埼玉県南西部の平野部市街地(Hardiness Zone:9a)で栽培。
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🌱栽培環境
室内にて播種・育苗(加温無し)。
以降、最低気温が0℃を下回る時期以外は戸外で管理。
🌱水やり
発芽~1年程度は土がしっとりする程度を維持。
腰水はせず、百均のディスプレーボックス内で密封気味に管理。
🌱肥料
育苗期は、月に1~2回ほど薄めの液肥または活力剤を。
以降は、2~3ヶ月に1回ほどマグァンプ(小粒)を半つまみ。
並行して、気が向いた時に(月1回ほど)液肥か活力剤を。
🌱病気と害虫
不明。
🌱用土と鉢
育苗用の紙ポット(2号)に播種。
⇒ 培養土は、挿し木・種蒔き用の土を使用し、保湿を目的にバーミキュライト(細粒)で薄く覆土。
🌱主な作業
・潅水、施肥、観察など。
≪参考データ≫
◇ 播種
時期:一年中(日本では9月が良さそう)。
用土:播種用の土に、砂またはパーライトを混合。
覆土:種がわずかに隠れる程度。
環境:明るい場所に置き、土を常にしっとりと湿らす。
発芽:22~25℃で、1~2週間。
◇ 栽培
灌水:1年目は湿った状態を保つ。2年目以降は成長期は定期的に灌水し、落葉(越冬・休眠)したら乾燥ぎみに管理。
施肥:定期的に緩効性肥料を施すか、隔週で液肥(2000倍)。
害虫:葉裏に葉ダニ。
用土:サボテン用土または汎用用土(1):砂(1):砂利またはパーライト(1)。
環境:1年目は半日蔭に置き、植え替えはしない。(適温:10~15℃)
越冬:2年目以降は、ある程度の日照を確保し霜に当てない。
備考:干ばつに強く何年も同じ鉢で生育可能。
※ネットで集めた情報を個人的にまとめたものです。
※機械翻訳の変な日本語を雰囲気で解釈している場合があるのでご了承くださいw
■□■ 栽培者のつぶやき ■□■
💬2018/01/20
国内の情報は極めて少ないですが、目立つのは水苔を培地にした栽培です。
ただ、この植物を長期間栽培している方からは、少し疑問も出ていました。
ここは、せっかくなので己の道を進みます。
有機物や土埃の蓄積した1cm程度で苔に覆われたマット状の土壌に高密度な根を水平に広く張る、という自生地での生態。
1)高密度な根が絡むように、細かめの用土を使用する。
2)根腐れや立ち腐れが多いようなので、排水性、通気性良い用土にする。
3)野火など火の影響が育成に係わるらしいので、炭系の材料を添加する。
というわけで、
桐生砂をメインに、刻んだ腐葉土やピートモスなどの有機質を混ぜマット土壌に見立てます。
割合は水をかけて排水性を見ながら調整しようと思います。
また、くん炭や砕いた炭などを混ぜ、火事を演出しますw。
後は、盆栽のごとく用土を苔で覆うか否か。
💬2018/12/03
新たに種を入手したので、再度、栽培を開始します。
この1年で情報も増えており、自生の状況だけではなく、鉢植えや掘り上げた時の根の状態も閲覧できました。
根はタケノコのように、株元から結構な太さのモノを密に伸ばす感じです。
もっと細い根がワサワサと…ってイメージでしたので、私の想像とは異なりました。
培養土は砂利系が多い印象ですが、赤玉メインの鉢も結構あります。
排水性、通気性を考慮すれば、それほどこだわらなくても良いのかもしれません。
pHに関しての情報は、今のところ入手できていません。
火災が多く発生する地域に自生しているようなので、中性~弱アルカリ性を目指そうと思います。
海外サイトには、花期は9~11月(アフリカは春)で特に火災の後に一斉に咲く、とありました。
ということは、結実して種子が熟すのが夏で、播種は晩夏~初秋が自然な流れでしょうか。
その時期(2~3月)のケープタウンの平均気温は23~25℃辺りです。
発芽温度が22~25℃という記載もあったので、ピタリと一致します。
日本(埼玉)でいうと、9月の気温とほぼ一致します。
どこかで聞いた「南アフリカの種子は9月に蒔け!」の格言とも一致しますw
というわけで、今回は9月を重点時期として、何回かに分けて播種しようと思います。
💬2019/10/15
播種後1ヶ月、タネには全く動きがありません。
ダメそうですね。
💬2021/02/23
10粒の種子を入手しました。
種子の状態は今までで最悪ですw
シッカリ種子と判断できるのは5~6粒。
後は枯れた雄しべや雌しべの残骸っぽい…
主にアフリカに生息し、高さ1.8mぐらいまで成長する多年草。
褐色の繊維質に覆われた茎の先端に紐状の葉を茂らせる。
花は春から初夏にかけて咲き、色はうすピンクから藤色で淡い香りを放つ。
根は浅く(1~2cm程度)高密度の繊維状で水平に広く張る。
干ばつ、火災、低温(-12℃)などの極端な状況に驚異的な耐性がある。
通常、成長は年間数ミリと極めて遅い。(環境が適合すると生育は早まる)
< USDA Hardiness Zone:8-10 >