1.春に黄花が咲くんだ。
毎年4月下旬から5月のアタマに咲くんだ。
「大きさは?」約2cm、でも、桜と一緒『下向き』だ。
だから、下で上を観ずに、飲んで騒いでいるのは単純だね。
この花が、見方により「ミッキーマウス」の顔に見える実になるのである。 見えない人は、「きっと、目が悪いのだ!」
2.花弁の数は5,6,7枚か?
「よく見てくれよな!」
花弁数は左から5,6,7枚とイロイロあるんだ。ビックリ!
びっくりして下さいよ。
「なんで、こんな数かって?」「花に聞いてよ!」
花の顎というのは、クセモノです。花弁っていうのも、エエカゲンなものです。でも、真面目に数えるのは、私です。
3.顎(ガク)は、何枚ですか?
答え「どう見たって、5枚だよ。」
何かを期待していたのだが・・・「無。」
「でも、花弁の数はヘンでしたネ。」
4.花が、薄黄の実になってきた。
6月1日頃、ミッキーマウスの花が自家受粉して実になっている。ゆくゆくは、
中心にかたい殻で覆われたタネは果実で核果(かくか)とか、石果とも呼ばれるのだ。
花の中心部にはやや長い『雌しべ』が1本。
その周りには、たくさんの『雄しべ』がありました。
5.写真は、再登場の「ミッキー君!」
6月上旬頃に、実が黒くなり・・・
「ミッキーマウス似てないか?耳2つ鼻ひとつ。」
「似てないよう」と言いましたか。あなた、目が悪いね。
「あの、ガクが赤くなっているじゃありませんか?」だから、花(ガク)っておもしろいと言ったでしょう。
6.播種による苗
【採り蒔き】
10月頃に、黒くなった種を蒔きます。
黒い皮を剥いで、無肥料の赤玉土か、市販の種蒔用土に5個前後蒔く。
春に芽が出て、6月にはこの写真のような苗になる。
2,3年もすれば黄色い可愛い花が咲き実がなります。
【挿木】はもう、不要だと思います。
7.小盆栽の『オクナ』
たかが、『三年生の植木』ですよ。
小盆栽なんて、言い方をしています。
でも、花が咲き、実が成ると満足なのです。よくこの写真を見ていただくと、『つぼみ』がひとつ枝先に止まっているのです。
「ありがとうございます。気が付いていただいて。」
8.アジサイの花と対照的に赤い花が目立つ。
2018年06月09日
やはり、紅い花の正体は、この『オクナ』の実です。
正しくは、「ガク」が赤くなり、実は薄緑から黒色に変化します。
豪華なアジサイ、素朴の山アジサイの中で、この赤花に存在感があります。
9.黒い実は、1個から5,6個と多い。
でも、あの黄花の雌しべが一つなのに、子房の数が増えるのかな。
イチゴまでいかないだろうが、ホントに、
「植物って面白いです。」
ポロリと落ちた黒い実、皮を剥きヤスリでキズを付けて、春を待ちましょう。
ほとんど、芽を出しこばえができますよ。
10.水やりで黒い実が落ちるので種蒔き法
写真の様に黒い種が水やりで落果しだした。6月30日
もったいないので、この黒いみの播種をしました。
前回は、一個しか発芽しなく、前々回は3個発芽した。
苗は、結構お嫁に行きましたので手持ち苗がない。
それなりに人気があるのだね。
11.種の考察
前回の2回は、播種しても発芽数が少ない結果です。6枚目の写真。
【今回の観察と採り蒔き】
一番外側の黒い皮は、簡単に剥がれない。この黒い皮を剥くのは困難だ。
結論 「黒皮を除いて蒔きなさい」なん到底無理。
小型ニッパーで黒い皮を無理矢理剥した写真が中央の種。
「黒い薄皮がその下の虫皮にくっついていて、この中皮がスルメみたいに柔らかく種について剥がれない。」
【薄緑の種は2個絡んでる。】
12.私どものこの黒い種の蒔き方は?
① 無使用の新しい鹿沼土や赤玉土や川砂の用土に蒔くこと。
中皮が腐ったり、虫に食われないように。
②中の種の2個?芽が付いていた。これから根が出て芽が出てくるものだと素人考えをしています。
軽く小型ニッパーでこの硬く粘りのある虫皮をキズつける。
「でも、こっちのほうがラクですよ、種蒔きには。」
13.そして、私どもの挿木方法
私どもの【挿木方法】
①挿し穂は、元気な枝を選ぶこと。
②葉は、2,3枚着けて大きな葉は半切にする。
③水切りしたものを、30分ぐらい薄めたメネデール液に浸す。
④新しい赤玉土に挿す。
14.挿木完了
管理は、春まで簡易温室の中で様子をみます。
冬には、葉が落ちます。
来春、新葉が落ち着いたら植替えをします。
15.盆栽用には、やはり取木ですね。
小盆栽に向く位置を親樹の枝探しをする。
決まると、今回は2ケ所の環状剥離、実行した。
16.取木の方法について
いろいろな木々の取木を経験しました。
主に、形成層を剥ぎ水苔を巻くという簡単なものです。
挿木より大きな苗が得られます。
盆栽には、根挿しとか取木はいい方法です。
今年の松の接木の成功率も半分ぐらいです。
接木も育てにくい植物を殖やすことも楽しい園芸ですね。
17.採り蒔き
本日(2019年08月13日)、発芽の後の元気な様子です。採り蒔きで殖やすのがいい。3年後には開花結実します。
18.よく根が出ていますよ!
採り蒔きで殖やすのが一番ですね。
『アルベクイナ(ミッキーマウス)』の実生苗の鉢上げ。
19.幼樹の葉は落葉するのだが?
17枚目の続き。
普通、この親樹は葉をとっくに落としている落葉樹なのに。
温かい冬のためか、しっかりと葉を付けている苗です。
20200105『ミッキーマウス』の冬の苗の様子。
20.母木現在(20210608)の全姿
2021年06月08日
タイトル【8.アジサイの花と対照的に赤い花が目立つ】の母木の現在の全姿です。
この樹も実生苗ですよ。
この樹からの実や挿木から殖やしました。
21.挿木苗、取木苗、実生苗での樹形づくり
2023/08/25
いろいろな殖やし方が出来ました。
【挿木、取木、実生】などで簡単に殖やせました。
最初の購入した樹は、ドロボウさんに盗まれました。
種からの実生苗で生き残り、育てる楽しみがありました。
この実生苗が現在の親樹となり、結構増えました。
只、残念なのは【小盆栽】で開花結実させるのが難しいですね。だから、
今後の目標は、小鉢で実の留まった【実盆栽づくり】ですね。 (20230826日記 を書き終えて。)
「ミッキーマウス似てないか?」
耳2つ鼻ひとつ・ 黒い耳ふたつ、黒い鼻ヒトツ・・・
「だめですか?」「失礼しました。」