1.🍩🚬パイプ型ドーナッツ白点盛り上がり
‘18,1/2撮影【ドーナツ冬の星座】
純白のドーナツ型の盛り上がり。立体的な輪状紋。
まるでソフビ製のおもちゃ、自然の植物とは思えぬ質感。
細部を眺めてると不思議な感覚に襲われる。
グリム童話の世界 🎠✨
多肉植物を長く栽培して来た小生の憧れの美種。
昔は業者の通販カタログになかなか載ってなかった。
タマにあっても高額で多趣味で他への支出から即購入とは行かなかった。
やっとの蒐集。
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2.🉐✨オマケとしてくれた小紋ドーナツ🍩
‘18,1/2
1枚目写真の”大紋“美種を購入した際、業者がオマケとしてタダでくれた「小紋ドーナツ」
申し訳程度に小紋のドーナツ型。
おまけに茶色く”葉焼け”と僅かに葉先の枯れ。
まぁ、ロハで付いて来たんだから文句は言えねぇが、状態から察するにぞんざいに扱われて来たのが窺われる。
冬の星座は強光で日焼けし易く、植え替えを怠ると葉先が枯れる。
また、真夏の休眠期の水やりの手加減が難しい。
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3.🎁 お気に入り会員さんへ進呈の冬の星座
‘18,2/8
自慢気に園芸日記にUPしたところ、お気に入り会員さんが「私もあこがれ」と仰るので新たに購入して送った。
□いちばん大きいのは「小紋ドーナッツ」
□中くらいのは「 冬の星座系交配」
(A.skin. x H.pumila) x H.p x H.p. x H.p
1/16 アストロロバ属 スキンネリーの血が入ってる。
□いちばん小っちゃいのは「 冬の星座 古いクローン」
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4.☘️✨春爛漫、新葉の葉先も萌黄色。
‘18,3/28撮影
2枚目写真のオマケの株も葉焼けが抜け、本来の深緑の地色になり、新葉の先も萌黄色🌿✨
わずかにリングになってる白点があるが小紋ドーナツとは言い難い。
オマケに付けるくらいだから普通の冬の星座。
昔ならそれなりに高値が付いたが、需要に生産・流通が追い付いた現在、駄物とまでは云わねぇが、ずいぶんと安く手に入るようになった。
それでも冬の星座は冬の星座、魅力的ではある。
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5.🌌✨冬の星座もこれから生育の本番。
‘18,4/8撮影
4月に入りこれから生育に拍車がかかる。
同じフレームの「スーパーストリエル」は赤茶けたまま、生育開始にゃまだ間があるようだ。(温度低下で赤茶けて休眠するのはコエルの血)
冬の星座は一年中地色は変わらず(葉焼けした場合は別)、同じハオルチアとは云えこれほどまでに性質が掛け離れてる。
多くの種のハオルチアを一律に栽培する危うさ。
何年経っても満足の栽培にゃ到達しない。
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6.🍀🚿生育期はタップリ水をやらなきゃ。
‘18,4/19撮影
ハオルチアに限らず植物は生育期に水は必要。
いくら乾燥に強い多肉植物でも成長する為にゃ水分は欠かせない。
しかし、その植物がどのくらい水分を欲しがってるか、これを察知するのは難しい。
生育期真っ只中ならば、鉢穴から流れ出るくらいやれば全ての根に隈なく水分が行き渡り十分に吸水できる。
そして鉢土表面が乾いたらまた十分に水やりをする。
生育期ならばその繰り返しで良い。
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7.水やり加減は竹串で判断。
4/19
ハオルチアは猛暑期は休眠に入る。休眠の度合いは種によって違う。
冬の星座はポーカーフェイスなので判りづらいが、休眠期に用土の過湿が続くと下葉が腐って来る。ひでぇ時は根腐れ。
逆に水やりを中止して用土をカラカラに乾かしてしまうと根毛が死んでしまい秋からの生育に支障を来す。
竹串を刺して湿り具合を見れば良い。
鉢底から1/3位しっとり湿った状態が長く続くくらいがちょうどいい。
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8.🍀✨6月、梅雨の真っ只中にしてこの葉色
‘18,6/17撮影
🍀✨ 葉色は今までで一番いい。新葉の出具合いも順調だ。
常識的にゃハオルチアの生育最盛期は5月とされてる。
もちろん”ハオルチア”とひと言でまとめてしまうのは無理がある。
原種だけでも膨大な数の種があり、昨今の無秩序な交配作出による交雑種も入れれば天文学的数字に及ぶ。
冬の星座に限定して云うと生育最盛期はやはり5月と云って良いだろう。
でも梅雨の真っ只中でこれ。
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9.🍩✨純白に輝くドーナツ結節突起。
6/17 輝く純白ドーナツ
栽培業者の所の温室がどう云った環境かは知らねぇ。
照度がどうなのか、日照時間・通風・水やり頻度・日中最高温度・明け方最低温度などは聞いて無い。
