「スカブラ 」ハオルチア属・鮫肌のまばらなタイプ

湯島臥牛
湯島臥牛さん
植物名 ハオルチア
品種名 「スカブラ」ハオルチア属
地域 東京都 場所 栽培形態 鉢植え
日当たり 日なた(1~3時間) 満足度
ジャンル 多肉植物・サボテン

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

「スカブラ 」ハオルチア属・鮫肌のまばらなタイプ

「スカブラ 」ハオルチア属・鮫肌のまばらなタイプ

作成日:2019/01/11

「スカブラ 」ハオルチア属 ‘19.1/9

今日(1/9)届いた。

これは衝動買いじゃない。以前から欲しかったんだ。

でも鮫肌突起が疎(まば)らで少しガッカリ。
もっとザラザラが密でなきゃスカブラのような気がしない。
タイプ違いか、育て方で将来もっとトゲトゲになるのか。

ネット上のスカブラ画像に付けられた“ツベルクラータ”という名は種小名なのか地域的な変種名(varietas)なのか。
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  • ザラザラは疎らで葉が貧弱、地域変異か?

    1

  • 自生地のスカブラ。雨季なのか新緑色🍀✨

    2

  • 😞いくらスカブラとはいえ貧弱過ぎかも。

    3

  • ☝🏻☹️ これまでの栽培の問題点

    4

  • 🌱✨葉が萌黄色(もえぎいろ)になった。

    5

  • 🌿スカブラとごく近縁種、感じは似てない

    6

  • 🌿✨どんどん色が良くなって来た。

    7

  • 🍀春の植え替え。

    8

  • 👨‍👩‍👧‍👦子吹きスペース取る

    9

  • それほど胴長じゃないが楽焼鉢に植えた。

    10

1.ザラザラは疎らで葉が貧弱、地域変異か? 注目!

「スカブラ 」ハオルチア属・鮫肌のまばらなタイプ ザラザラは疎らで葉が貧弱、地域変異か?
‘19.1/9

原産地南アのケープ州は広い。
地域によりタイプが異なる群落が散在してる。

スカブラ はケープ州西部、同じ奇怪な肌合いで激シブ地味な「ソルディダ」は東部に自生してるそうだ。

この株の肌合いはブツブツがまばらで期待してた鮫肌とはだいぶ違う。
やはり格安株にゃそれだけの理由があるって事。

信用できる業者から相応の値段の株を買えばこんな不満を持つこともなかったろう。失敗したか。
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2.自生地のスカブラ。雨季なのか新緑色🍀✨ 注目!

「スカブラ 」ハオルチア属・鮫肌のまばらなタイプ 自生地のスカブラ。雨季なのか新緑色🍀✨
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自生地のスカブラ、意外と綺麗な緑色。
葉幅も購入した株より広い感じ。

写真からは乾燥地帯とは感じられない。
温帯の山間部、木立の根元って感じ。

ケープ州とひと言で言っても些か広うござんす。
たしか西方にゃ世界一の乾燥地帯ナミブ砂漠。

購入した株が“山木”より貧弱というのもどうもいただけねぇ。
燻んだ色がスカブラの特徴なのかも知れねぇが。
もう少し葉の立ち上がりがしっかりしててもいい。
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3.😞いくらスカブラとはいえ貧弱過ぎかも。 注目!

「スカブラ 」ハオルチア属・鮫肌のまばらなタイプ 😞いくらスカブラとはいえ貧弱過ぎかも。
1/9

目線を引いて見るとまるで”リュウノヒゲ”
いくら地味系スカブラとは云え健全に育ったとは言い難い。

「写真を見て購入したんだから届いてから文句を言い過ぎ」という意見もあるだろうけどここまで貧弱たぁ思わなかった。

非常に成長が遅いので有名なスカブラ。
手腕次第で優良株に仕立てられるとは云うものの、何年先になる事やら。

万象・玉扇など成長緩慢な種を栽培するのは根気が要る。
我慢我慢。
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4.☝🏻☹️ これまでの栽培の問題点 注目!

「スカブラ 」ハオルチア属・鮫肌のまばらなタイプ ☝🏻☹️ これまでの栽培の問題点
‘19.1/11

まず鉢がハオルチア栽培に合わない。

今まで散々言って来たがハオルチアは”直根性”。
ランの根に似てヒゲ根が少ない。いやランより乾燥に弱くデリケート。
真っ直ぐに伸びる根にこんなミニ盆栽に使う方形浅鉢は最も向かない。
もっと深いラン鉢が適してる。

葉先が枯れてる。
貧相な葉を見ても明らかに生育期に水やりが不十分だったのが分かる。

休眠中なのかも知れねぇが葉色が燻んでる。
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5.🌱✨葉が萌黄色(もえぎいろ)になった。 注目!

「スカブラ 」ハオルチア属・鮫肌のまばらなタイプ 🌱✨葉が萌黄色(もえぎいろ)になった。
‘19.2/18撮影

色が新緑色に変わり始めた。根が活動し始めたようだ。

この1ヶ月、寒かったが多めに水やりを始めた効果だ。

想像するに、前のオーナーは相当辛目の灌水をしてたようだ。

ミニ盆栽に使用するような こんなサイズの浅鉢に植えて少なめの水やりをすれば、コンパクトな草姿に成らざるを得ない。(悪く云えば貧弱)

もうすぐ3月、ハオルチア植え替えのセオリー通りに深鉢に変える予定。
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6.🌿スカブラとごく近縁種、感じは似てない 注目!

