1.🌹✨😳’18年12月15日またツボミ
‘18,12/15撮影
まさかとは思った。
明け方5℃を切る寒さに加えこのところの天候不順。
おととい昨日と快晴になって十分に日光浴したせいでツボミが上がって来たのか。
ツボミ自体はもっと前から内部で作られてたはずだが。
今年3月に単頭株に続いて開花したのもビックリだが、まさかその年の暮れになって花籠連のトップを切って咲き始めるとは。
こちとら40年余の栽培経験でこんなに驚いた年はない。
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2.👧🏻大きい方の子にツボミが着いた。
12/15
そう云えばこの吹き仔、このところ膨らんで来たなとは思ってたが、まさか内部でツボミが形成されてたとは。
1年間に1〜2mmしか成長しない花籠にしては膨らみが早いなとは感じてたけど。
本当なら、この子の下の根際に5個のカキ仔があったはずなんだが、軽率にも外して知人に配ってしまった。
あんな事しなけりゃ今頃は群生株に育ってるはず。
それ後主頭の成長は止まり現在ある2個の仔が吹いた。
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3.🕘🌸✨朝9時に開き始めた。
‘18,12/16撮影
夜間は水槽へ収容し晴れた暖かい日にだけ庭のフレームへ入れて日光浴。
今年から狂い咲きが始まったのはそのせいかも。
もしそうだとしたら「光周性」もヘッタクレもあったものじゃねぇ。
昨日ツボミを発見してからアッと云う間の開花、夜間の保温が無関係じゃないと思う。
果たしてこの栽培法が花籠にとって良いのか悪りぃのか。
何回も開花させられるのはひどい体力の消耗かも知れない。
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4.🌸✨30分もしないうちに満開。かわゆい
12/16
🌸✨小っちゃな花、径1.5㌢。
色はほぼ白だが花弁の先が紫色なので印象としてはピンク。
同属の「紅籠」が花びら全部がショッキングピンクなのとで区別できる。
ツボミは愛らしいピンク色なのだが。
雄しべ雌しべはルーペが無いとよく見えないくらい小っちゃい。
成長のごく遅い花籠に相応しい慎ましやかな花。
派手さは無いが、ヒダの細かく入った本体と対照的で面白い姿。
可愛らしい花だ。
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5.🌸✨正午ごろ満開。
12/16
今日は午前中薄曇り⛅️
午後から曇って夕方からひと雨来るらしい。
最高温度は10℃まで行くそうだが風は冷たい。
今シーズン初開花なので、寒気に当ててせっかくの花が萎んでもいけないから、今日一日は水槽で人口灯照射。
過保護って気もするが、自生地は夜間それほど冷え込まないと踏んでの処置。
標高の高い所という情報もあるが、こうしてドンドン開花してるのであながち間違いじゃなかろう。
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6.✌️二つ目の花が満開 ’18,12/17
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今朝は雨で午前中暗かったんで水槽ん中。
また朝9時に二個目の開花🌸✨
目一杯に花びらを開いてる。
やはり昼色光電球を加えたのは正解、熱もこの時期必要なのだろう💡✨
昔で云う「ひよこ電球」ってヤツ。
蛍光灯だけじゃ何か足りないような気がしてた。
太陽光と蛍光灯とで何が違うかってぇと被射体表面の暖かさだ。
学術用語をやたら振り回す栽培音痴がいるが、本の上と栽培の現場とは全く違うんだ。
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7.😞やはり縮んでる、親は大変だな🤱🏻
12/17
上から見ると、明らかに小っちゃくなってる。
今年3月から他の花籠たちに吊られて咲き始めた🌸💧
この36才の親株は昔からどことなく ひ弱だった。
狂い咲きを始めてから稜の谷間が深くなり”ヒダが立って”来た。
そのかわり子株が太って来た。
やっぱ栄養を取られてんだな。いや、与えてると云うべきか。
親株を太らせたいが、仔を掻き取ると群生株にゃならねぇ。
やれやれ、困ったものよ。
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8.🌸✨サボテンに似合わないような可憐な花
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概ねサボテンの花は派手な物が多い🌺
トゲだらけの殺伐とした姿に似合わぬ色彩豊かな花がほとんど。
しかし花籠の花はひと重で他のサボテンの花に比べると地味とさえ云える。
花びらも柔らかく弱々しい。他種の花びらのようにピンとしてない。
調べると花籠の自生地は半日陰の斜面の岩の窪みにシダ類などと同居してるそうな。
だから花籠は日本の夏の直射日光じゃ日焼けしやすいし生育期に意外と水を欲しがる。
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9.🌸🌸✨狂い咲きが終わった。花は2個。
‘18,12/20撮影
最初の花はツボミを見つけたのは12/15、次の日に開花。
12/17に2個目の花が開花。
1個目の花は開花二日目にゃ半開き、三日目に閉じた。
2個目も開花初日は満開、二日目半開き、三日目に閉じて終わった。
要するにこの株のこの吹き仔の花は1日半の命。
他の花籠の花は二日間満開のもあった。個体差があるようだ。
小っちゃな儚い花だが主頭から吹き仔まで咲いてくれる。
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10.🌹✨またツボミ出現。今期2回目。
‘19.1/14同じ仔にまた出現
35年物の大きい方の吹き仔がまたツボミを持った。
昨年’18.12/15からちょうど1ヶ月目、狂い咲き継続中。
去年晩秋から成長の遅い花籠にしては膨らんでるなとは思ってた。
あれは単に本体の成長じゃなく内部に花芽を抱えての膨らみ。
親株や小っちゃな方の吹き仔に花芽が出来ずこの仔だけ続けて花が咲くのか?
