1.幹の太さでその値が決まるそうだ。
「こんな野生の細い樹が、高価なのか?」
「種の形は、アンモナイト化石?だから・・・」
2.20161103 採り蒔きをする
【方法】
青ツヅラフジの皮を取る。
ほとんど種だが、中から、出た種(4~5ミリ)ぐらい。
なんかに似ている、「アンモナイト」形だ。
雄樹ばかりかもしれないけれど、楽しみがふえた。
雌樹は、挿し木で殖やすかな。
3.20170420 きれいに発芽している。
元気に発芽した。
「さすが、雑木だ!」
4.鉢上げ
20170505 本葉が出た時の鉢上げが正解だった。
この時の鉢上げの樹は、もうツルが約20㎝伸びている。20170630
残りの苗はどうしたものか迷った。理由は雄樹ばかり要らないから。
5.20170630 残りの鉢上げ
※【根の違い】
【種蒔きの根】主根が1本あるのに注目!
残り苗が10本、種を蒔いた鉢に残っている。
捨てようと迷ったが、遅いが鉢上げをした。
雑木だが、「まぁ、育ててみるか?」 でも、・・・置く場所が...2本1組でポットに鉢上げ完了。
【挿木の根】この樹は雌雄同株で1本で開花結実しました。
挿木だと【不定根】となり、主根が無く細根ばかりとなり盆樹として育てやすい。
6.この種は、『アンモナイト化石』か?
アンモナイトだ! ?
観察の楽しみは、種にもあります。盆栽育成での種のひとつで、あまり取り上げられない、隠れた面白さです。
かラスウリの種は、大国さん恵比寿さん。自然が生んだおもしろ造形です。自然が作り出した植物の種、ウメ、コブシ、人に引っ付く種など考えようによってはオモシロいのがたくさんあります。余裕があれば、楽しみたいひとつです。
20170704 苗はつるが伸びてきています。
7.20170705 葉の付け根から雌花咲く
2から3㎜の小さい地味な白い花だ。
普通なら見過ごすであろう。これが、あの青い実になるなんて信じられない。
まだ、自然受粉の仕方は知らない。人口受粉で結実させるというが。
雄株の雄花を絵筆で、人口交配したいが雄株がないので今年の結実はあきらめるしかない。
残念です。
8.20170807 地味な花満開
20170807 地味な花満開
この地味な花が雌花です。
満開でも地味です。
9.20170827 結実って本当か?
20170827結実? 【落果するだろう】
雌株だけなのに結実は、しないハズだ。
蝶や蛾などが媒介して正式の受粉ならば、秋に約5㎜のアンモナイト化石の種ができるだろう。
きっと、秋までに落果するだろう。
雄花はその中心部が黄色く花粉を持っているのだ。
万一、正式な自然受粉ならスゴイ、新大阪の街も環境がいいことになるのだが?
10.20170901 さすが野生だ!伸びる蔓
20170901 さすが野生だ!伸びる蔓
気付いた時は、もうベランダまで伸びているツル。
やはり、「盆栽の樹はすべて野生だ」
そうでないと、何百年も鉢栽培もできない。
この鉢は、四寸鉢での小さな鉢なのに!
秋には、鉢の根元近くで剪定する予定だが。
試験的に挿し木もしてみるかナ。
『ツルの右巻き、左巻きは上下の方向で逆になる。』
11.20170917 実中にアンモナイト発見
【雄株は不要だ!】
誰が、雄株を必要とおっしゃっているのかナ?
チャーンと種ができている。
ウーン~、両性花でもないが都会で結実するとは!!!
驚きである。雌雄同株か、蛾の仕業かは不明だ。
この種を蒔き発芽すれば、本物だ。
実盆栽なら結実すればいいんでしょう。
後は、樹形と年数のみでいい小盆栽が出来そうだ。
だって!挿し木でも種でもドンドン殖える。
『盆栽(野生)って剛健種だネ!』
12.『青い実に付いた果粉』とは?
20171001 知っていたけど?名は
20171001 [ブルーム(果粉)]
今日もいい勉強になりました。
この果実に付く果粉【白い粉】は、みんなご存知ですね。
私も名前を知らなかっただけです。
ブルーム(果粉)と呼ばれ果実が自分を保護して乾燥を防ぐために分泌しているそうです。
勿論、食べても全く問題なくブルーベリー、スモモ、ブドウ等に付いている。
13.「挿木は成功です。」
20180808 春の4月28日に挿木をしました。
発芽発根しているので、油粕と腐葉土の追肥をしました。
★成長は、種蒔きの方が良い成績なので、播種をおススメします。
14.挿木でも発芽発根する雑木です。
2018年10月17日 小鉢に定植する。
種からでも、挿木からでも育てられることが分かる。
主根から細い細根が多く、つる植物の強靭さが理解できた。
小品盆栽の中、ミニ盆栽としてもいい素材になりそうである。
15.超ミニ盆栽にも挑戦!
