『観音竹と棕櫚竹』の栽培

meika
meikaさん
植物名 ヤシ類
品種名 『観音竹』 『棕櫚竹』など
地域 大阪府 場所 その他 栽培形態 鉢植え
日当たり 日なた(1~3時間) 満足度
ジャンル

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

『観音竹と棕櫚竹』の栽培

『観音竹と棕櫚竹』の栽培

作成日:2018/05/24
最終更新日:2022/01/31

 『観音竹』と『棕櫚竹』
 松柏の盆栽を忘れる程、魅かれるものがあった。
 「葉の縞模様」と「容姿」かな?
 今は、執着心が失せているが、少し『棕梠竹』にはある。

  • 大きく伸びすぎる。

    1

  • 「取木」の実施

    2

  • 上手くいくかな、この「取木」

    3

  • 「どこが、いけなかったのか」分からない。

    4

  • 2018年03月18日 【株分】をする。

    5

  • 翌日、株を四分の一に縦切りできた。

    6

  • やっと、植替えできた。

    7

  • 6月には観音竹鉢に、植えよう。

    8

  • 植え替え後は元気です。

    9

  • ふたつめは、車庫の中で

    10

  • 下の根元から、次々と筍がでてきます。

    11

  • この品種は、観音竹『達磨』でしょう!

    12

  •  新居祝 『棕櫚竹』

    13

  • ゆっくり成長する棕櫚竹

    14

1.大きく伸びすぎる。

『観音竹と棕櫚竹』の栽培 大きく伸びすぎる。
 中々、大きくならない『棕櫚竹』です。
 でも、10数年に一度は、植え替えました。
そして、古い幹と上のみに葉が付くので根元から切ります。
そうすると、新芽が出て4,5年で大きくなります。
 植替えが大変になり、今回はあまり知られていない【取木】とダメなら【株分】をしないと。9号鉢一杯に根が廻りきっています。

2.「取木」の実施

『観音竹と棕櫚竹』の栽培 「取木」の実施
2016/11/20
室内、室外においても姿や葉が優雅でやさしい。その緑も、風に吹かれても素晴らしい。取り木で発根するか?挿し木では絶対にダメだから。

1.きれいに形成層剝離を行なう。
ちょっとシュロと枝元を切るのに時間がかかった。
まわりに葉が少し邪魔になる。
カッターは新しい刃を使う。

3.上手くいくかな、この「取木」

『観音竹と棕櫚竹』の栽培 上手くいくかな、この「取木」
 【水苔量と水の流れに気配りながら』
本当は3月のはじめが最適と考えている。
でも、芽が動き出す4月がもっといいかなと迷っている。
まあ、失敗しても再度、挑戦する。
カルスができた後に発根するので、この期日が判ればいいのだがな?これが取り木のポイントだと考えている。

 結果は、「まる1年経っても、発根しなかった。」

4.「どこが、いけなかったのか」分からない。

『観音竹と棕櫚竹』の栽培 「どこが、いけなかったのか」分からない。
  【取木方法】
①4cmぐらい、白い幹まで形成層剝離をカッターナイフで行った。
②あらかじめメネデール液に漬けてある水苔をその周りに巻いた。
③ビニール袋の端を約5cmの幅に切り、これで苔を固定する。
④上の部分は水や雨水が入るように少し大き目に開け、下は根が腐らないように、少しの水抜けを作る。
⑤黒の絶縁テープでビニール袋を止め、実施日を書いた札をつけて完成である。

5.2018年03月18日 【株分】をする。

『観音竹と棕櫚竹』の栽培 2018年03月18日 【株分】をする。
 【方法】

何しろ、9号鉢に根が廻り、新芽が出ないので今回は、鉢を縦に「のこぎり」で切る。
半分、縦割りに切り鉢を外した。もう、クタクタです。

次に、この大きな株を四分の一に縦切りすればよいが( ^ω^)・・・
 疲れたので、明日にする。

6.翌日、株を四分の一に縦切りできた。

『観音竹と棕櫚竹』の栽培 翌日、株を四分の一に縦切りできた。
 主な用土は、桐生砂と赤玉土で植えているため切りにくいのです。もう少し、早めに植え替えればいいのだが、反省する。
 この大株の『棕櫚竹』大鉢なのだが、根が、すなわち根元の根がかみついていて、新品のノコギリ刃でもなかなか切断出来なかった。

7.やっと、植替えできた。

『観音竹と棕櫚竹』の栽培 やっと、植替えできた。
こんな『棕櫚竹』は、4鉢も要らない。
 隣の方に、根のよく付いた1本は差し上げた。
   残り1本は、廃棄した。

 残り2本は、車庫前にて、管理する。

20180520 ちゃんとした新葉が開き、拡がったので根はしっかり動いている。

8.6月には観音竹鉢に、植えよう。

『観音竹と棕櫚竹』の栽培 6月には観音竹鉢に、植えよう。
 残った化粧鉢に他の植物を植えていて、かれこれ30年以上が過ぎている。
 この梅雨時入れば、いつも植替えの時期を迎える。
鉢底から根が出ている『瑞光錦』がある。
鉢をひっくり返して、根を丁寧に水洗いをする。
腐った根や不純物を取り除き、きれいな根のみにする。
陶器の底網を敷き、大きめの桐生砂と川砂で、水はけよく植えていく。
最後に、水に浸けてあった水苔で押さえる。
新葉だ出れば自家製肥料をのせる。

9.植え替え後は元気です。

『観音竹と棕櫚竹』の栽培 植え替え後は元気です。
20181024 ひとつは、室内にシンボルツリーです。
 窓を開け、風が吹くとひらひらそよぐ葉は、いい景色模様です。

10.ふたつめは、車庫の中で

『観音竹と棕櫚竹』の栽培 ふたつめは、車庫の中で
 少し大きくなっていますが、様になっています。
これから、ドンドン茂り大きくなります。

11.下の根元から、次々と筍がでてきます。

『観音竹と棕櫚竹』の栽培 下の根元から、次々と筍がでてきます。
 新芽が、ドンドン顔を出します。
 7本立ての低く落差のある棕櫚竹の鉢が出来上がります。

12.この品種は、観音竹『達磨』でしょう!

