ウドを種から育てる(日本古来の作物)

Fitófilo
Fitófiloさん
植物名 その他の植物
品種名 ウド Arālia cordāta
地域 埼玉県 場所 ベランダ 栽培形態 鉢植え
日当たり 日なた(半日) 満足度
ジャンル 山野草・盆栽 野菜 タネから育てる

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

ウドを種から育てる(日本古来の作物)

ウドを種から育てる(日本古来の作物)

作成日:2018/12/05

ウドは伝統的に株分け栽培が一般的ですが、実生栽培も行なわれているようで、「ウド 実生」で検索をかけるとかなりの情報にヒットします。4月~5月に種まきするのが一般的なようですが、https://www.pref.yamanashi.jp/sounou-gjt/documents/yamaud...によると、温度管理ができれば12月に播種可能で、その翌春に定植すると定植翌年から収穫できるとのことです。

電気毛布とサーモスタット程度の温度管理方法しかありませんが、室内での育苗は可能なので、12月にウドの種まきを行うことにしました。

12
  • ウドの種子

    1

  • 種まき(0日目)

    2

  • 2からの続き

    3

  • 胚軸発見!(9日目)

    4

  • 5の続き

    5

  • 双葉が開いた(11日目)

    6

  • 引き続き発芽中(14日目)

    7

  • 展葉に失敗した種(14日目)

    8

  • 本葉が見えてきた(17日目)

    9

  • 本葉が大きくなってきた(22日目)

    10

  • 本葉2枚目が展開中(27日目)

    11

  • 本葉3枚目が展開中(35日目)

    12

  • ずいぶんウドらしくなってきた(43日目)

    13

  • ポットサイズをup(56日目)

    14

  • さらにポットサイズをup(80日目)

    15

  • 予想外の展開(114日目)

    16

  • 16の続き

    17

1.ウドの種子

ウドを種から育てる(日本古来の作物) ウドの種子
ゴマに似ていますが、さらに小さめです。ヤフオクで入手しました。

ウドは果肉に発芽抑制物質が含まれているので除去が必要です。また採種直後は休眠しており、乾燥するとさらに強度の休眠に入るので、取り出し後は休眠打破のために低温湿潤処理が必要となります。

今回入手した種は、果肉が取り除かれており、かつ「採種後速やかに湿らせて冷蔵庫保管してます」とのことで、湿った状態で送って下さいました。多謝です。

2.種まき(0日目)

ウドを種から育てる(日本古来の作物) 種まき(0日目)
2018年12月05日
3号プラポット3つとタキイ「種まき培土」を用意し、 以下の手順で行いました。

①種まき培土1ℓに水100ccを加えて空気を含ませるようによく攪拌
②プラポットに①の培土を80g
③1ポットに10粒ほどばら蒔き

3に続きます。

3.2からの続き

ウドを種から育てる(日本古来の作物) 2からの続き
④ふるいを使って1mm-2mmほど覆土
⑤水40ccを噴霧器で灌注
⑥乾燥防止用にラップをかけて通気用に穴あけ

http://www.pref.niigata.lg.jp/shinrin/rin_nii_201402.htmlによると「20~25度にしておくと、早いもので5~6日で発根が始まり、10日目くらいには地上に芽を出します」とのことなので、冷蔵庫の上に置いて発芽を待ちます。

4.胚軸発見!(9日目)

ウドを種から育てる(日本古来の作物) 胚軸発見!(9日目)
地上に胚軸が見えてきました。目にした瞬間、思わず「おお!」と大声を上げてしまいました。何物にも代えがたい実生の喜びです。それにしても小さな胚軸です。ゴマより小さな種だけあります。

見つけたときの喜びはミツバアケビの時よりもずっと上でした。ミツバアケビの発芽は予想外で不意打ちの嬉しさだったんですが、ウドのほうは毎日のように今か今かと待っていたからです。

5.5の続き

ウドを種から育てる(日本古来の作物) 5の続き
はじめの2日ほどは冷蔵庫の上に置いてありましたが、途中から電気毛布とサーモスタットを使って昼温25度前後、夜温18度前後で管理を続けてきました。そんな気合の入り方もあって、喜びひとしおです。

この画像では、温度計の直径3mmのセンサーと大きさを較べてあります。

6.双葉が開いた(11日目)

ウドを種から育てる(日本古来の作物) 双葉が開いた(11日目)
2018年11月16日
2日前に胚軸が見え始めたウドがようやく双葉を開いてくれました。とっても小さな子葉です。

http://www.pref.niigata.lg.jp/shinrin/rin_nii_201402.htmlには「20~25度にしておくと、早いもので5~6日で発根が始まり、10日目くらいには地上に芽を出します」とありましたが、その記述どおり、今日で種まきから11日目です。

7.引き続き発芽中(14日目)

ウドを種から育てる(日本古来の作物) 引き続き発芽中(14日目)
2018年12月19日
種まきから2週間が経ちました。画像のようにほとんどの種が芽を出したポットもあれば、あまり発芽してこないポットもあります。

いつも、用土の量やポットへの詰め具合、覆土の厚さ、灌水の量を揃えているつもりなんですが、ポット間で発芽にばらつきが出てしまいます。種自体にばらつきがあるのか、条件を揃えたつもりでも種にとってはそうではないのか… 種まきは難しいですね。

