1.🌺緋花玉 ‘18 8/24
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6月上旬以来ツボミが上がって来ない。
球体はパンパンに吸水してる。
⛱🌵💦猛暑のせいで開花しないのか。
🌺💦開花ホルモンが気温と関係してるのは確かだが、温度に上限があるのやも知れぬ。
あるいは、昼夜の温度差が一定以下に小さくなると開花しなくなるものか。
昼はフレームに入れてあるし通風を加減してるから、最高温は6月と今はそんなに変わらないはずで、違うのは明け方の最低温。
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2.🌵 外見上なんの変化も無し
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18 10/18撮影
去年(2017)はもっと花が咲いた気もする。
秋口にも何個か咲いた。
去年は秋にセブ島行ったり北陸へお友達同伴で温泉入ったりと、サボタニどころじゃなかった。
愛好家としちゃぁけしからん事だが、こっちだってヤンチャおやじの都合があらぁ。そうそう謹厳紳士を装ってられっか。
緋花玉などのギムノカリキウムは軽く遮光した高温多湿を好む。
しかし、今年は高温過ぎたかな。
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3.🌵気温が低くなり少しシワが寄って来た
‘18 11/16撮影
夏場は日照5時間、ナイロン網で30%遮光。
9月末まで暑かったらせいか去年のように9月の開花はなかったが、吸水は活発なようで、球体はパンパンに膨らんだ。
10月下旬あたりから僅かづつ球体が萎み出したような気がしてたが、見る限り顕著な萎縮はない。内部ではまだ代謝が行われているのかも。
現在は午前10時頃まで直射日光を浴びさせてる。鉢をぐるぐる回しながら。
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4.👵🏻だいぶ萎んで来た。
‘18,12/9撮影
萎(しぼ)んで来たのは根から吸水してないって事。
ギムノは高温多湿を好み日本じゃ温暖期に発育するいわゆる”夏型”。
自生地じゃ青々とした草むらの中に生えてたりする。
直射日光に弱いのは草の葉が半日陰を作り出してるのかも。
ただし、これから真冬にかけて午前中だけ直射日光か薄く遮光した光を浴びさせるのは良い。
密閉したフレームじゃ火傷するが十分な通風があれば大丈夫。
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5.🌵💤 完全な休眠状態に入ったようだ。
‘18,12/19撮影
シワが深い。完全休眠に入った。🌵💤
だが植物体内じゃ代謝も行って春からの成長期に備え着々と態勢を築いてる。
開花ホルモンが作動し始め花芽の原型が作られるのもこれからだし、体内に蓄積した水分・ビタミン・ミネラルを各部位へ配分し冬場の消耗を極力防ごうとする。
サボテン多肉に冬場の日照は大切。
葉が落ち成長が止まってても生命活動は活発に行われてる。
放置はダメ。
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6.🚿ごく微量灌水。ひどく乾かさないため。
‘19.2/8撮影
深い眠りに入ってるんだろう。
これ以上無いと思うくらいシワが寄ったのを見ると、ふと「枯らしたか」と一抹の不安が脳裏をよぎってゆく。
完全に水を切ってる訳じゃない。
月に2度くらい「鉢際灌水」「瞬間輿水」毎日のシリンジ。
これだけシワが寄るんだから、水やりしても根からの吸水はされないだろうが、先端のヒゲ根はともかく根元の太い部分をカラッカラに乾燥させちゃマズいと思って。
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7.😃「根鉢」はびっしり根が張り巡ってる。
‘19.3/18撮影
根鉢の根の張り具合がすごい。
この株の元気さを表してる。
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8.🔬一応切り口を消石灰をまぶし消毒。
3/18
ヒゲ根を切断した場合、すぐに植え込んでも問題はないが、万一の事を考えて消石灰をまぶした。
もちろん太い根の切り口は乾燥させる事が不可欠。
切断面の大きさで判断。
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9.🌵植え替えよりぴったり1ヶ月。
‘19.4/18撮影
3/18の植え替えより1ヶ月、縦に膨らんだ気がする。
もう新根が出て盛んに吸水してるんだろう。
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10.🌹今年最初のツボミ。
‘19.4/22撮影
そろそろ開花が始まる。
今年初花のツボミ出現。
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11.ツボミの動きは遅い。
‘19.5/9撮影
少しずつじゃあるがツボミが伸び上がり始めた。
去年より時期は遅い。
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12.🌹ツボミ一段と膨らむ。
‘19.5/19撮影
もう咲きそう。
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13.🌺開花3日前のツボミ。
5/19
開花日から遡って3日前の写真。
属名「ギムノカリキウム」は”毛が生えてない裸の萼(がく)”という意味。
艶のある金属光沢の鱗片が魅力。
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14.🌺✨令和元年5月22日開花。
‘19.5/22撮影
去年より1週間ほど遅い。
花見の時期に低温だったのが影響か?
