう♪

わたしの育て方

埼玉県南西部の平野部市街地(Hardiness Zone:9a)で栽培。
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=633106

🌱栽培環境
室内にて播種・育苗(加温無し)。
以降、最低気温が0℃を下回る時期以外は戸外で管理。

🌱水やり
発芽~1年程度は土がしっとりする程度を維持。
腰水はせず、百均のディスプレーボックス内で密封気味に管理。

🌱肥料
育苗期は、月に1~2回ほど薄めの液肥または活力剤を。
以降は、2~3ヶ月に1回ほどマグァンプ(小粒)を半つまみ。
並行して、気が向いた時に(月1回ほど)液肥か活力剤を。

🌱病気と害虫
不明。

🌱用土と鉢
育苗用の紙ポット(2号)に播種。
⇒ 培養土は、挿し木・種蒔き用の土を使用し、保湿を目的にバーミキュライト(細粒)で薄く覆土。

🌱主な作業
 ・潅水、施肥、観察など。

≪参考データ≫
◇ 播種
時期:一年中(日本では9月が良さそう)。
用土:播種用の土に、砂またはパーライトを混合。
覆土:種がわずかに隠れる程度。
環境:明るい場所に置き、土を常にしっとりと湿らす。
発芽:22~25℃で、1~2週間。

◇ 栽培
灌水:1年目は湿った状態を保つ。2年目以降は成長期は定期的に灌水し、落葉(越冬・休眠)したら乾燥ぎみに管理。
施肥:定期的に緩効性肥料を施すか、隔週で液肥(2000倍)。
害虫:葉裏に葉ダニ。
用土:サボテン用土または汎用用土(1):砂(1):砂利またはパーライト(1)。
環境:1年目は半日蔭に置き、植え替えはしない。(適温:10~15℃)
越冬:2年目以降は、ある程度の日照を確保し霜に当てない。
備考:干ばつに強く何年も同じ鉢で生育可能。

※ネットで集めた情報を個人的にまとめたものです。
※機械翻訳の変な日本語を雰囲気で解釈している場合があるのでご了承くださいw


■□■ 栽培者のつぶやき ■□■
💬2018/01/20
国内の情報は極めて少ないですが、目立つのは水苔を培地にした栽培です。
ただ、この植物を長期間栽培している方からは、少し疑問も出ていました。

ここは、せっかくなので己の道を進みます。
有機物や土埃の蓄積した1cm程度で苔に覆われたマット状の土壌に高密度な根を水平に広く張る、という自生地での生態。
 1)高密度な根が絡むように、細かめの用土を使用する。
 2)根腐れや立ち腐れが多いようなので、排水性、通気性良い用土にする。
 3)野火など火の影響が育成に係わるらしいので、炭系の材料を添加する。

というわけで、
桐生砂をメインに、刻んだ腐葉土やピートモスなどの有機質を混ぜマット土壌に見立てます。
割合は水をかけて排水性を見ながら調整しようと思います。
また、くん炭や砕いた炭などを混ぜ、火事を演出しますw。
後は、盆栽のごとく用土を苔で覆うか否か。

💬2018/12/03
新たに種を入手したので、再度、栽培を開始します。
この1年で情報も増えており、自生の状況だけではなく、鉢植えや掘り上げた時の根の状態も閲覧できました。

根はタケノコのように、株元から結構な太さのモノを密に伸ばす感じです。
もっと細い根がワサワサと…ってイメージでしたので、私の想像とは異なりました。

培養土は砂利系が多い印象ですが、赤玉メインの鉢も結構あります。
排水性、通気性を考慮すれば、それほどこだわらなくても良いのかもしれません。
pHに関しての情報は、今のところ入手できていません。
火災が多く発生する地域に自生しているようなので、中性~弱アルカリ性を目指そうと思います。

海外サイトには、花期は9~11月(アフリカは春)で特に火災の後に一斉に咲く、とありました。
ということは、結実して種子が熟すのが夏で、播種は晩夏~初秋が自然な流れでしょうか。
その時期(2~3月)のケープタウンの平均気温は23~25℃辺りです。
発芽温度が22~25℃という記載もあったので、ピタリと一致します。
日本(埼玉)でいうと、9月の気温とほぼ一致します。
どこかで聞いた「南アフリカの種子は9月に蒔け!」の格言とも一致しますw

というわけで、今回は9月を重点時期として、何回かに分けて播種しようと思います。

💬2019/10/15
播種後1ヶ月、タネには全く動きがありません。
ダメそうですね。

💬2021/02/23
10粒の種子を入手しました。
種子の状態は今までで最悪ですw
シッカリ種子と判断できるのは5~6粒。
後は枯れた雄しべや雌しべの残骸っぽい…
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