『観音竹と棕櫚竹』の栽培 この品種は、観音竹『達磨』でしょう!
2メートルも超す観音竹は、初体験である。
2018年10月25日 定宿ホテルの雅中庵の入り口にシンボルツリーとして置かれていた。
2メートルも超す「棕櫚竹」は、何度も拝見し自栽培の経験があるがこんな大きい観音竹には、驚かされた。
鉢も深鉢の特別仕様で、表面カバーがされていた。
 「すごい!」

13. 新居祝 『棕櫚竹』

『観音竹と棕櫚竹』の栽培  新居祝 『棕櫚竹』
2020年09月05日 前の家に引っ越してきた。
        引っ越し祝いにプレゼントです。
 殺風景の玄関にいい絵となったね。

14.ゆっくり成長する棕櫚竹

『観音竹と棕櫚竹』の栽培 ゆっくり成長する棕櫚竹
 写真は、2022年01月21日現在、
株分け後(2018年10月24日 7枚目写真)の『棕櫚竹』と、応接間の今の姿。
根元から、毎年1~2本新筍が出て来て大きく株立ちしますね。

開花期

わたしの育て方

シュロチクと観音竹
ヤシ科ラピス属 常緑小低木
【原産地】 中国東南 【花期】 6~7月 【葉】互生で掌状葉 葉は女性的で温和な感じだ。【根】主根を多く出す
【結実期】何十年に1回、サンゴのような実 雄木と雌木がある。種を蒔いて殖やしたことはないが、突然変異で縞シュロチクはできたのだろう。江戸中期に既に存在していた。
【耐陰性】【耐寒性】ある。
【植え方】底網、鉢底石 桐生砂 で植えて水苔でカバーする。
【乾燥】 弱い 【肥料】水苔の上に、年1回ぐらい、腐った固形油粕を置く。市販の油粕では根ぐされに注意
【大きさに応じて鉢周りを大きくする】 
【植え替えは6月の梅雨時で、ていねいに根のみにする。】
【殖やし方】株分けで殖やす。挿し木や取り木で私は成功していません。 
【病害虫】 ハダニ、カイガラムシ 
【育てやすさ】 簡単 でも日々の水遣りは欠かさないこと。

シュロチクは中国の南部~南東部が原産の葉の色が鮮やかな植物で、幹は高さ3~4mほどまで生長します。2メートルになると、根元から切り取ります。大きな鉢で植え替えず10年以上経ちますが、元気です。シュロチクの葉は細長い半円形をしており、白や乳白色の縦縞模様が入る品種もがあります。
棕櫚竹(シュロチク)とう名前で、見た目も竹に似ていますが、竹とは関係なくヤシの仲間になります。  
ヤシ科ラピス属シュロチク種で、竹みたいに空洞になっておらず「実竹」です。
シュロチクの仲間にカンノンチクがありますが、カンノンチクと比較すると背が高く、細長い葉がたくさん出るので、繊細な印象があります。
シュロチクは常緑性ですので一年を通じて美しい緑の葉を楽しめます。
シュロチクは幹をまっすぐ伸ばして大きく生長するので、私の玄関入口のシンボルグリーンとしても健在です。ミニ観葉として斑入りの品種は高価であるが、緑葉のものは大きくしインテリアとして利用される。また、シュロチクは和の空間イメージにも、洋風の空間にもどちらにもアレンジして観葉植物として楽しむ事が出来ます。江戸時代より慕われ、万年青・東洋ランと共に古典植物である。

【歴】
返す返す残念なのは、江戸時代の一期、昭和の二期、戦後の三期(1968年昭和43年観音竹のバブル崩壊以後)と隆盛期を迎えたが、最後は投機の対象となり業者さんが自滅した。
1978年06月 バブル崩壊後、観音竹『達磨』を初めて栽培する。
その後、美しい『瑞光錦』が、阪急百貨8階の園芸用品で販売されていた。いろいろな縞観音竹に高価なのが暴落したので、購入できた。専用鉢と桐生砂、そして水苔で押さえる簡単な育成方法だった。

1981年04月 「縞棕梠竹」「大黒殿の縞」「達磨の縞」、育て安い「瑞光錦」も流行、ボーナスもらったら、安くなったので「東海錦」「天山の縞」を買う大馬鹿だった。
「趣味の園芸」と「植物の観察」に止めておくべきだったが、結構、浪費しました。
現在は、この「棕梠竹」だけ残り、錦鉢の空に「松やヤブコウジ」が植えられている。現、業者でかすかに残っているのは『瑞光錦』か『綾錦』ぐらいである。
安価とは言え(当時、1万5千円)その『縞棕櫚竹』は10年後に、枯らしてしまった。

1990年~ 大きな9号のプラスチック鉢に植えてあった『棕櫚竹』だけ残った。
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