1.3月17日 芽出しの季節
今年の冬は、寒かったですね~。
ようやく、芽が出揃ってきました。
例年より、ちょっと遅いです。これから、日に日に新葉が伸びてきます。
昨年までは、この時期肥料はあげなかったのですが、今年は少し施肥しました。草花一般用の化成肥料です。花菖蒲は、早咲で5月半ばから、遅咲だと7月初めの開花です。蕾が上がる頃には、肥料分がない方がいい花になります。肥料は有効期間を確かめて。
さて、いい花、咲くかな。
2.4月8日の様子
桜も満開になりました。
新葉は、ぐんぐん伸びています。これは、8号鉢。ポットには、花茎を一本にするように一芽植え付けてありますが、プラ鉢には、数本花茎が出るように数芽植え付けました。「大株造り」です。何本花が上がるでしょうか・・・? 花時にレポします。
ポット株の方もぐんぐん伸びています。早咲きの品種、日当たりのいいポットの成長が速く、25センチ程になっています。
3.早生(早咲)品種の開花です。
5月21日。
毎日、たっぷりと水やりの日々でした。
昨年程ではありませんが、例年より少し遅く極早生品種が開花しました。
品種は、水色が「清雅」ピンクが「春の灯」。
ともに丈夫で、とく咲き、よく殖える、初心者向きの品種です。
4.極早生品種 次々開花です
5月31日。
さわやかな色合いの「野沢」です。
かつての極早生品種といえば、ノハナショウブをちょっと豪華にしたようなシンプルな花が多かったのですが、品種改良で、色も形も華やかな品種が増えてきました。
温暖化により、関東以西の暖地では、晩生(遅咲き)品種が開花しなかったり、株分け後の成育が悪かったり、影響がでております。花菖蒲の極早生品種の育種は、今後の環境の変化に対応する一つの策だと思います。
5.今年の実生花
一番お伝えしたい6月の開花シーズンは、花の観賞と同時に株分け作業をしなくてはならず、三年連続で、更新できず・・・。
9月29日。6月7月9月と三カ月かかり約700ポットの株分けが終了。
写真は、今年一押しの、実生花です。
6.株分け最適期です
2013年6月29日です。その参は、2年がかりになりました。
今年の早春、暖かい日が多く、各地の花菖蒲、開花が早く、例年なら7月に入っても充分楽しめる花ですが、今年はもうそうそろ終了です。
また、梅雨の今、株分け最適期です。花菖蒲は連作障害があるので、鉢植えは毎年株分けし、新しい土で植替です。
画像は、今年咲いた花のほんの一部。
7.無事(?)、夏越しです
2013年8月26日。
花後、一芽ずつ株分けしたポットです。
左の株のように、うまく活着しなかったものもありますが、毎日頑張って水やりし、無事に夏越しできました。
これまで水のみでしたが、いよいよ秋の施肥です。秋というにはまだ暑いですが、今月末から1月ごとに、3回肥料をやります。
化成でも有機でもかまいません。ちよっと多目にやっても大丈夫。
冬に枯れるまで、葉を育てていきます。
8.肥料開始から1ヶ月
9月26日、肥料開始から1ヶ月。
ちょっと涼しくなり、新葉が次々出てきてます。株分け時にあった葉(カットしたもの)は、枯れてます。晩秋から冬に地上部はすべて枯れますが、それまで、株分け後の新葉が、7枚以上出ると来年の花が期待できます。画像、左の株は、とてもよい状態です。まだまだ成長期ですので、あと2回、しっかり肥料を施します。
9.そろそろ休眠です
12月7日。
だいぶ葉が黄ばんできました。そろそろ休眠にはいります。
葉が株元まで枯れてきたら、株元から2cm位でカットします。
早春の芽出しの頃まで肥料はやりません。水は乾いたらで大丈夫です。
寒くなって、霜柱で株がもち上がるようなら、かるく覆いをするといいです。
10.平成26年の実生花です
年月が飛びましたが、平成26年5月下旬に咲いた実生花です。平成24年に交配したものです。左上が母、ピンクのノハナショウブ。これにピンクの花菖蒲をかけました。ノハナの趣が残る可愛らしい小輪花が咲きました。5月中に開花の極早生でこのタイプの品種は珍しいので、命名したいと思ってます。
花菖蒲が大好きで大好きで。もう30年以上の追っかけです。
「花菖蒲園に花を見に行く」のではなく、「みんなのお庭やベランダに咲く」花になれば嬉しいです。