日照は”鉢回し”をやってるから満遍なく当たってる。
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11.🤱🏻吹き仔の成長と反比例し親は縮む。
1/14
思えば5個の仔を掻き取った20年くらい前からこの主頭は成長してない。
いや、その頃はたしか5㌢くらいあったはずだが今測って見ると4㌢チョイしかない。
明らかに吹き仔どもに栄養を盗られて萎縮した。
カチカチに硬い体の花籠でもこんな顕著な萎縮が起きる。
想像だにしなかった現象だ。
これは輸入株でも起こる事なのか。無数の仔が吹いてるが。
今のところ6㌢の主頭・副頭は縮んでないが。
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12.🌸✨次の日開花。親株・他の子は沈黙。
‘19.1/15撮影
前回は去年暮れの12月15日開花。丁度1ヶ月。
同じ吹き仔。
他の頭はどうした?調子悪いのか?
開花ホルモンの配分はどうしてんのか。
開花の順番はどのように決まるのか?
そもそも狂い咲きの原因は何なのか?
それまで5月にきゃ咲かなかったのに去年初頭から狂い咲きを始めた理由は。
長年花籠を栽培して来たがこいつらの事は何も解っちゃいなかった。
それが残念。無力感。
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13.午前中に目一杯花びらが開いた。
1/15
今回は一個の花。
精一杯花びらを開いて咲いた。
自家受精するという記事を何かで読んだ事がある。
ならば媒介者(たぶん蜂か虻か蝿)が雄しべから雌しべへ付着させるんだろ。
だけど今まで種子らしい物は見た事はねぇ。
閉じた花びらは1週間くらいすると萎びて焦げ茶色の藁クズのようになって来年まで頭頂部の綿毛の中に居座る。
そしていつの間にかどっかへ落ちるのか消えてしまう。
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14.宵になってから花びらは完全に閉じる。
1/15
いつものことだが、午前中9時ごろに花びらが全開になり夕方に閉じ始め夜8時ごろ完全に閉じる。
晴れた日は庭のサボテン専用フレームに移動。
ビルの陰で陽が当たらなくなる午後1時ごろ水槽へ取り込み育成ライト照射。
去年はパキポディウム・アデニアを24時間ライト照射と保温してたんで、花籠3鉢は夜中に湯島臥牛が就寝時に足元の段ボール箱へ入れて蓋をする。
でも今冬は消灯して朝までそのまま。
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15.🌸💧花籠の花の寿命は2日間。儚い。
‘19.1/16 昨日に続き開花
花籠の花は丸2日間咲く。
以前は2〜3日咲くものと思ってたが、それは何個かが時間差(日差)で咲いてとのを3日間咲くものと思い込んでたようだ。
まだまだおいらも観察が足りないって事。
ずっとウチにいるが、全サボテン中最も成長の遅い花籠、目にする動きは無く、目立つのは開花する時だけ。
注目度は薄く、どうしても他へ目が行く。
どうもカミさんの存在とダブる。
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16.大きく拡大して写してるが径1.2㌢の花。
1/16
今朝は曇天の昨日と違い抜けるような青空。
庭に陽が射す8時半頃からサボテン用小型フレームに入れ日光浴。
寒い曇り・雨の日は室内水槽でライト3機(白熱スポットライト・植物育成蛍光灯2)で照射。
陽が当たらなきゃ寒い冬場は植物体表面と鉢側面の温度が上がらず代謝が行われない。
だからこのところの晴天続きは有り難い。
人間様のノドの荒れや風邪流行から考えりゃ少しお湿りが欲しいところ。
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17.日光浴とライト照射、開花具合は変わらない
1/16
日光と人工灯とでは照度は雲泥の差。
人の眼にゃ蛍光灯や白熱電球は眩しく感じても、実際に照度計で測って見ると数値は小っちゃい。
陽光を好むサボテンにゃ人工灯の照度じゃ必要量ははるかに不足する。
寒くなきゃ日中はずっとフレーム内で日光を当てたいが、雨や曇りの日は東京の冬場は寒すぎる。
花籠の自生地は多少高地じゃあるが温暖な気候。
場所は日中炎天にゃならないし明け方冷え込まない。
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18.この吹き仔はこれで開花が終わるだろう。
1/16
去年のアルバムを見てみると、3頭はそれぞれ2〜3個のツボミを開花させ、それを3月から9月まで2〜3回繰り返す。
もちろん今シーズンはこの開花を踏襲するかどうかはわからない。
