北海道のチベタヌス

植物名 ヘレボルス・チベタヌス
品種名 原種
地域 北海道 場所 栽培形態 鉢植え
日当たり 明るい日陰 満足度
ジャンル

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

北海道のチベタヌス

北海道のチベタヌス

作成日:2018/03/25
最終更新日:2018/06/23

幻のクリスマスローズと言われたチベタヌスですが、けっこう販売しています。北海道ならチベタヌスも比較的容易に栽培できると噂に聞き、花の終わった株を格安で入手して作っています。
遥か中国からやって来てヘロヘロだった株ですが、何とか根付き、元気に夏を越し、秋に休眠しました。
そして春が来て雪を割って芽が出てきました。

  • 3月25日 掘り起こし失敗

    1

  • 4月4日 つぼみが出てきました

    2

  • 4月15日 8分咲きくらい?

    3

  • 4月30日 花が終りました

    4

  • 5月23日 結実しました

    5

  • 6月23日 ありゃ!

    6

1.3月25日 掘り起こし失敗

北海道のチベタヌス 3月25日 掘り起こし失敗
積雪が1mを切ったところでもう我慢しきれず、スコップで堀り起こしにかかりました。結果、見事に花芽を1つ粉砕、自己嫌悪に陥っています。…やめとけば良かった。
でも、待ち切れない気持ちもわかって欲しい。誰かに。

2.4月4日 つぼみが出てきました

北海道のチベタヌス 4月4日 つぼみが出てきました
雪から掘り起こして屋内に取り込んだので、今年は早くもつぼみが膨らんできました。根が露出気味だったので、そっと大鉢に植え替えました。

3.4月15日 8分咲きくらい?

北海道のチベタヌス 4月15日 8分咲きくらい?
今朝は昨夜からの重い雪がうっすら積っていました。この鉢は屋内に取り込んでいたので難を逃れました。
この株はやや濃色の小輪を咲かせます。花容が整いにくいのですが、良く増える強健な個体で花付きは抜群です。世話不足なのにとても楽しませてくれます。

4.4月30日 花が終りました

北海道のチベタヌス 4月30日 花が終りました
花が終わり、栄養葉が繁茂して来ました。写真には見えませんが下からたくさん小さな葉も出てきています。
これから秋までこの葉を大切にして肥培して行きます。

5.5月23日 結実しました

北海道のチベタヌス 5月23日 結実しました
チベタヌスの夏の姿です。栄養葉に埋もれて実が大きくなってきました。

6.6月23日 ありゃ!

北海道のチベタヌス 6月23日 ありゃ!
そろそろ実が熟す頃かと思って覗くと…
あっ、もう実が開いてる!カラッポだ~!!
実の下を探すと、黒い種子がコロコロ。隣の鉢にも地面にもコロコロ転がってる。。
多分半数はどこかにコロコロ行方不明になった模様。
見つけた種子は同鉢に採り蒔きしました。

開花期

わたしの育て方

<栽培環境>
朝日から少の間日光が当たる明るい日陰に置いています。
塀際の湿度の高い所で、風通しも良い場所ですが、強風時に葉柄を折ったことがあります。蒸れさえしなければ、風通しにはそれほど気を使わなくても大丈夫のようです。
当地では冬の外気が氷点下20℃、積雪1.5mになり、雪の中で土も完全に凍結状態で休眠越冬しますが、生育に影響は無いようです。
雪が解けるのは4月で、日陰の雪は4月いっぱい残ります。夏は日中30℃を超えたり熱帯夜になる事は殆どありません。秋は10月中に氷点下になっていく地域です。
<四季の状態>
チベタヌスは夏眠するのかしないのか、いろいろ情報があります。当地では夏眠性は全くなく、本来の姿はどうなのかよくわかりません。
なので、あくまで当地での状況について書きます。
当地では春4月に雪を割るように芽が出てきます。その後急速に成長して5月にかけて開花します。花茎を追うように脇芽から栄養葉が展開します。
7月ころ花を付けた茎は枯れ、株元の花茎脇から出た栄養葉と花を付けなかった葉芽が夏中そのまま葉を茂らせます。
秋10月頃、霜が降りると葉が枯れて休眠します。翌春まで芽が動き出すことはありません。また、ニゲルのように常緑の葉が残ることもありません。
<植え方>
北海道ですから用土はエゾ砂がメインです。
エゾ砂の小粒8割ほどに、保水・保肥のためにクリプトモスや木皮チップなど、あり合わせの有機質を2割ほど混合して使っています。排水が良過ぎて水切れし、葉先が傷むことがたびたびあるので、もっと保水力のある用土の方が良いのかもしれません。
容器は8号以上の駄温やプラ菊鉢などを使っています。深さがあれば鉢の材質は特に気にしなくて良いようです。
<潅水・施肥>
水切れすると萎れて葉先が傷み、調子が悪くなります。特に排水の良い用土で植えているので生育期間は毎日たっぷり潅水しています。
肥料は好きなようで、生育期間中は有機肥料を中心に肥料切れしないようにすると株が良く太り、芽数も増えます。
肥料と葉は車の両輪のようなものです。どちらが欠けても上手く生育しません。
<病害虫>
株元が腐りやすいです。特に芽の袴はすぐにカビて来るので早めに取り去るようにしています。カビが茎にまで侵入すると回復不能で、枯れて倒れてしまいます。葉を失った芽は太れず、翌年の花は絶望的になるばかりか、枯死することもあります。
また、湿度の高い日陰にはナメクジがつきもので、芽をかじられるとおしまいです。私は誘殺剤を置き、夜に根気よく補殺しています。
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