1.子供時代、黄実千両はなかった!
欠点は、節間・樹が上に伸び、枝先に花が咲くので盆栽にならない、でも、樹形はやさしさを表現している。
肥料はリン肥を少し与える。でも、花が咲かないと悔しい。
肥料は余りやらない鉢植木としているが、ついつい、「咲いて結実のため」施してしまう。
2.挿し木のしかた
20160716 育て方の「挿木の仕方」ご覧ください。
挿し木用に、メネデールやルートンの力を借りた。
近頃は、コーナンで、「種蒔き、挿し木用の培養土」まで販売されていてこれにビックリした。
20170813 挿木苗 千両の花が弱いなりに咲いたが結実しなかった。よくあることで、挿木苗の中で、栄養成長のよくない苗ほど、花が咲き実をつける。
3.種蒔きについて
約3年経つと開花結実する。タネまきは3月頃。
20170802 播種で千両苗の定植。花が咲き結実するには4,5年かかるかな。
風媒花なので人工授粉などは不要で、結実する。
4.種蒔きや挿木より株分けが、ラクだ。
千両を殖やすには株分けがラクだ。
ここまで、結論を出すの年数がかかったよ。
最初の挿木の失敗や根腐れをさせた時、むつかしいセンリョウづくりだと思って、手を出さなかった。
失敗をして、自信が出て来るものなのです。
【株分け】は、植え替え時にすると簡単なので省略します。
5.花について
この6月、梅雨時に花が咲きます。
この写真、カメラの性能が良くないので、これが精いっぱいです。
白いのが【葯と雄しべ】 【緑色の丸いのが雌しべ】です。
この丸いのが、実の赤ちゃんです。小さくて見分けにくいです。
だから、万両や十両に比べて実は小さいですネ。
花や葉、実などに腺点が無いので、この植物は虫媒花でないと確信しているのだが。
6.お正月には、生花に使いましょう!
写真は、綺麗に生けたお正月用の写真にしたいが、私どもにその時間とヤル気がなかったので、この写真で代用します。
今後、茶室「雅中庵」で、生けられた千両があれば、この写真は差し替えします。
7.写真は、播種による苗です。
種からだと開花結実は、3年以上かかりそうです。
でも、挿木に比べて、樹形はどっしりとしています。
ゆっくり育てたい時は、播種がいいと思います。
8.お正月用『千両』の植替え。
20180706 お正月用『千両』鉢です。
2枚目写真の苗です。植替えたのは、花が咲き実がとまったからです。
鉢も、お正月用のため観音竹化粧鉢に植え込みました。
☆挿木して、3年目に開花結実します。
播種の場合は、それ以上かかると思います。
9.20180706お正月用『千両』鉢完成
普通、お正月に『千両』は、生け花として祝います。
来年のお正月(2019年)に、
私どもは、「植木鉢」で祝いたいと思います。
これ、鉢で低く作るには肥料は控えること。
明るい日陰で、排水性と保水性を保つこと。
咲いた花に水をかけないのが、ポイント。
10.千両は低く開花結実するので添物になる。
育てている経験から,『一両・十両・万両』と樹の実態が異なりますね。日当たりも好きで、実は葉の上に止まり、背丈が低くても開花結実しますね。
センリョウ科クロランサス属です。
毎年、正月に松と共にこの千両が気にかかっていた。
一度、栽培してみたかった。
1両から万両まで、各、特色がありおもしろい樹々だ。
挿し木、株分け、種まきといろいろ実践した結果、盆栽にもなるが、生け花が最適の愛で方であることが理解できた。