写真の様に、親指ほどの用土で、開花結実を期待する。
あと、3、4年後の植え替え後が楽しみな超ミニ実盆栽なのだ。
水やりと乾燥、根腐れにも注意を要する。
16.播種苗は何年で実がとまるのか?
2021年01月30日
播種苗も作り。
挿木苗も作り。
取木苗もつくりますか、と自分に問いかける。
たくさん作っても、年毎の植替えなどの管理が大変だ。
でも、【太い幹の挿木か取木(地植苗)】は実践したい。
17.2016年10月5日 母木養成中
アケビ同様に、小盆栽づくりもがんばります。
本来、この樹も【ツルかご】づくりの素材としても試作してみたいですね。
植物って、ヒト様に役立ってその意義があると思います。
冬にツルを刈り取り、幼稚でもツル籠を制作したいですね。
18.雌雄異株の花について
2021年06月20日
1本で結実したので雌雄同種の両性花なのでしょうか?
【写真】から
【萼片がくへん】は、6個(外側は小さく、見えるのは内側)
【花弁】普通は6個の花弁で先が分かれている。
この種は花弁の先にがあるみたい?
花弁が雄しべに変化したのか?
【雌蕊】はなの中心に6個ある。
※素人解釈なのでご注意ください。
これで、1本で開花結実の謎の解釈。
19.播種苗の花は、雄樹だった、
2021年07月21日の日記【『青ツズラフジ』の実生苗は雄株だった。】より。
雄花は、花粉で種の存続を守る大切な部位である。だから、長い期間咲く雄花は、その蘂の数や量は少しでも多く持ち、この種の子孫繁栄を願っている知恵でもあると推測しています。
※この『青ツズラフジ』は雌雄同株で1本で開花結実した。
挿木のクローン栽培で殖やす予定ですね。
20.「ヒメエグリバ」の食草なのです。
この夏から秋にかけて発生する蛾の一種です。
毎年、地植えの葉をムシャムシャ食べる派手な幼虫ですね。
このヤガ科の昆虫たちは、なんと1000を超える種類が確認されているそうです。この新大阪の街中にも生存しているのです。
21.「夏はブドウにそっくりさんの果実だ!」
2022年08月06日 日記より
やはり、野性の植物ですね。
剛健で病害虫対策もあまり要らない。
だから、
この緑の房は、ぶどうの小型ですが葉も果実もきれいです。
葡萄以上の実盆栽、小盆栽ができるいい素材です。
そして、
「もうすぐ、枝葉が増えると緑のカーテンになります。」
22.【核ある果実】は、実の分類なの
来年は、この珍しい「両性花」の『青ツズラフジ』を【挿木】で増やします。
硬い核内のクルミ,イチョウ のように中心の【種子】を食用したり、ウメ,モモ,サクランボのように,肥厚した【中果皮】を食用にするもの。
【堅果(ナッツ)】と【核果(アーモンド,クルミなど)】とか、【漿果(しようか ブドウ,レモン,)】と【核果(かくか クワ,モモ,オリーブ,)】に分けたり、言ってることはほぼ同じですね。
23.播種後5,6年で開花する。
この両性花は、挿木で殖やしたい。
植え替えと根や茎の剪定で整姿する。
挿木苗の方が樹形づくりに良い。
播種苗は雄樹かもしれない。
この春は、親樹の挿木で両性花のクロー苗を育てる。
植え替え時の雑草カタバミの繫殖力はスゴイ。
負けずにこの青ツズラフジの根から萌芽力も負けてはいない野生種ですね。
24.「2鉢で約30本の挿木育成試案だ!」
2023年02月20日 日記より
写真は、親樹の根元から横に匍匐していたツル5m。
これを、試案【挿木】してみた。
【新鮮な用土+水やり+挿し穂の固定】これが挿木成功の極意思っています。
25.雌雄同種の青ツズラの実生苗は、雌雄同種になるか?
2023/03/16
2回目の種蒔きです。2023年03月16日に播種。
雌雄同種のこの『青ツズラフジ』の種を蒔きました。
果たして、雌雄同種の樹になるかの試作です。
3,4年後、花の開花と結実を観察して判断します。
26.このツル性植物の雑木は豪華多彩だ!
2023/07/09
日記2023年7月9日より、「盆栽は雑木が創りやすい。」
左から「春播き苗」「挿木苗」「挿木3年生に花が咲く。」
流石、野性の『青ツズラフジ』は剛健で雑木扱いできるツル性植物ですね。
長年の栽培による【進化】なのか、今年も1本で開花結実しましたね。
垣根に自生していたのを見つけた。
よく観るときれいな実だと感じた。
採り蒔きは失敗した。
見つけたのは、秋の植木市。「ツルの雑草を売っている」
『アンモナイト化石』の様な種。
育ててみたら、『雌雄同株』の両性花なのだ。