1.ペットボトル鉢、ラクでいいよ。
この中で、久しぶりの『チューリップ』栽培です。
潅水を忘れても、3,4日持つよ。
見た目は、悪いけどね。ポイントは、給水をマスクの布(不織布)を使っている。
ボトルの横穴で、水位調節する。
2.ペットボトル鉢に植える
2017年11月07日 ミニチューリップの球根4個、自家製ペットボトル鉢に植える。水は、たっぷりと、横穴から逃げるまで与える。子供時代以来の「チューリップ栽培」です。
球根は少し、小さいので『矮性原種チューリップ』であることが分かる。
「ツートンのどんな花が咲くか、期待する。」
3.翌春4月3日 黄花咲く。
20180403 14時6分の黄花です。この最初の見つけた黄花を観察していきます。 道端園芸場にて咲いている。
見つけた花は、「なんだ?ツートンカラーではない、唯の黄花チューリップじゃないか。」
昼間なので、温度が上がっているのでよく開いている。
4.チューリップの外側のガクは黄色。
20180403 4日17時6分の花 夕方なので、温度が下がりすぼんでいるのが、わかる。
だが、写真で観ると、少し色(ピンクの筋)が付いている。
5.4月3日の夕方は、キチンとすぼんでいた。
20180403 夕方17時6分の花は、完全にすぼんでいる。
雨などによって、温度がさがるとガクは閉じる。
ガクの開閉運動は、温度変化に自動調整している。
チューリップの花は、すぼんだ花が、花らしくていい。
「♬さいた 咲いた!チューリップの花が・・・」の歌詞より、「(^^♪すぼんだ すぼんだ♫ チューリップの花が・・・」の方が正解だが、歌にならないネ。
おまけに、「赤色」はどうなるの
6.花びらは、6枚なの?
20180404 12時16分 横に白花が咲く。
黄花も白花も外側(ガク)と内側(花弁)各3枚ずつで、合計6枚のチューリップの花だ。 雄蕊6本、めしべ1本、柱頭は割れている。この白色の中心部は、濃い黒紫色である。
【疑問点】
素人判断で、ガクの外側の色は温度変化の繰り返しにより、ゆっくり紫赤色に変わっている。
チューリップの花の代表的な『赤』は?
黄と白の開いた花は、チューリップに見えない。
7.黄色のガクの外側が赤色めいてきた。
20180404 16時27分 すぼんだ黄花を観察。
外側のガク色が赤くなるのがわかってきた。
花弁(内側の3枚の花びら)の色が黄色を黄花と書す。
花弁(内側の3枚の花びら)の色が白色を白花と書す。
ガクの外側面が、だんだんと桃紫気味に濃く成りつつあるのだ。
8.黄花、白花共に午前10時きれいに開く。
20180405-10時34分ペットボトル鉢に2球咲く。
白花のガクの外面が、薄赤くなりつつあるのがよくわかる。
9.温度が上昇すると大開きする。
20180405-午後1時56分 撮影
「なんだ、小さい黄色の花で、水仙の花かと疑う?」
大きく開いた、見えるのは6枚の花弁。
雄蕊6本、めしべ1本、柱頭は割れているのもよく見える。
この黄色の中心部は、濃い黄色である。
10.4月7日 黄花のガクが赤色になっている。
20180407 一番最初に咲いた黄色、ガク赤はその先が外に90度曲がってきた。
この時、確実に【ガクが赤色になった。】
見た目では、白花のガクが赤になるののが速かったと感じた。
11.後の2球のツボミが出る。
20180407 後の2球ツボミが出る(写真で左の2個)
【まとめ】
★白花も黄花も、色を決めているのは、内側3枚の『花弁』の色です。
★白花も黄花も、外側3枚の『ガク』の外側が赤くなるのである。これが見た目には、「ツートンカラー」にみえる。チューリップの花は、だから開いた時よりも、すぼんだ時が、チュウリップらしく見える。
★この花びらが6枚に見えるが、本当は、ガク3枚と花弁3枚の花です。
12.3枚のガク先は、丸く巻いてきた。
20180409 3枚のガクの先は、丸く巻いている。
そして、ガクの内側も赤薄い絞りの色が見えてきている。
巻く様子は、ガクの花幅は広く、中の花弁の花びらの幅は小さい。この大きさから判断すると、やはり、ガクの力によって温度変化に応じ左右されていると、素人解釈した。
もうすぐ、【ガクと花弁】は、受粉なしで散るでしょう。
受粉が行われているなら、明日にでも散ると思います。(素人判断です。)
13.黄花と白花は種が違うのではないか?
写真は、【白花の雄しべと雌しべ】の拡大図です。
ペパーミントスティックの白花は、花の中心部は濃い黒紫。
ペパーミントスティックの黄花は、花の中心部も黄で、雄しべも雌しべも黄色である。全部が黄。眞に「奇々怪々」だ。
14.20180410 朝見ると散っていた。
雌しべに種が出来ているかどうかは、わからないので切ります。
終わりに、観察を通じてそれなりの事を教えてもらいました。盆栽好きの私にとって、原種チューリップも身近なものになりました。【ツートンカラーのチューリップに感謝!】
15.種の部分の茎を切る。
自家不和合性で種はできない。
オランダの作出家は、他品種の雄しべの花粉をつけ、種をつくり、5,6年も育て新しい品種を作るそうだ。
私たちは、そこまでできないから球根を育てその品種を受け継ぐ『クローン』栽培になる。
葉が、枯れるまでこの球根を育てましょう。
観察だけで、【なぜ、ツートンカラー】なのかは、わからないよ。
よく、こんな花を作出できたね。原種交配技術の進歩か?
最近の園芸植物、作出家は、すごいよ!
【ガクの外色と花弁の色の単なる違いだけなのに!】
うまく利用したガク? どんなにして、変えたのよ?
素人にもその過程を紹介して欲しいヨ。