1.苔玉も、小鉢も様になる。
正月用に赤い実のなる十両は、「おめでたい」ので必須です。
株分けで、今年は、はようから準備しました。
地下茎で繁殖していることが、よくわかります。
播種や挿木より、確実な株分けで、小鉢に入れてその赤い実を楽しみましょう。
私は、実付き苗を株分けして、小鉢に定植します。
2.実付きの苗を植えると簡単ですよ。
【株分けの仕方】自己流なやり方ですよ。
①剪定ばさみで実の付いた樹を選ぶ。
②丁寧に株分けして、苔玉や小鉢に植える。
③肥料は不要で、苔玉は排水に気を付ける。
3.お正月用が完成!
経過
①結実した碧い実の時に苔玉、小鉢に定植する。
②特に、水はけを良くする植え方にする。
③ハイゴケと共に実が赤くなるまで管理する。
注意点は、苔玉のコケ成長にも、太陽の光が必要です。
『苔のハイゴケ・スナゴケにも実にも朝日を当てましょう!』
4.6月25日頃に蕾ができる。
5月末頃
★前年枝の葉腋(葉の付け根)から花柄を出しツボミ伸ばす。
5.6月開花する。
【風媒花か?自家受粉するか?蟻散布?筆で人工授粉?】
『縮緬ヤブコウジ』購入目的は、他家受粉? でも横に置いても実付きは改善しなかった。他花受粉でもなさそう。
現実、『よく実を付ける年と少し実を付ける較差がある。』実盆栽によくあることだ。
細かな毛がありピンク色で萼は5深裂して紅色、5~8mmの花冠は5裂し先端が尖り、花柄、萼、花弁に淡紅色の斑紋(腺点)があるから結論は、虫媒花と素人判断である。
6.9月上旬には、しっかりした緑実ができる。
「そうです!」定植の時期は、9月です。
大鉢、中鉢、小鉢、コケダマ、ミニ鉢に何でもござれ!
好きな鉢に、お気に入りの化粧鉢に入れて、
【早く来い、コイ、コイ!お正月!】
お正月に『赤い実』は、おめでとうございます!
7.他品種『縮緬ヤブコウジ』です。
受粉の仕方は、素人の私には、解明できません。
おそらくは、「自家受粉」で下向きに咲くから、雨でも充分結実します。
ただ、昨年の枝の葉腋(葉の付け根から花が付きます。この用語は覚えておきます。
8.お正月飾りの『十両』は20両の値打ちです
20180524 今年の正月飾りの十両は、今だにきれい。
明るい日陰で、その赤い実の美しさを保っています。
やはり、盆栽に必要なのは、「援助」ですネ。
9.梅雨時の沢山の花は7月初旬小さい実になる
7月10日頃『ヤブコウジ』花後の小さい液果の様な核果ができる。
「受粉方法」を知りたいが、解明方法が分からないのが残念である。
10.斑入りヤブコウジにも一部、実がなるのか。
この写真は2016年06月03日撮影『縮緬藪柑子』で、現在も元気に育っています。
【斑入り藪柑子は結実する?】
最近、この「斑入り藪柑子」は、実でなく葉変わりを楽しむので、花が咲いても結実しないとの説明が多い。
だが、牧野植物園の資料で『白王錦』『日の司』『天照錦』『御代錦』・・・などある。この中で結実写真がある。実物は未確認。
〇小盆栽で丈の長い実のある『蔓藪柑子』もいい。2018年
11.母木の紹介
盆栽を始めた時から鉢でそだててきました。
木陰で育ち、水はけがよく、根は横に伸びて這いながら生きている。
たまに、肥料と植え替えか、用土を入れ替えてやるといい。
もう、20年以上この大きなプラ鉢で開花結実している。
野性的な強い植物ですね。
12.お正月用飾りの制作
毎年、この梅雨の終わりごろに花から実がとまります。
☆この時期に、【手スコ】で母木から実と根の付いた苗を移植。
植え替えの鉢は、少し洒落た「苔玉」「化粧鉢」「自作の小鉢」などを用意します。落ち着いた玄関か床の間に置きます。だから、この小盆栽は、鉢と植物の醸し出す創作美だと思います。
☆太くて、元気そうな実と根の付いた苗を選びます。
☆水はけのよい、保水力のある用土に植え込みます。
13.苔玉に植える
市販の苔玉でも、自作の苔玉づくりです。
配置ポイントは、自然な樹形を表現する。
自分の好みの実の数、その位置を創作、これが一番楽しい。
時間をかけて、遊んでみてください。
14.小鉢に植える場合
これも、楽しい演出ですね。
ビロードセキショウと寄せ植えにしたり、生け花に数本麻紐で括り、アルミ線で真っすぐ立ててやる。
自己満足の自己表現でいいと思います。
描いた絵と同じで、感じたままの表現でいいのです。
「できたよ!」
15.ミニ盆栽は、今年も食卓上のひと品。
20221118 日記より
久し振りの食卓上のひと品は、ミニ盆栽『十両』
簡単に作れますね、この日記を参照してください。
正月用めでたい「十両」作成日:2016/09/13
昔からの一両・十両・百両・千両・万両のうち十両を選ぶ。
『めでたい、メデタイ!』の準備です。
今年は、鉢と苔玉にしてみた。
20161217 緑の実(核果)が赤く熟した。実成り盆栽も花盆栽もこの様に露地栽培から鉢上げしたものが多いことが理解できる。これに、苔を張り付けると正月盆栽になる。