「スカブラ 」ハオルチア属・鮫肌のまばらなタイプ 🌿スカブラとごく近縁種、感じは似てない
「スターキアナ(風車)」
Haw. scabra var.starkiana ‘19.2/25撮影

これでもスカブラの変種らしい。
但しこれにゃ学者によって異論が出てるようだが、いずれにしろごく近縁である事は間違いないようだ。

スカブラは、ツベルクラータ、ヨハニー、モリシアエなど地域変種が多い。

しかしこんなにも肌合いの違う種が「地域による変異」とは。

生物の進化変化とは計り知れない。
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7.🌿✨どんどん色が良くなって来た。 注目!

「スカブラ 」ハオルチア属・鮫肌のまばらなタイプ 🌿✨どんどん色が良くなって来た。
2/25

ハオルチアの植え替えは、根の活動が始まる直前が望ましい。
いや、これは何の植物でもそうで、ハオに限らない。

植え替え期を逸したかも知れない。

いずれにしろ、この鉢はダメだ。ハオに最も向かない。
ハオやガステリアは、例えて云うならランの根のような「直根性」

そして、その”ゴボウ根”はランの根よりはるかにデリケート。
乾かすとその根は機能しなくなる。
だから手早く行う必要がある。
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8.🍀春の植え替え。 注目!

「スカブラ 」ハオルチア属・鮫肌のまばらなタイプ 🍀春の植え替え。
’19.3/15撮影

緑色が鮮やかになってる。
暖かくなってすでに成長を開始してるようだ。
成長を始める直前が植え替えの適期なのだがそれを過ぎちまったようだ。

さすがに盛んに子吹きする株だけあって根の張り方がすごい。
株に勢いがありこれからの成育に大いに期待が持てる。

スカブラを群生株に仕立てられるなど、ワクワクする。

鉢の選択から稚拙な栽培家だと断定したのは早計だったかも知れない。
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9.👨‍👩‍👧‍👦子吹きスペース取る 注目!

「スカブラ 」ハオルチア属・鮫肌のまばらなタイプ 👨‍👩‍👧‍👦子吹きスペース取る
3/15

株の根元から盛んに子が吹いてる。

スカブラはハオルチアの中でもすこぶる成長の遅い種。
他の普及種の如くアッと言う間に群生する物じゃないが、2〜3年間植え替えをしないのを前提に群生する余地を周囲に残した。

植え替え期間はあくまでも予定で、株の成長度合いを見ながら変更するかも。

これは勘だが、意外とこの株は成長が早いかも知れない。
通常のスカブラの肌と少し違う気がする。
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10.それほど胴長じゃないが楽焼鉢に植えた。 注目!

「スカブラ 」ハオルチア属・鮫肌のまばらなタイプ それほど胴長じゃないが楽焼鉢に植えた。
‘19.3/21撮影

ハオルチアに合わない小さな浅鉢に植えられていたので、少し胴長の楽焼鉢に植え替えた。
いわゆる純正の”京楽焼鉢”じゃなく、内部は緻密な焼きになっててほとんど吸水はしないので過湿にならないよう水やりの手加減が必要だ。

前記のように、群生になるのを予想して株のサイズからしてひと回り大きい鉢にしたので、とうぜん多めの量の用土が入ってる。
灌水・日照・遮光・通風に注意が必要だ。
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開花期

収穫期

わたしの育て方

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【 スカブラ 】(ハオルチア属)

平成31年1月9日購入。

ザラザラの鮫肌で、ここ数年渋好みのハオルチア硬葉系ファンの人気を集めて来た。

通常、脚光を浴びた品種は一時的に人気が出てから業者が反応し苗が大量に市場へ出ると一気に価格が急落する。

しかしそれはファンの需要に短期間に業者・栽培農家が応じられることが前提。

スカブラは硬葉系ハオルチアで最も成長の遅い部類に入り注文が増えたとて1年2年で大量生産できる代物じゃねぇんだ。

サボテンならば、成長の旺盛な台木に接ぎ木して急速に成長させたり胴切りして強制的に子吹きさせて子苗を生産する手もあろうが、ハオルチアの場合 自然の子吹きに頼るか結実による播種・発芽に期待するしかねぇ。
だからハオルチアとしては比較的高値をここ数年キープしてる。


この株は個人が手放した物でスカブラとしては突起がまばらでこちとらの思い描いてたスカブラとは違う風合いだが、広大な自生地ケープ州の「地域変異」と捉えるべきなのか。

あるいは日照不足・辛目の水やりという前オーナーの”栽培癖”による変化なのか これからウチで鍛えられるうちに明らかになるだろう。


「H.ツベルクラータ」という表示のあるスカブラがある。
これが何なのか、スカブラとどういう関係なのか、素性は?という疑問があり、ネットで調べてみるがどうも判然としない。

知ってる人は知ってるのだろうが、栽培日記・持ち株自慢にゃ熱心でも、分類に関してはずいぶん素っ気ない。

これは知識・蘊蓄の公開を惜しむ心情か。
あるいは単に何も知らないだけなのか。


真相は、どうやらスカブラにゃケープ州西部の各地に地域変種が存在してるようだ。

◯ ゴジラ肌のツベルクラータ
◯ 肌表面が比較的ツルっとしたモリシアエ
◯ 全く鮫肌突起の無いスターキアナ
◯ ヨハニー(どんな草姿か画像を見つけられなかった)

これは「ssp.」という表記に当たるものかも知れない。

この表記は「subspecies」の略で「亜種」を意味する。

この「ssp.」は、元種と形がちがうと意味では「var.」と同じだが、「var.」は分布に関係なく元の種と同じ場所に生育する変異体を指すのに対し、「ssp.」は、元種とは違うコロニーを作ってる場合を指す。

植物の進化の奥義を垣間見た気がする。


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