だが、この生育具合いからするとウチのフレームの環境は業者の温室と極端な乖離は無いと思われる。
もちろん冬の星座がどの程度の恕限度を持ち合わせてるのか、個体差の範囲はどの位なのか知らねぇ。
すべては栽培実験で経験。
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10.🌲🌲🌲憧れの冬の星座コレクション。
6/17
込み入ったドーナツ白点突起。ひと昔前なら値が張っただろう。
現在じゃ繁殖生産されてかなり値崩れ。だが、ここまで”良紋”は今でも高価。
ストイックで良心的な業者でラッキーだった。
🌌✨これからも冬の星座の蒐集を継続の予定。
いろんなタイプがあり、アストロロバ属との異種間交配種も含めれば相当な数に登る。
十分コレクションするに値する種ではある。
昔の満たされぬ思い残しもあるが。
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11.真夏の休眠期のダメージはこれから現れる。
‘18,10/21撮影
右の大紋ドーナツ株は下葉が2枚枯れて脱落した。
猛暑期に根が吸水を停止して休眠してた証拠。
遮光下に置いていても葉からの蒸散のため下葉から水分を補給し、その結果下葉が枯れる。
枯れた数を上回る3枚ほどの新葉が出たので草姿は保たれたが、葉数は差し引き1枚しか増えなかった。
蒸し暑さが連日続いたのが直接の原因。
来年からは休眠期をいかに涼しく乗り切るかが課題。
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12.🍩✨新たに加わった「小紋ドーナツ」
‘18,11/24撮影
新規に加えた小紋ドーナツの若苗。
人気種「シジマ」張りに小紋ドーナツ白点が横楕円形に入り、他の冬の星座とはひと味違う雰囲気を醸し出す。
リングの形は不完全なものが多いが、これからの適切な採光を施す事により端正なリングの出現に期待。
まぁたとえこのままの状態でも、これはこれで見映えのする株。
コンパクトにまとまったフォルム。
いわゆる「ダルマ型」と呼ばれる体型。
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13.🌨白点の入り方はそれほど密じゃない。
11/24
1枚目写真の株に比べリングの着き方がまばら。
おいらの「ドーナツ冬の星座」の独断的価値観からするとこの株は1枚目写真の株よりランクは下。
ただし、まだ若苗のせいか草姿がコンパクトで葉の大きさと白点のコントラストがスタイリッシュで現代的。
このビジュアルを維持する為にゃ、これから辛めの水やりと葉焼け寸止めの日射を継続。業者の温室に劣らぬ至適環境を作れるか。
手腕が問われる。
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14.🛰✨真上から見るとまるで「H.シジマ」
11/24
ハオルチア「シジマ」H.”Shijima”(H.ゼニガタ zenigata × H.冬の星座 maxima)は、同じ白点でも冬の星座の”角(かど)の立った”白点と違って、あたかも牛乳滴のように丸っこい白点。
ルーペで拡大すりゃ一目瞭然なのだが、このように眼線を引いて見るとシジマにそっくり。
やはり冬の星座の血は争えねぇ。
全体的なフォルムに遺伝子の発現作用が色濃く顕れてる。
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15.🍀❓この株の生育状況はどうなのか。
‘18,12/15撮影
今年の新入りなので、去年の冬場にどのような環境で育ったのか判然としない。
冬の星座の原産地は南ア・ケープ州を中心とした(南半球の)冬季降雨地帯。
従い、日本の冬場の最低気温3〜10℃・最高気温20℃前後の時に気持ち良く生育する。
ただ、レース系のような繊細な葉のハオルチア群よりも盛期がやや高温側にズレてる気がする。
ただし高温と云っても僅かな差、最低気温の幅だが。
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16.🙅♂️もちろんこれは冬の星座じゃない
番外編 12/15
「九輪塔」と云うので購入。
でも、たぶんハオルチア・ブロウニアーナ Haworthia fasciata var. browniana
fasciata ファスキアータは「十二ノ巻」のこと。
var.はバリエーション。
つまり十二ノ巻の変種。冬の星座の仲間じゃない。
しかし、駄物の十二ノ巻の変種とは思えないような白点の形。
拡大すると”ハイフン”の形をしてるけどね。
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17.✌️冬の星座じゃ珍しい2頭株。
12/15
🌌☝🏻冬の星座は「単生型」がほとんど。子吹きはしない。
しかし中にゃ子吹きする株がある。
十二ノ巻などの駄物のように無数に子吹きし株が面で広がるような事はない。せいぜい2〜3頭になる程度だ。
奇貨居くべし
市場に出回ってねぇ珍品なので買っとく事にした。
写真じゃどっちが主頭か子株か判んねぇ。
ふつうは大きい方が親株なんだが、さぁこれはどうなのか。
まだ子吹きするのか?
