1.実の採取
2019/2/26
親株から実を採取。
たくさんなっていたが全部播いても持て余すので9粒だけにする。
やや光沢のある薄赤で5~8mmくらい。
果肉の部分は少なく皮を剥いたら即種のような大きさ。
種の色は僅かに透けた象牙色で、十両の時と同様にそこそこ硬い。
殻に傷を付ける方法もあるそうだが今回はやらない。
何しろ加減が分からないし必須でもなさそう。
2.種播き
2019/2/26
約3号の食器改造鉢に植える。
挿し芽用の土に5mmくらいの穴を掘り種を置く。
完全に埋めるか迷ったが使った器の底が浅い事に後で気が付いて、結局は埋めない事にした。
裏目に出ないといいのだが。
播く時期は諸説あり、いつがベターか分からなかったが、
情報としては12月~3月と冬の前後が多いように感じた。
3.発芽?
2019/4/14 - 47日経過
2粒から茎らしき緑が見えてきた。
他にもそれらしい突起が種表面に出ているものもある。
十両の時と同様に種自身を持ち上げるタイプのようだ。
発芽まで1.5か月ほどかかったが、気温等条件が揃ってないだけな気もする。
桜が咲く頃が丁度いいのではなかろうか。
4.持ち上がる
2019/4/20 - 53日経過
あれから続々と発根。
9粒中7粒で根が見えて、2~3粒は種が持ち上がってきた。
写真は一番持ち上がってる個体。
5.双葉まだ見えず
2019/5/12 - 75日経過
全株発根した。
ただし凄い勢いでどんどん伸びるタイプではないようで見た目はあまり変わらず。
茎が種を持ち上げ、茎の途中から枝だか葉だか分からない何かが出始めている。
養分タンクであろう種はしぼんでいる株もある。
マメ類みたく種が割れて中から本葉が出る訳ではなかった。
夏前の鉢上げは無さそう。
6.双葉が生える
2019/5/22 - 85日経過
双葉が出てきた。
双葉は発芽後に取り急ぎ展開する関係か本葉と全然形状が違うものが多い、と思っていたが百両は違うようだ。
細長くはないものの本葉のような質感だ。
葉の展開も遅かったし種内の養分を活用するタイプなのだろうか。
ともあれこのスピードなら夏にする事はないので、冬に備えて植え替え時期を考えておこう。
7.続々葉が出てくる
2019/6/4 - 98日経過
葉が次々と出てきた。
双葉がどうとか以前のページで書いたが、そもそも輪生で双葉に相当するものは出さない種類のようだ。
緑も濃く順調に育っている。
8.葉が繁る
2019/7/20 - 144日経過
1.5か月くらいで土が見えないくらい葉が繁る。
思っていたよりよく伸びていて秋には間引いて鉢に植え替えの予定。
9.根っこチェック
2019/9/21 - 207日経過
鉢が手狭になってきたので植え替える。
恒例の根っこチェック。
5~10cm程度で、小さい鉢の中を横方向に伸びてて中々のボリューム。
植え替え先は2.5号だが多少根を毟る必要がありそう。
10.植え替え
2019/9/21 - 207日経過
2.5号素焼き鉢に観葉植物の土で植える。
幸運にも複数株あるので最も大きい個体を選ぶ。
どの株も危な気なく伸びててあまり差はなかったのだけど。
写真は植え替え後の姿。
親株を見ていると百両は葉の入れ替わりも早くよく伸びそうなので、来春にはまた手狭になっているかもしれない。
11.枯れそう
2020/9/9 - 560日経過
実は植え替えてからほとんど動きが無い。
で、夏に入り葉が落ちていき最後の1枚も写真のような有様。
枯れそう。
ただ、茎の頭頂部に何か芽のようなものも見えて、これが何なのか次第では僅かながら復活のシナリオもあるのかもしれない。
12.芽の様なもの
2020/9/30 - 581日経過
ついに最後の一葉も散る。
さてどうなる事か。
一応涼しくなってきた方が元気な気がするので、ここ1~2ヶ月で何かしらの変化があると、と思いたい。
13.鉢を破棄
2021/4/26 - 789日経過
丸坊主で冬を越し、成長再開はまだかと待っていたのだが動きなし。
この温度で動きなしは多分ダメだろうと言う事で鉢を整理する事にした。
流石に葉がゼロになるとそうそう盛り返すのは難しいのだろう、と理解している。
そうなると鳳凰木も望み薄だがあちらはもう少し待ちたい。
赤い実がたくさんなっていた。実生が狙えるなと思いつつ購入した。
それなりに温かくなってきたので予定通り種を播いてみよう。