1.種蒔きと双葉の様子
先週種を蒔いた6×6ポット2個。本日1つ追加しました。
種を蒔いた変化朝顔の1つが「青掬水爪龍葉紅覆輪総風鈴獅子咲牡丹」と言う品種で(魔法の呪文?)変化の発生割合が1/16なので種をたくさん蒔かないと目的の花に出会う事ができません。私は過去2年挑戦し一重の獅子咲きを1回だけ見る事ができました。
ちなみに「青掬水爪龍葉」葉の変化を「紅覆輪総風鈴獅子咲牡丹」は花の変化を表します。
2.青掬水爪龍葉の本葉
写真の中心のボケているのが「青掬水爪龍葉の本葉」です。葉が内側にカールしているだけでなく、更に丸まっているのが判ります。コレが「獅子咲き」の変化が出る苗だと思われます。今回50個位種を蒔いた内2株のみの出現でした。本葉が軽く丸まっている物は単なる牡丹か通常の一重の花が咲くハズです。普通の花の中に、次世代の親となる物と変化の抜けた株の両方がある筈なので株ごとに種を分けて保存します。
3.乱菊石畳の双葉
コレは乱菊石畳と言う変化あさがおの双葉です。かなりシロっぽいので今後の成長が不安です。双葉ではなく三つ葉ですね。葉が2ツ以上に裂けている物があります。乱菊は葉の変化で本葉が葛の葉のように切れています。花は一重で花弁が葉と同じように割れて咲きます。
種の状態が悪かった団十朗は全滅のようです。
4.白化した双葉
白化した双葉のその後の様子です。白化は発芽のタイミングで20度以下の低温にさらされると起こるそうです。
葉緑素が殆どなかったのでやはり枯れてしまいました。
5.アサガオの植替え
使用した鉢はスリット鉢の5号と5号ロング。
置き場所が少なく全ての苗を植え替えることはできませんでした。余りはプランターに寄せ植えしようと思います。
ロングの鉢には鉢底石を置き土中の水分量を抑制することを期待。培養土は市販の草花用(肥料含有)を使いました。昨年、この土に更に肥料を与えたら肥料過多で生育障害が起こったので今年はそのまま使用します。
6.出物と呼ばれる変化朝顔の苗
植え替えた苗の中に3本ほど「出物」と呼ばれるモノで葉や茎の変化(抱え、巻き込み、縮れ具合)が激しく成長も遅いことが多いです。花は獅子咲き(表紙写真のような変化)で、更に牡丹(八重咲き)も併せて発現すれば大変豪華で素晴らしい花が見られるかもしれません。今回それらしい変化は3株あります。
7.摘心
アサガオの苗の多くが本場6,7枚以上に成長したので摘芯を行いました。アサガオの蕾は葉の付け根から出てくるのでつるの本数を増やし多くの蕾を付けさせるのに摘芯は欠かせません。本カズラの本葉6~7枚目のアタリのつるをハサミやナイフでカットするのですが、私は指と爪を使いちぎるほうが多いです。
8.今シーズンの初花
今シーズンの初めての開花ですが、獅子抜け 牡丹抜け 葉もほぼ変化が見られなので、この株からの種は次世代が期待できません。残念ですが廃棄処分とします。
またこの花の撮影前日は1日中曇りで気温も低めだった為、開花2日目なので少しシワが寄っています。
9.変化朝顔 松島の葉
松島と呼ばれる変化は一株のアサガオの中に複数の色素因子が在るもので非常に不安定です。この場合は葉色の変化で青色(緑)と黄色(薄い黄緑色)が混ざった状態になります。
写真の葉はキレイに色が別れています。
10.変化朝顔 松島の花
本日開花した松島の花です。少し花弁が傷んでいますが少し昨日の潅水が足りなかったかもしれません。
葉のようにキレイに染め分けられた華が咲くことは稀でほとんどはこの写真のように僅かに雀斑や筋が入る程度の変化です。たまにキレイに染め分けられた花が咲くと思わず写真を取りたくなります。
11.團十郎の双葉
種まき後3週間もかかって昨日双葉が出ているのを見つけました。全滅していたと思ったのに1株だけでも目が出たことが嬉しいです。カッターで種の曲線側に切れ目を入れた筈なのに…なぜこんなに時間がかかったのかは不明です。
後は、コレが本当に團十郎かどうか?土に混じっていた品種不明のアサガオでないことを祈ります。
子供の小学校の朝顔栽培がきっかけでその後継続中
写真は変化朝顔の青掬水爪龍葉紅覆輪総風鈴獅子咲 牡丹抜け(牡丹は八重咲の事)です。