なにせ、最初の双頭輸入球を通販購入・引っ越しで手放してから数えると通算40年間栽培し続けてる間、全くの初めての経験。
そもそも、この狂い咲きが何の原因で起こり始めたのか今だ判らない。
何が花籠に作用したか。
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19.🌹💧小っちゃな方の子株にツボミ。
‘19.2/19夜に撮影
吹いた子株の小っちゃい方にもツボミが付いた。
アルバムを見てみると、去年(‘18)4/8に開花してる。
これだと明日の朝にゃ開花するな。
花籠の開花は朝七時頃から花びらが開き始め、夜になると一旦閉じる。
次の日も朝から開き始め夜にゃ閉じる。
丸2日の命。
屋外のフレームに収納してる場合は夕方閉じるが、ウチはライト照射水槽へ入れてるので9時くらいまで開いてる。
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20.🌹朝8時、まだ開いてねぇな。
‘19.2/20撮影
これから徐々に開き始め午前10時頃までにゃ花びら全開になるだろう。
つまり花籠の花は光を浴びると開き始め、光量が少なくなると閉じる。
そして、その光は必ずしも日光でなくても良い。
ウチの人工灯(蛍光灯+白熱電球)でも充分に花は開く。
ただし、いくら人工灯を照射し続けても夜9時ごろにゃ閉じ始め、夜半にゃ完全に閉じる。
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21.🌸✨完全に開いた。
2/20午前10時全開
子株・吹き子だろうが主頭だろうが花の大きさは変わりない。
花芽を作る組織は、株本体の大きさにゃ関わらず一定の大きさなのかも知れねぇ。
これで、この株としてはこの冬3回目の開花。
この妹(?)株の吹き子としては去年(‘18)四月以来。
主頭はいつ咲くのだろう。
本来なら毎年5月に咲いてたが、去年から狂い咲きが始まってる。
体力が心配だが、どこまで咲くか興味深い。
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22.🐷主頭も少し太って来たようだ。
2/20
主頭は昨年秋頃から少し痩せたような気がしてた。
吹き子に水分・栄養を取られてたのかもしれない。
そういえば今から20年前、4個の吹き子を掻いた頃からほとんど直径は変わってない。
その後数年して現在の二個の子が吹いて来た。
どんどん栄養を取られ、大きくなる暇がないのだろう。
何の生き物でも親の苦労は大変だ。
古い輸入株の方の主頭は、花籠最大の6㌢を超えた。
どこが違うのだろう。
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23.👧🏻✨可愛さがなんとも言えねぇなぁ。
2/20
なんて可憐な花なんだろう。
竹籠を連想させる地肌からは想像も出来ない優美さ。
たった2日間の命。
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24.🌸✨ひと重のささやかな花。かわゆいが。
2/20
こんな小っちゃな吹き子にも万遍なく花を付ける。
成長の緩慢な種だが律儀なものだ。
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25.🌷小さい方のカキ子にツボミ。
’19.3/31撮影
ふつうこの大きさで単独・自根の株だと開花はしない。
やはり親株から「開花ホルモン=フロリゲン」が輸送された結果と見るべきだろう。
幼い吹き子にも開花させる必要性があるのかも知れない。
崖の斜面という自生場所の特殊性ゆえのような気がする。
根拠はないが。
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26.🌸🌸✨2輪同時に開花。
’19.4/1 昼前に撮影
なんと可愛い咲き方をするんだろう。
「花籠」という命名は的を射たものだ。
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27.🌸🌸✨2輪とも満開。
19.4/2 開花2日目
2輪とも完全に開いた。
相変わらず清楚で可愛らしい花だ。
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28.🌷3日目にしぼんだ。
19.4/3 午前中撮影
やはり花は三日間は保たない。
これは花籠のどの株も共通してる。
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29.🌸今度は主頭も開花。カキ子2輪の後。
19.4/5 午前9時撮影
小っちゃな花だが主頭にも花。
カキ子2輪が萎んで2日目。