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18.🍩💧ドーナツとは言い難いが 🤔
2頭株の拡大
双頭株の白点突起は密に着いてるが、ほとんどドーナツじゃない。
株分け(ハオの場合”分頭”と称す)すりゃ唯の冬の星座だが、双頭だとだいぶ雰囲気が変わる。
立ち上がりの勢いは感じるが、”純正・冬の星座”としては違和感がある。
実際、アストロロバ属の血が入ってんじゃねぇかと疑念が湧く。
人為的か自然交雑かはわかんねぇ。
いつの間にか交雑するのは累代交配種にゃよくある「交配事故」
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19.💪🏻🍀✨まだまだ生育継続中。
12/15
明け方の最低気温は5℃前後、フレーム内は10℃前後。
この差が生育か休眠かを左右する。
快晴の日中は密閉フレームじゃ40℃超。
フレーム無しじゃ風の有る無しにもよるが、東京都心では10〜13℃。
ただし日光照射部位の葉の表面温度はさほどの差は無いが、日陰部分の温度はかなりの差が出る。
フレームの無い栽培者は夜間室内に取り込むから凍結・枯死は免れるが、冬場の生育は望めない。
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20.🎂✨自慢は濃密なドーナツリング白点。
12/15
リングはいわゆる「パイプの煙」マニアに珍重される。
それもびっしりと密に入る優良株。硬葉系が好きな人にゃ堪るめぇ。
意外と大形で、フレーム内でもその迫力で他を圧倒。
純白白点の連続模様。妙なる自然の造形意匠。
2〜30年昔ならば相当に値が張ったはず。
よくぞ入手出来たって思うね、良心的な業者で幸運だった。
こちとらよく「買い物上手」って昔から言われる。
ウチの連中は皆ヘタ。
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21.🌿✨付録の通常冬の星座も綺麗に復活。
12/15
オマケで付いて来たノーマル冬の星座。
端正な姿に整形。
ウチへ来た時は葉焼け・水切れによる葉先の枯れ。
〈2枚目写真〉
遮光を強化して光量を減じ小まめな水やり。
もちろん「瞬間輿水」と「鉢際灌水」
この裏ワザを教えてんだがテンで実行しねぇ。
発明者を嫌いだからってやんないってのは理不尽。
例えばモーツァルトは博打・女・放蕩好き。
でもその芸術を認めぬ者はいないだろ。
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22.【ドーナツ冬の星座】「パイプの煙」濃白点
‘18,12/29撮影
「パイプの煙」
他の冬の星座と区別するための呼称。
大紋の輪っかが鎖状に繋がってる。
豊かな葉の立ち上がりとがっしりしたフォルム。
葉の広がり・幅・草丈のバランスが良い。
ドッシリ安定感のある草姿。
「ドーナツ冬の星座」の名品。
どぉでぃ、これだけ自慢すりゃぁ上等だろ。
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23.【冬の星座】「オマケのノーマル」
12/29
上記「パイプの煙」を購入時に業者がオマケにくれた株。
ゆえに「オマケのノーマル冬の星座」と称す。
送って来た時にゃ葉焼け・葉先の枯れ・片方へなびく葉の流れ。
地色も燻んで貧相な草姿。
1年間養生させて綺麗に復活。
こうしてちゃんと見るとなかなかだな。
やっぱ心込めて介護しなきゃ社会復帰は覚束ねぇな植物も人間も。
今じゃ生産が需要に追っ付いて“ふつーの冬の星座”は価格暴落。
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24.【小紋ドーナツ冬の星座】「シジマもどき」
12/29
前述の如く白点の着き方が「H.シジマ」にクリソツ。
だから「シジマもどき」と名付けた。
もっとも、草姿がダルマ型でシジマに似てるのは若苗のせいかも。
冬の星座の小苗はどれもこんな感じ。
成長すると形崩れし易いから、厳に徒長させぬ様に適度な日射・通風・辛めの水やり励行。
シジマの素性は、H.”Shijima”(H.ゼニガタ zenigata × H.冬の星座 maxima)
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25.【ドーナツ冬の星座】「吹き流し双頭」
12/29
珍しい子吹き冬の星座。
どちらが親株か。
盆栽の「吹き流し」のように傾斜してる方が子株かも。
本来冬の星座は単頭の「単生型」
「群生型」も無いではないがごく少なく、大抵はアストロロバ属との交配種。
これも怪しいものだが、細かく見ると冬の星座そのもの。
レア物と信じて育てるつもり。
葉の勢いが良く、荒削りだが自生状態を彷彿とさせる株立ち。
通常の冬の星座とはムードが異なる。
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26.🎍【四役勢揃い】2019正月二日。
‘19,1/2撮影
【冬の星座】カルテット。
最後の平成から年が明けて、正月二日 🎍
📸 4株勢揃いの集合写真。
❄️これから厳冬期へ向かう。
この手のハオルチアは最低気温を5℃くらいに押さえてりゃ少しづつでも生育する。
ただし日中の温室・フレームでの高温が必須。
氷点下での葉先の凍傷に注意⚠️
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【ドーナツ冬の星座】‘18,1/2撮影
昔は「冬の星座」は名前ばかり有名で、なかなか手に入らなかった。
とくにドーナツなどは高嶺の花。
似たシルエットの「十二ノ巻」で心慰める。
でもやはり「冬の星座」は気品が違う。
やたら子吹きする十二ノ巻などと違い”単生型“
どっしりとした葉の立ち上がり、パンチの効いた白点(結節)。
程の良い太さの葉、バランスと云い色合いと云い硬葉系の美の極致。
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