1.種取り
【種まき】 (花咲く小盆栽を目指して!)
20150126 水に沈んだ種子のみを選別し、表面がヌルヌルしていますが、そのまま蒔く。
カリンの実1個から大量の種が採れます。たくさん採れた種を雑にばら蒔いた(詰め込んだ)ので、密に生えるだろう。平べったい種だ。
4列×約20個〓80個2リットルペットボトル鉢に約20個播種。
2.3月播種。簡単に発芽する。
20150320 弘法さんで購入したカリン実から種蒔をした。取り蒔きだが全て芽がでている。カリン1個から100個の種があり、鉢の中にはモヤシの様に発芽した。
201504 花梨種から無茶苦茶発芽。 こんなに苗を作って先行きが心配ですね。
3.芽欠きは、定植と同時作業です。
20150415 芽欠きをする。【枝数を増やすために行う。】
たくさんの苗なので、茎に葉を2枚は残すよう手でつまみ取る。
20150625 ドンドン成長している。【伸びては、一番下の葉を残しハサミで剪定する。】
4.植え替えも大変、まとめて60本以上の数
【実生から植替え】
20160210 冬でも葉は枯れることなく、できるだけ小さく作るため、苗を根元近くの芽の上で剪定した。花が咲くまで庭植で8年、結実まで更に3年ぐらいはかかるだろう。
20160613 ポットに移植してほっておいても枝は伸びる。植替えとこの梅雨時はドンドン成長する時期なのだ。肥料は少しの有機化成肥料と水でよい。伸びなくなったら植替えだ。
5.成長が早く、9月も植替えです。
20160910 9月中旬からの植替えでいいのだが、早めに植え替えた。
根から枝までの間延びが大きいので短いのを盆栽用としてポットに1本ずつ移植した。
1本1本離すにも、根が絡み、ポットや空き鉢にも分散して植える。
「こんなに、ふやしてどうしよう・・・」
6.文人風?だって腰高だ!
20160910 腰高の実生苗ばかりだ。
これでは、盆栽にならないよ!
「文人風」に作ろうなんて。
7.この根を生かそう!
枝は、茎の最下のみ残し、曲がった根は一番上の根を残す。
要は、腰高にならないように枝と根を剪定する。
【曲がった自然の根も活かした形にして、まるで、挿木状態に剪定するのだ!】
8.鉢底に根がでれば植替える。
20170222 芽出しが早い。2月中に植替えを済ませるべきだ。鉢底から根が出ていれば植え替える。
20170815 【植替えと剪定】の繰り返し。
根詰まりしないこと。50本4,5鉢を管理。鉢中に、水がたまると植え替え。有機肥料を少し与える。
針金なしの「ハサミ作り。」大きくしては、第一枝の上の幹は切る。これを、花が咲くまで繰り返す。曲げは、植え替え時、根の局部を利用する。
9.植替えと剪定の繰り返し
20171115 植替え。 根張りの部分まで上げて植える。『根上りカリン』づくりにする。
20171115 植替え 出来るだけ第一枝を残し、切り口にボンド塗布。根は上の根を残し、根と第一の枝間を詰める。この作業が、7,8年続きます。
10.20180402 現在の実生苗 約50本
【楽しみは、幹づくりと少しの紅葉のみです。】
それなりに、紅葉してくれます。(写真、見つからず。)
20180402 どのポットからも、元気な枝葉を出している。
【花は、まだまだ期待できません・・・】
鉢栽培は気長ーく、気長ーーーく
11.実生苗の剪定
20181228 種を蒔いてからもう来年の春で4年生になります。
猛暑や厳寒の冬をポットで越えて元気に、育っています。
先月、肥料を与えたのですがポットの底穴から根が出ているものもあります。来秋には植替え予定。
小鉢の数は約50鉢あり、小盆栽として定植出来て、開花はあと数年ですると思います。
今回は、立枝やシュート的な枝を剪定しました。カリンはよく枝を伸ばすので、年に数回剪定した。
12.カタバミとの闘い。
2019年05月12日 もう、五年生の実生苗になりました。
どうしても、腰高は解消されません。
ポットの根近くに枝や葉が多いと水やり時に、水が鉢のウオータースペースに溜まらなくなり、一部は水不足で枯れます。
もう一つは、雑草『カタバミ』の除去です。消石灰で酸性度を弱めたいがこの草も、本当に邪魔です。たくさんの枝剪定とカタバミ抜きに半日かかりました。
13.秋の植替え
2019年10月22日
例年通りに、カリン、長寿梅、シドミ、ボケは、樹勢がなくなったり、樹勢が強くても秋に植替えをします。
秋の植替え『実生カリン』5年生、約40鉢、日暮れまでかかりました。
14.実生苗では約10年かかるかな?
