1.高貴なる大地の林檎
その学名 Chamaemēlum nobĭle「高貴なる大地の林檎」の名の通り、ローマンカモミールには全草に青リンゴのような芳香があります。さらに、そのカマメロサイドという成分には、身体の老化に関与する糖化物質の増加を阻害する働きがあり、アンチエイジングが期待できるとのことです。
という能書きはさておき、単にハーブ好き&実生好きなのと、花が可愛いので、種からの栽培に挑戦します。
2.種まき(0日目)
2018年02月11日
種は極小です。縦も横も1mmありません。
市販の土ポット(サカタのタネ「ジフィーセブン」42㎜×3個)に点蒔きし、川砂でわずかに覆土しました。発芽まで室内の明るい日陰で管理します。
3.双葉が展開中(8日目)
2018年02月19日
発芽は播種後4日目に始まり、現在は子葉が展開中です。
去年の栽培では、十分に成長した苗でも高温と強光に弱かったので、朝日の時間帯を除いて寒冷紗で遮光しています。
4.本葉が展開中(12日目)
2018年02月23日
本葉が伸びてきました。今のところ双葉と似たような形です。そのうち切れ込みが入るのかな?
今日は日が差したり曇ったりの繰り返しなので、苗に負担がないと思って直射日光を解禁しました。
5.天気が良くて嬉しい(19日目)
2018年03月02日
3月に入ってから昼間は外で育苗中のハーブです。このところの陽気と日照のおかげです。早くも本葉3-4枚目が展開中です。葉に特徴的な切れ込みが入ってきました。
追肥として、3日前に「ベジフル液肥」2000倍水溶液を水代わりに施肥しました。
6.順調に成長中(31日目)
2018年03月14日
かなり葉が増えてきました。匍匐性ということで「どの方向に匍匐枝が伸びていくのか見極めてから定植を」と考えていましたが、大体の予想がついた(つもりな)ので近々プランターに植え付けの予定です。
昨日まで直射日光に当てて育苗していましたが、強光だと葉やけを起こしかねないので、今日は寒冷紗をかけています。今後も快晴予報の日はその予定です。
7.プランターに植え付け(36日目)
2018年03月19日
土ポットに根がしっかり回ってきたので、いい頃合いかと思い定植しました。37㎝の小型プランターに3株です。
ローマンカモミールは、葉に触れると爽やかな青りんごの香りがします。しっかり育てて開花を待ちます。
備忘録
・アイリスオーヤマ「レリーフプランター」37cm
・プロトリーフ「ハーブの土」8ℓ
・鉢底のすのこの上に敷くための不織布
8.葉が旺盛に展開中(80日目)
2018年05月02日
定植してから1か月半が経ちました。葉がどんどん増えてきて嬉しい限りです。花期が5月から6月ということなので、もう少しで花茎が伸びてくるのでしょうか。とても楽しみです。
9.開花は2年目だった(271日目)
2018年11月09日
種まきから9か月目に入りました。前回の更新から半年余り経っています。
期待の花は6月になっても咲きませんでした。育て方がよくないのかと思って調べたら、開花は播種の翌年とのことでした。気長に待ちます。
定植後は茎が地面を這い、葉だけが旺盛に茂る状態が続いています。放っておくと下葉が枯れて真っ黒になるので、ぎりぎりまで切り戻すこと2回ですが、それでもすぐに葉が茂ってきます。
10.ようやく花芽が(455日目)
2019年05月12日
種まきから2年目にしてようやく蕾がつきました。日光を浴びてまるで真珠のようです。嬉しいですねえ。
なお、3月末に3株から2株に減らし、ワンサイズ大きめのプランターに植え替えてあります。
備忘録
・アイリスオーヤマ「レリーフプランター」47cm
・プロトリーフ「ハーブの土」8ℓ
・鉢底のすのこの上に敷くための不織布
11.10の続き
全体の様子です。2年目は横に広がらず、上に向かって花径が伸びています。
12.開花直前(467日目)
2019年05月24日
ほぼ開花ですが、まだ花弁が開ききっていないような気がします。中央の黄色い部分に比べて花びらがとても小さくてアンバランスですが、それが逆に可愛らしく感じます。
13.12の続き
全体の様子です。
14.満開(471日目)
2019年05月28日
花びらがしっかりと開きました。
去年は苗から育てたものの、夏の留守中に枯らしてしまったローマンカモミール。今年は種から挑戦します。