1.勇ましい背中
2018/08/05
我が家にお越しになった、なるほど柱様の御背中でござい。イボのような傷跡をいくつも背負いながらも、筋骨隆々?の御姿は天にも昇ろうとしているようで。
2.それでいてチャーミング
同日
先っぽの口(成長点)がね。
サンスベリアたちと同じ、ベランダの直射日光ゾーンに置いておきました。日焼けするかなと思いましたが、そこはサボテン、全く大丈夫のようです。
3.こんなところで木化?
2018/08/18
約2週間後、頂部やや下の斑点がやや大きくなりました(2枚目の写真と比べてかなり)。カサブタのような硬い感じがします。こんなところから木化する植物なんでしょうか。
先端の口と合わせて目のように見えなくもないですね。
4.戦である
2018/08/24
なんじゃこりゃあ! ち、血涙…!?
黒斑病とかいう病気でしょうか。黒変した箇所はえぐれたように腐り、中から汁が出てきています。これに感染していたというのか…。木化とか呑気なことを言っている場合ではなかった!
全身をよく見たら、他にも斑点が拡大して同じような症状に至りそうな箇所が点在しています。
5.緊急オペ1
同日
悪はどこに潜んでいるかわからない。よって鉢からぶっこ抜いた後、病変部を全て切除し、根を切り、土を全廃、丸裸にしたうえで新しい土に植えなおす!
という方針で決行。手持ちの刃物でもっとも切れ味がよいと思われた模型用デザインナイフで患部を丸くえぐり取るように刃を入れていきます。
6.緊急オペ2
同日
こんな感じで取れます。表層部にかたまっている良性腫瘍なのでしょうか。
ただこれは胴体部の小さな斑点レベルの箇所であり、4枚目写真の最もひどい部分はこんなもんではありませんでした。カップアイスを薄くすくいとっていくように、侵食されていない部分が見えるまで掘り続けました。
7.緊急オペ3
同日
切除は全身にわたり10ヶ所近くに及びます。再感染防止のため、殺菌剤(ベンレート水和剤)の溶液を全体にかけ、日陰で1~2日間乾燥。
その後、鉢に植えなおし。軽石べースのサボテン用土にパーライトを入れて排水性を強化。とてもジャリジャリな土になりました。水を与えるのはしばらく後とし、発根を待ちます。
8.根性!根性!
2018/08/31
オペから1週間後。切り取られた部分で、肉が盛り上がり窪みが埋まりつつあります。右側のより小さな切除痕では、むしろ切る前より盛り上がっています。
「俺は生きるんだ!」という意志を、体で表しているかようです!
9.こだわり
2018/09/09
オペから2週間後。何故か傾きました。もともと斜めだったため、真っすぐにして植えたんですけど。
「俺はこの角度が好きなんだよ」 そうなのですか。
病気の原因は、雨に当たったことかと反省。我が家の直射日光ゾーンは雨ざらしというデメリットも抱えています。なので、やや日照は劣るもののほぼ雨の当たらない、自作花台の中央部に置いています。
10.再オペ
2018/09/24
揺すってもびくともせず(おそらく根づいた)、他の術痕は順調に回復してきているも、一番ひどかった部分で再発してしまいました。切り口の周辺部から、見たことのあるカサブタが広がってきたのです。そのため、やむをえず改めて患部切り取りを行いました。
なるべく、なるべく成長点だけは残すように。でもさらに再発してしまったら、次は頂部ごと切断ですかね…。
11.割れる!
2018/10/14
縦に割れてきました。裂け目が地球の海嶺に似ている…。プレートができて横に広がっていくアレです。なるほど柱はこんな感じで太さを増していくのでしょうか。
12.ヤツはまだ生きている
2019/08/03
我が家に来てからほぼ1年。ビキビキィと音を立てそうな亀裂。痛ましい感じがするものの、おっさんの古傷のような感じになってきました。具合の悪そうなところ、特にありません。ずっと雨には当ててないので、傷から腐ってくることはないようです。
トゲのないサボテン、なるほど柱。誕生日プレゼントにいただきました。なるほど、力強さの象徴のような気がしないでもない見てくれですね!
が! 家に来てからいきなりの闘病生活です。
そだレポは時系列物語になるよう写真を絞って載せております。他の写真は個人サイト↓に載せてあります。よければどうぞ。
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