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30.🌸✨1時間後に全開。綺麗で可愛い。
4/5
午前10時に花が全開。
次々に開花してゆくのは株の勢いがある証拠と受け取っておこう。
本来は5月に開花のはずが冬からこうして1ヶ月も早くまで連続の花。
うれしい狂い咲きと云うべきか。
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開花期
収穫期
わたしの育て方
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一体どうなってんの?、また花籠が咲き始めたぜ。
まだ12月半ばだよっ、1年2回の季節外れの狂い咲き。
前回も今年2月に咲き始めたんでビックリしてたんだが・・・。
大体がアズテキウム属「花籠」の開花は毎年5月に咲くものと相場が決まってる。
昭和50年代始めに輸入株を通販で買って以来ずっとそうだった。
(忙しさにカマけて咲いたのを見てねぇ年もあったが)
たしか、5月以外の月に咲いた事は一度もねぇ筈だ。
それも大抵は下旬と決まってた。
ところが、忘れもしねぇ平成18年2月7日(つまりまだ今年)に単頭株がツボミを挙げて以来、3頭の親株、去年暮れに買ったばかりの輸入群生株と立て続けにツボミを挙げてパカパカ咲き始めた。
↓
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_image_slideshow&target_c_album_image_id=550821
その親株も開花。(2018/03/06)
↓
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_image_slideshow&target_c_album_image_id=560775
この株はウチに35年間いる。(年が明けて36年目)
通販で買った初代群生株から外したカキ仔で、最初パチンコ玉くらいの大きさだった。
地降ろし発根させ、途中5個ほど仔吹きしたのをまた外して、型の悪い1個を残してあと4個は人へ譲った。
のちに今ある2個の仔が吹いて来た。
現在に至って後悔してる。
外さずにそのまま付けて置けばさぞや見事な群生株になったやも。
主頭 径5cm、仔吹きしてから成長が止まった。
いや、何ミリか縮んじゃったみたいだ。
仔株に栄養を取られてるようだ。年数の割にゃ小っちぇえ。
なんだか今年も3月から無茶苦茶咲きまくったせいか去年からすっとまた少し痩せたような気がする。
やはり開花の為に体力と栄養を消耗したのかも知れねぇ。
まぁでも、おいらの人生の半分以上ウチに居てくれた株。
カミさんみてぇにグチャグチャ言わず黙って連いて来てくれた。
いつも生きてんのか枯れ掛けてんのかわかんねぇようにひっそりフレームの隅で居てくれた。
人生の過半数を遥かに超えて付き合ってくれた。
こんな気まぐれ・いい加減な栽培者でも枯れもせず。
思えば不憫な奴だ。
アズテキウム属リッテリー: 和名「花籠」Aztekium ritteri〈ドイツ人植物学者リッテル博士の という意味〉
メキシコ・ヌエボレオン州産。
五千種ある全サボテン中 最も成長の遅い種。
成長速度は一年で1mmから2mm、播種して発芽してからマッチ棒の頭ほどの大きさになるにも3年はかかると言われてる。
昔 アズテキウム属・花籠は一属一種と云われてたが1990年に新種ヒントニ-が発見されて全二種となるが その生育遅鈍なことで特異な存在である事に変わりはない(その後 紅籠が加わって全3種になる)
CITES絶滅危惧種に指定されてから希少種となり現地採取は禁止されて現在流通してる株は国内実生から育てた物か、1年前ぇに買ったような古い原産地輸入株かになる。
(密猟された物も出回ってるらしいが)
従って現在値段は高額で相場は2〜3㌢で1万円以上、10㌢を超える群生株は数十万円もする。
古い原産地輸入株はとんでもねぇ値で取り引きされてる。
↓
平成29年(‘17,12月)のそだレポ
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_r_detail&target_report_id=9913
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まだ12月だというのに咲き始めた🌸✨
今シーズンの開花トップは3頭株。
今年2月に花籠たちの狂い咲きが始まり、9月初めまで断続的に咲き続けた。
この株は36年間ウチに居るが、今年(‘18)まで5月以外の月にに咲いた事は無い。
「花籠」の名の通り何度も開花するのはいいんだが、その度に体力を消耗するんじゃねぇか心配になる。
現に主頭は少し痩せたような気がする。
仔にも栄養を取られたかも。