8.展葉に失敗した種(14日目)

ウドを種から育てる(日本古来の作物) 展葉に失敗した種(14日目)
2018年12月19日
種皮が全く取れず、展葉に失敗した種がありました。

ウドは地面に種帽子を突き刺しながら殻を外すスタイルであり、かつ、好光性種子ではないようなので、ある程度の覆土と鎮圧が必要かと思われます。加えて、発芽時に表土が十分に湿っていることも種皮がきれいに外れる条件かと思われます。

9.本葉が見えてきた(17日目)

ウドを種から育てる(日本古来の作物) 本葉が見えてきた(17日目)
2018年12月22日
いちばん早く発芽した苗の双葉の間から、小さな本葉が見えてきました。実生の喜び第2弾です。

10.本葉が大きくなってきた(22日目)

ウドを種から育てる(日本古来の作物) 本葉が大きくなってきた(22日目)
2018年12月27日
萌え出ずる美しさを感じます。丈夫に育ちますように!

11.本葉2枚目が展開中(27日目)

ウドを種から育てる(日本古来の作物) 本葉2枚目が展開中(27日目)
2019年01月01日
前年の12月28日に2回目の間引きを行い、1ポット2株から3株にしました。成長の速い苗は本葉2枚目が展開中です。

追記
2019年01月03日にハイポネックス2000倍水溶液を灌注しました。

12.本葉3枚目が展開中(35日目)

ウドを種から育てる(日本古来の作物) 本葉3枚目が展開中(35日目)
2019年01月09日
最後の間引きを行い、1ポット1株にしました。この選択が吉と出ますように。

現在は本葉3枚目が展開中で、はっきりと小葉に分裂しています。間引いた苗の中には2枚目から小葉に分裂していたものもありました。

追記
2019年01月14日にベジフル液肥1000倍水溶液を灌注しました。

13.ずいぶんウドらしくなってきた(43日目)

ウドを種から育てる(日本古来の作物) ずいぶんウドらしくなってきた(43日目)
2019年01月17日
各ポット1本に間引いてから1週間あまりです。ずいぶんウドらしくなってきました。

本葉4枚目が展開中です。手前の2株は葉の大きさがほぼ同じですが、右のほうがしっかりとした厚みがあります。葉柄の長さもかなり違い、左側のほうが細長くてひょろっとしています。奥の1株は、成長スピードこそ変わりありませんが、この2つと較べるとずいぶん小ぶりです。

ずいぶん個体差があるものです。

14.ポットサイズをup(56日目)

ウドを種から育てる(日本古来の作物) ポットサイズをup(56日目)
2019年01月30日
3株から1株に絞り込みました。強光と乾燥に強く、葉に厚みがあり、葉柄が太い株を残しました。

さらに2ヶ月ほど育苗期間があり、かつ、先が枯れ始めた葉が出たので3号ポットから6号のプラ鉢に植替えました。鉢底石を敷き、用土は市販の培養土をそのまま使いました。

現在6枚目の本葉が展開中です。5枚目までは小葉3枚に分裂していましたが、6枚目からは各小葉がさらに分裂を始めています。

15.さらにポットサイズをup(80日目)

ウドを種から育てる(日本古来の作物) さらにポットサイズをup(80日目)
2019年02月23日
予想以上の成長スピードです。双葉・第1葉・第2葉は役目を終えて完全に枯れてしまいました。現在は第9葉が展開中です。

3週間あまり前に6号のプラ鉢に植え替えたばかりですが、今日さらに8号へサイズアップしました。新葉の先が枯れ始めたからです。

前回のサイズアップも同じ理由でしたが、植替え後は根圏が拡大したおかげか枯れの進行がストップしました。今回もそうなりますように。

16.予想外の展開(114日目)

ウドを種から育てる(日本古来の作物) 予想外の展開(114日目)
2019年03月29日
早くも花芽らしきものが出てきました。室内で管理していたため、育苗温度が高すぎたのかもしれません。

https://www.pref.yamanashi.jp/sounou-gjt/documents/yamaud...を参考に栽培していたのですが、「本葉展開後は凍害を受けない程度の温度で管理する」という記述を忘れていました。慌てて戸外に出しましたがどうなることやら。

17.16の続き

ウドを種から育てる(日本古来の作物) 16の続き
全体の様子です。葉と葉の間は80㎝あまりありますが、地面から生長点までの高さは9㎝ほどしかありません。

わたしの育て方

【室内での育苗(12月から3月下旬まで)】
「日照」
・午前6時半から9時まではLED
・午前9時から2時までは日光(子葉が開いてから3日間のみ寒冷紗で遮光)
・午後2時から4時半まではLED

「地温」
・昼温27℃前後
・夜温17℃前後

「用土」
・タキイ「種まき培土」単体(育苗初期)
・プロトリーフ「花と野菜の有機培養土」(ポット替え後)

「水分」
・常に適度に湿った状態(乾かしすぎないように注意)

「鉢」
・3号プラポット(育苗初期)
・アイリスオーヤマ「コルティポット」6号(1回目のポット替え後)
・アイリスオーヤマ「コルティポット」8号(2回目のポット替え後)

【屋外での育苗(3月下旬から)】
「日照」
・日の出から午後2時あたりまで

「水分」
・常に適度に湿った状態(乾かしすぎないように注意)
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