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15.☀️🌵💦ギムノは直射日光は苦手。
‘19.5/23撮影
ギムノカリキウム属は夏場の直射日光では日焼け(表皮ヤケド)を起こしやすい。
原産地じゃ、草むらの中で半分土に埋もれて自生してるようだ。
生い茂る草の葉が適度に遮光効果を発揮してるらしい。
日中は空中湿度の高い蒸し暑い環境。
したがって日本じゃいわゆる「蒸し作り」をすると肌が瑞々しく育つ。
ウチは小型フレームなのでそこが中途半端。
改善の余地あり。
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16.🌺💧花が完全に開き切らない。
5/23
この株はなぜか花が一杯に開き切らない。
例年そうなんだ。
ネット上で見る画像は目一杯開いてる株がほとんど。
開花時の光量が不足なのかといろいろやって見たが、この写真の開きが限界のようだ。
単に性質の個体差なのか、おいらの未知の要因が何かあるのか?
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17.🌺💧今年は花数が少ない。
ギムノカリキウム属「緋花玉」’19.8/10
今年はまだ2輪しか咲いてねぇ。
暑い日もあったが、梅雨も長引き梅雨明けも七月末まで遅れ、最高気温も20℃前後の「梅雨寒(つゆざむ)」
ギムノカリキウムはある程度の高温が続かねぇと開花しない。
ここんとこ猛暑日が続いてるが。
サボテンのトゲは十分な日射に晒されないと発達しない。
ギムノカリキウム属は夏場の直射日光を当てるとヤバい。
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18.👵朝の冷え込みで休眠。皺が深くなった。
💤休眠に入ったようだ。'19.11.16
まだモスグリーンの体色は維持してるが、襞(ひだ)に入る無数の皺(しわ)が深くなって来た。
根からの吸水は止まってるのだろう。
これがサボテンの強み。
地上部の貯水組織を利用して乾季でも光合成を行いながら乗り切ることが出来る。
塊根(球根)の状態で乾季を過ごす植物が多くあるが、地上部が枯れてたのでは光合成は行えない。
葉緑体がないからだ。
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19.年が明け、一段と萎(しな)びて赤茶ける。
完全休眠状態'20.2.21
球体が赤茶けるのは「紅葉」と同じ物質アントシアニン産生の結果。
葉緑素が無くなるわけではないが、低温・強光由来のストレス物質アントシアニンが光合成を阻害するのか、生育を完全に停止してるようだ。
ただし死滅した訳では無いので内部では必要最小限の生命活動は継続してると思われる。
各部の維管束・葉脈を、ゆっくりではあるが体液が流通してるはずである。
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20.💀コロナ騒動で植え替えが2ヶ月遅れた。
萎び過ぎ。枯れてるのか?'20.5.28
いつもの年なら3月中にゃ植え替えを済ませてる筈。
この大正7年という百年以上も前のスペイン風邪以来のパンデミック。
すでに第一線にゃいないが医療支援に巻き込まれサボテンどころの騒ぎじゃなかった。
それがウチ的にゃ一段落し、振り返ってサボテンの植え替えを遅ればせながら開始。
幸いこのギムノカリキウム属は典型的「温暖期生育型」
なんとか間に合った。
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21.🌵✨ダークグリーンに色が戻って来た。
なんとか復活の兆し'20.6.3
5月中旬と、遅れに遅れた植え替え。
あまりの萎(しな)び様と赤茶け方に「ひょっとして枯れたか」という不安が無かったと云えばウソになる。
これまでこれほど春に植替えせず放置したことは無いし、またこれほど枯死を思わせる色になった事など一度も無い。
頭じゃ復活はするだろうとは推測してはいたが、やはり色が戻ると嬉しいものだ。
あとはどれほど花が咲くか、だな。
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22.🌵たった3日だが更に緑っぽくなってね?
20.6.6撮影
新根が出て来て吸水が始まったのか。
心持ち球体が膨らんだ感じがする。
一般にサボテンの根の伸長は速い。
伸び出すと急速に伸びる。
短い雨季を目一杯活用しようとする自生地での生き残り戦略なのだろう。
若く健康なサボテンは旺盛な成長を遂げる。
鉢の中が新しい「ひげ根」でいっぱいになる。
急速に吸水し、球体がはち切れんばかりになる。
中にゃ「身割れ」する種類もある。
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写真が30枚に限られてるので続編。
前編は↓
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_r_detail&target_report_id=10412
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