1.苔玉盆裁や小品盆栽に最適です。
【苔玉盆裁や小品盆栽】
◎夏の食卓や玄関に置き、令涼感を味わえる。
◎盆栽の添え物になる。
◎地植すると、グリーンカーテンにもなる。
◎秋には、黄葉し季節感を味わえる。
◎ムカゴ(零余子)の勉強になり、耐乏食(むかご飯、糧飯)にもなる。
◎芋は、地植えなら、自然薯として食することができる。
2.イモについて
ヤマノイモ科ヤマノイモ属
写真の様に、ひとにぎりの土で、これだけの芋ができる。
山中の雑木林ややぶ、荒れ地に生えるつる性の多年草。
地中にある円柱形の根が主に食用となる。
食べられる部位 イモ・ムカゴ イモはトロロ汁や、山かけ、天ぷらなどに。ムカゴは煮物、ムカゴ飯にする。
トロロ汁や、山かけ、天ぷらなどに。
ムカゴは煮物、ムカゴ飯にできる。
このイモでも殖やすこともできる。
3.【ムカゴ(零余子)】について
☆「むかご(零余子)」は根茎で茎の変化したものです。
☆9月13日 以後10月にかけて、零余子ができだんだん大きくなっていくのです。それは、ツルが伸びなくなる時期です。「これも、おもしろい性質ですね。」
☆このムカゴを収穫し、翌春蒔くと、きれいな班入りのムカゴが芽生えます。
だが、地中のイモを植えると、班入りが少なくなり、緑葉が多くなる。体験上、これも、おかしな性質です。
4.10年経って初めて見た花について
◎ 上に向いて咲くのは雄花で、下に向いて咲くのは雌花だ。花色は白の花片で、よく見ると、花柄は上と下にバラバラに向いているかのだ。
●開花した花と香を嗅いだが、分からなかった。
◎ 班入りヤマノイモも、雌雄異株(しゆういしゅ)だ。
◎ 花は咲くと甘い香りがするというので、絶対に嗅いでみる。
●観察を続けたが種は、できなかった。
5.20170827 雄花を見つけた!
20170827 雄花を発見。
「やっと、咲いたこの花は雄花だった!」
すなわち、育成の斑入りヤマノイモは【雄株】だ。
なぜなら、雌株には子房がついて花が咲く、【両性花】でもないのだ。
ノギスによる測定では直径2.00㎜で、おしべがくっきり観えた。でも、つぼみからなかなか開花しない。
8月27日に確認して1週間後なのに遅すぎる。
ツルは右回りで上へ、あがっている。「香は確認できない」
6.10月に黄葉もする。
少しであるが、秋には新大阪の街でも黄葉する。
この『班入りヤマノイモ』を育てて、分らない点も多いが、草物盆栽としてきれいな斑入りをつくるには、ムカゴを播種することが、一番いい方法であることが分かりました。
来年からは、この方法で清涼感と斑入り葉を身近で楽しみたい。
7.20180520 涼しそうなミニ盆栽01
20180529 『斑入りヤマノイモ』ミニ盆栽
「今年のミニ盆栽」01 です。秋の枯れるまで、縞模様の葉を楽しませてくれ、葉が枯れてくると可愛いムカゴが楽しめます。
8. 『フイリヤマノイモ』ミニ盆栽02
20180529 『斑入りヤマノイモ』ミニ盆栽02
ミニ鉢集団
9.なぜ、アケビに負けず5メートルも伸びる。
今年の新発見? 2019年09月21日記載
ヤマイモは春に芋から新芽が出て、秋には枯れるものと思っていました。ところが、
今年は、地植のこのヤマノイモは、『アケビ』と競っている。
なぜ?この斑入り『ヤマイモ』が、アケビのツルより高く、4メートルの上に登り、元気なのか。
「不思議だなぁ?」
10.その拡大写真。
アケビより高く伸びているツル。
もう、梯子がないと届かない程の高さです。
11.なんと根元に約3㎜の昨年の茎が。
そこで、電信柱の根元のツルをチェックしました。
信じられないぐらいで、太く約3㎜の昨年の茎が生きてる。
この斑入りのヤマノイモは、茎が枯れず何年生きるのか?
もう少し、観察します。「植物っておもしろいです。」
12.葉の観察 1
ヤマノイモの葉は対生である。
でも、対生でなく1枚のみも見られる。
13.葉の観察 2
秋になるとムカゴが出来、なぜか葉は1枚になり、片方にはムカゴができる。
14.むかごからの発芽発根。
初冬に自然落果したムカゴ。
6月10日過ぎに、暖かくなると芽が出て、もう、30㎝以上に茎を伸ばす。
斑入りきれいな模様は、葉1枚1枚異なる。
ムカゴの実の約3倍ぐらいのミニ鉢に植えておけば、すばらしい超ミニ盆栽が出来上がります。
15.小鉢に植える方法 6月1日
【零余子苗の小鉢植えの方法】
①昨年収穫したムカゴを、日陰に採り蒔きをしておく。
②翌年,5月の終わり頃から6月初めツルが出てくる。
③ツルを引き上げると、イモと白い根が付いている。
④小鉢を選ぶ。
⑤排水良く、細いアルミ線と底網+桐生砂+赤玉土・腐葉土 で植え付ける。
【ポイント】
イモの根腐れ防止のためにツルの根元、イモの上部を出して小鉢に植えるのがいいのです。
16.ディスプレイの迷い?