2020年03月25日 少しでも早く開花結実を見たいので、この実生苗に、開花している『一才カリン』の枝を【呼接ぎ】にしました。
【呼接ぎ】の部位は互いに剥離後、形成層を合わせて、1年間アルミ線で巻きビニルテープで固定しました。
これなら、安全で確実に2,3年後、開花結実をみると予想しています。
15.『一才カリン』の【取木】の実施作業。
品種的に実生カリンとは異なるが『一才カリン』の幹に、2ケ所【取木】をかけました。
これは、少しでも早く『カリン』の実盆栽を作りたいためです。
前掲の【呼接ぎ】と同じ日に実施です。2020年03月25日
※取木方法は環状剥離して、ビニールポット内の水苔で1年間放置の取木方法です。この水苔には、少しだけHB101やメネデール液の発根促進剤の力を借りています。
16.カリンの花
ここで、カリンの(花など)を紹介しておきます。
①木肌と堅果とその香には定評がありますね。
②ガクの下に【子房】がある子房下位です。写真左
③花は【両性花】でたまに雄花が見られる。写真中央
④栄養成長期まで樹勢がないと、鉢では【偽果】が育ちにくいので数個にする。
17.ひとつを化粧鉢に容れました。
2020年7月7日 実生苗は毎年植え替え、もう6年生の幼樹になりました。
基本樹形は色々ですが、低く枝数も多い小盆栽をイメージして育てています。
●実生苗では、接木をしないと果実の開花結実には年数がかかるでしょうね。
18.2021年01月18日 今年の植替え
「あと、3,4年で開花してくれるか?」
花芽は7月に出来るので、剪定は6月までに。
小枝を多く作る準備をしていかないと。
更には、樹形をどうするか?とか、寄せ植え、接木など全てに対応できるように創りたいものです。
19.写真14の接木成功
2021年03月12日 「形成層が癒着して寄せ接ぎ成功!」
『一才カリン(姫カリン)』の【取木】の実施作業。これは、鉢上げが遅くて根腐れしていて黒くなっていた。
夏に取木を実施した場合は、秋に鉢上げすべきだった。
20.実生苗カリンに「一才カリン」を【切接ぎ】
実生苗のカリンは開花結実に栄養成長に年数がかかるので【切り接ぎ】を行った。
その結果、順調です。
【2023年01月17日 日記 ゆっくりと、『一才カリン』の接木と小盆栽づくり。「ヤット、切り接ぎが出来る様になりました。」】 より。
21.7年目にたくさん咲く接木苗
2023年03月27日 日記より転記
写真は、実生苗5年生の『かりん』に接木して、初開花の7年生の『一才花梨』です。
昨年度も、別の接木苗から1輪のみの開花で結実しませんでした。この樹今年は開花無し。
今年のこの接木苗の花は、たくさん咲いています。
自然の自家受粉に期待して、花に潅水の水や雨水がかからない様注意します。他の接木していない約17鉢は実開花。
【自家受粉の結実を期待する!】
☆【接木】すると開花が早まるのは確かであり、栄養成長後の葉で作られた【花成ホルモン】により開花するのでしょうか。
★「実生苗」開花8年結実10年だとしても、結実しませんでした。20230707確認
22.開花結実は育成環境と栄養成長後ですね。
2023/10/25
【植替え】2年は長過ぎるのだ。毎年、植替え実施を。
実生苗は、若いから成育旺盛で直ぐに、鉢底穴から根を出し、不定根は根詰まりして、ダメになる。
植替えも、鉢から外すのに硬い根切りに手間がかかる。
今回は、実生7年生の植替えですが、【樹形】は実生からなので楽しく制作出来ますね。
早い開花の実生苗は、「開花」するが結実はしなかった。
☆生殖成長するには、【花成ホルモン】なるものが葉でつくられないと結実しない。
●花は普通【両性花】で自家受粉されるが、花の下に簡単にでいている【子房下位】の花の開花が、地植の老木の様に見られない。
種蒔3年以上、花も実も成らないと植替えも水やりもエエカゲンになる。
「継続は力なり」より「継続は飽きることだ!」思いながらも、見放さないでいる。
『カリン』は、子育てより忠実でうそはつかないし、素直です。種蒔4、5年目から「あーぁしんど」
目的は、【カリンの実生小盆栽】を作りたい!