1.大きく伸びすぎる。
中々、大きくならない『棕櫚竹』です。
でも、10数年に一度は、植え替えました。
そして、古い幹と上のみに葉が付くので根元から切ります。
そうすると、新芽が出て4,5年で大きくなります。
植替えが大変になり、今回はあまり知られていない【取木】とダメなら【株分】をしないと。9号鉢一杯に根が廻りきっています。
2.「取木」の実施
2016/11/20
室内、室外においても姿や葉が優雅でやさしい。その緑も、風に吹かれても素晴らしい。取り木で発根するか?挿し木では絶対にダメだから。
1.きれいに形成層剝離を行なう。
ちょっとシュロと枝元を切るのに時間がかかった。
まわりに葉が少し邪魔になる。
カッターは新しい刃を使う。
3.上手くいくかな、この「取木」
【水苔量と水の流れに気配りながら』
本当は3月のはじめが最適と考えている。
でも、芽が動き出す4月がもっといいかなと迷っている。
まあ、失敗しても再度、挑戦する。
カルスができた後に発根するので、この期日が判ればいいのだがな?これが取り木のポイントだと考えている。
結果は、「まる1年経っても、発根しなかった。」
4.「どこが、いけなかったのか」分からない。
【取木方法】
①4cmぐらい、白い幹まで形成層剝離をカッターナイフで行った。
②あらかじめメネデール液に漬けてある水苔をその周りに巻いた。
③ビニール袋の端を約5cmの幅に切り、これで苔を固定する。
④上の部分は水や雨水が入るように少し大き目に開け、下は根が腐らないように、少しの水抜けを作る。
⑤黒の絶縁テープでビニール袋を止め、実施日を書いた札をつけて完成である。
5.2018年03月18日 【株分】をする。
【方法】
何しろ、9号鉢に根が廻り、新芽が出ないので今回は、鉢を縦に「のこぎり」で切る。
半分、縦割りに切り鉢を外した。もう、クタクタです。
次に、この大きな株を四分の一に縦切りすればよいが( ^ω^)・・・
疲れたので、明日にする。
6.翌日、株を四分の一に縦切りできた。
主な用土は、桐生砂と赤玉土で植えているため切りにくいのです。もう少し、早めに植え替えればいいのだが、反省する。
この大株の『棕櫚竹』大鉢なのだが、根が、すなわち根元の根がかみついていて、新品のノコギリ刃でもなかなか切断出来なかった。
7.やっと、植替えできた。
こんな『棕櫚竹』は、4鉢も要らない。
隣の方に、根のよく付いた1本は差し上げた。
残り1本は、廃棄した。
残り2本は、車庫前にて、管理する。
20180520 ちゃんとした新葉が開き、拡がったので根はしっかり動いている。
8.6月には観音竹鉢に、植えよう。
残った化粧鉢に他の植物を植えていて、かれこれ30年以上が過ぎている。
この梅雨時入れば、いつも植替えの時期を迎える。
鉢底から根が出ている『瑞光錦』がある。
鉢をひっくり返して、根を丁寧に水洗いをする。
腐った根や不純物を取り除き、きれいな根のみにする。
陶器の底網を敷き、大きめの桐生砂と川砂で、水はけよく植えていく。
最後に、水に浸けてあった水苔で押さえる。
新葉だ出れば自家製肥料をのせる。
9.植え替え後は元気です。
20181024 ひとつは、室内にシンボルツリーです。
窓を開け、風が吹くとひらひらそよぐ葉は、いい景色模様です。
10.ふたつめは、車庫の中で
少し大きくなっていますが、様になっています。
これから、ドンドン茂り大きくなります。
11.下の根元から、次々と筍がでてきます。
新芽が、ドンドン顔を出します。
7本立ての低く落差のある棕櫚竹の鉢が出来上がります。
12.この品種は、観音竹『達磨』でしょう!
2メートルも超す観音竹は、初体験である。
2018年10月25日 定宿ホテルの雅中庵の入り口にシンボルツリーとして置かれていた。
2メートルも超す「棕櫚竹」は、何度も拝見し自栽培の経験があるがこんな大きい観音竹には、驚かされた。
鉢も深鉢の特別仕様で、表面カバーがされていた。
「すごい!」
13. 新居祝 『棕櫚竹』
2020年09月05日 前の家に引っ越してきた。
引っ越し祝いにプレゼントです。
殺風景の玄関にいい絵となったね。
14.ゆっくり成長する棕櫚竹
写真は、2022年01月21日現在、
株分け後(2018年10月24日 7枚目写真)の『棕櫚竹』と、応接間の今の姿。
根元から、毎年1~2本新筍が出て来て大きく株立ちしますね。
『観音竹』と『棕櫚竹』
松柏の盆栽を忘れる程、魅かれるものがあった。
「葉の縞模様」と「容姿」かな?
今は、執着心が失せているが、少し『棕梠竹』にはある。