小盆栽は【鉢と樹形】のバランスで決まる。
小鉢は高価なものがいいとは限らない。
生きた樹形は雑草であっても、古いのがいいとは限らない。
素人の考えですが、出来るだけ自然樹形がいい。
その草木をいかに表現できるかなのですが。
やはり、自己流の世界に満足して妥協しています。
写真左は、この草もの(縞山芋)に合う鉢は?
写真中央は、草の樹形は?
写真右は、置く場所や愛でるポイント等
、
17.盆栽添え『斑入りヤマノイモ』01
梅田阪急百貨店の8階園芸売店がなくなる10年前から育ててきています。
この白い縞模様と緑の清涼感、そしてムカゴの面白さに魅かれて、地に植えたり小鉢に容れて、今も楽しんでいます。
01は、2014年09月14日撮影 『縞山芋』
名前は確か、「フイリヤマノイモ」で売られていました。
写真撮影などは、当時はしていませんでした。
18.盆栽添え『斑入りヤマノイモ』02
2016年10月28日撮影 10月の末は黄葉になりやがて落葉します。
ツルには、ムカゴがついていて、これを空地にばら撒くと翌年、梅雨時にかわいいツルが伸びて来て、眼に鮮やかな色やたまには真っ白や緑だけの葉を出してくれました。
19.盆栽添え『斑入りヤマノイモ』03
2018年07月10日撮影 ミニ盆栽『縞ヤマイモ』
ムカゴの大きいのを茹でて、食べることも考えましたが、前の家のおじいさんに頂いた『ヤマノイモ』の零余子はビールのアテにはチトしどもの口にあいませんでした。
ムカゴを、緑葉の多いものは間引きをしてきれいな斑入りの蔓を選ぶようになりました。
20.盆栽添え『斑入りヤマノイモ』04
2019年06月03日写真 「少し、アップで」
この頃から、ツルにはきれいな白色の斑入りが揃いだして、満足できる『斑入りヤマノイモ』が安定してきました。
21.盆栽添え『斑入りヤマノイモ』05
2020年11月11日撮影 秋に黄葉した『縞ヤマノイモ』
あの【苔玉】が流行っていた時代も、苔玉に植え込み吊るして楽しんだこともありましたが、写真記録に残っていません。
一度、写真撮影のために「苔玉」にして風鈴でも付けますか。
「少し、絵になるでしょうね。」
22.盆栽添え『斑入りヤマノイモ』06
2021年06月29日撮影
近所の方、2,3人に「欲しい。」と言われるので差し上げたこともありました。
ホント、いまでもこの「ムカゴ」や「イモ」も「耐乏食」「非常食」にならないかと思う時もありますね。(笑)
23.盆栽添え『斑入りヤマノイモ』07
2022年06月09日撮影 今日の主役は『縞ヤマイモ』です。
今年は、白色の斑入りが少ないツルが多いです。
それとあの大きなアケビを凌いだ親樹『斑ヤマノイモ』が芽を出さず枯れてしまいました。
ここ7,8年は木化して元気であったが残念です。掘りだしてイモの大きさも見たかったのですが、おそらくイモは腐るか誰かに食べられたのかもしれないですね。
24.【木化した蔓は約15年で枯れた。】
[3.【ムカゴ(零余子)】について]の写真。
木化したツルが今年は枯れた。2022年06月20日
いつもなら、あけびのツルを越えて伸び覆うこのツルが、約15年で新芽をださなくなった。
おそらくイモが虫に喰われたか、腐ったのでしょうか、原因は解らない。
写真は、ムカゴが昨年の冬、自然落下して発芽した葉です。
中心の葉脈間に筆で塗ったように、いろいろな広がりを見せている葉柄です。
25.見つけた!この剛健さと生き残るイモ知恵。
2022年06月23日 日記より
「再度、電柱のあけびの上に『縞ヤマノイモ』発見!」より
『あけび』の上に見えた『縞ヤマノイモ』の新葉が出現。
2017年08月27日に、斑入りヤマノイモの開花以後、5年間【草本】の『斑入りヤマノイモ』は、【木本】の如く生きたのだ。だが、前述の24枚目で終わりと思った。
驚いたのは新茎がアケビの上にその葉をみせた姿である。
改めてこの茎の伸びた成長力に感動だ。
26.こぼれムカゴの超ミニ盆は、涼しさを呼ぶ。
2023/06/18
今年のヤマノイモは超ミニ盆栽です。
何という蒸し暑さ、東京も30度を超える、地球温暖化は年々厳しい。 植物もヒトも、困るのだ。
冬が少なく、猛暑の夏と四季無き二季の日本になっている。
「今日は父の日? このミニ盆栽でこころ休めよう。」
27.ツルを垂らすとムカゴが出来るのです。【観察確認】
2023/07/27
20230727日記より
この写真3は、「ポット苗にもかかわらず、栄養成長後はツルを垂れさせるとてき面、豊作になるだね!」
果実類の枝や幹(ツルも含む)は横や下に伸ばすと、花芽(花成ホルモン)も出来やすく、生殖成長してくれるのです。
これも、どの植物のもつ素晴らしい知恵だと解釈しています。
『ヤマノイモ』の種類を知りたかった。
このヤマノイモは、【ナガイモ種】である。
そして、このナガイモ種はナガイモ、ツクネイモ、イチョウイモがある。
この芋は、ヤマノイモ種の【自然薯】である。
葉は斑入りで、『班入りヤマノイモ』突然変異でできたもの。
★「白斑模様の美しい『ヤマノイモ』」が出来ましたね。
約20年で、【間引き】や持ち込み【精選】で、緑ときれいな白斑模様が出来上がりました。】20230730 meika[明佳]