1.芽が出ました
【2019年4月27日】
種をまいたのは4月20日で、約1週間ちょいで双葉が開きました。
ヒマワリは種まきから50~60日くらいで開花するものが多いようですが、今回は数回摘心する予定なので見頃は7月上旬でしょうか? 楽しみですね。
2.本葉が出ました
【2019年5月3日】
双葉から6日後。GW前半の旅行から帰ってきたら本葉が出始めていました。発芽率は幸い100%です。留守中は水切れが心配でしたが、幸い雨がちな日が続いたおかげで大丈夫だったようです。
3.間引きと追肥
【2019年5月6日】
同ポット内で本葉が互いに触れあうようになったので生育の良いほうを残して1ポット1株にしました。根が傷まないよう、間引きは引っこ抜かずにハサミで地際で切ります。
その後、種まき用土には肥料分が無かったので追肥しておきました(置肥+液肥)。
4.鉢増し1回目
【2019年5月17日】
生育の良い株を選んで5号ポットに植え替えました。このあと1回目の摘心を行います(次項)。
なお、残りの株も植え替え(鉢増し)しておきました。これらは今後プランターに2株ずつ定植する予定です。
5.摘心1回目
【2019年5月17日】
鉢増し作業後、本葉9~10枚目が伸びているところを、本葉7~8枚を残して摘心しました。節間が大変短いので老眼鏡をかけて慎重に、カッターの刃先で摘心しました。
6.定植しました
【2019年5月25日】
脇芽は順調に伸びてきましたが、大きい葉の葉先が傷んできたのでもしやとポットから抜いてみると、もう鉢底を根が回って根詰まりしていました。前回からわずか8日で根詰まりとは、油断しました。急いで10号鉢に植え替え(鉢増し)、定植としました。
今年はまだ5月なのに気温が連日32℃を超え、7月並みの暑さ。そのせいか思ったより生育が早く、作業も前倒し気味が良いのかも。
7.摘心2回目
【2019年5月30日】
伸びてきた脇芽の先端に早くも蕾が見えてきたため、2回目の摘心(蕾を指で折り取る)をしました。摘んだ蕾は6個あり(画像では株の右側、鉢土の上に置いてある)、各2節(対生の葉が4枚)あったので、6×4=24輪は咲くことを期待したいところです。
なお前回見られた葉先の傷みは、脇芽から伸びた新しい葉には見られないので、やはり根詰まりだったようです。
8.たくさんの蕾
【2019年6月5日】
前回摘心した脇芽が伸びて蕾も見えてきました。蕾の数を数えたところ、合わせて29個あります(脇芽から伸びた茎は2節と3節が混在)。本当に1株からそんなに咲いたら「1鉢でひまわり畑」と言ってもいいか… な?
でも問題は、この29個の蕾がちゃんと正常に咲くかどうか、また1輪がどれくらいの大きさで咲いてくれるかでしょう。これから開花までは肥料切れに注意します。
9.摘心3回目……は無理!
【2019年6月13日】
蕾が少しずつ大きくなってきています。ここで欲を出してもう1回摘心しようかとも思いましたが、よく見るとこの伸びている蕾の下にはもう節がないので、摘心のつもりが単なる摘蕾になってしまうおそれが……。やめたほうがよさそうです。
10.草姿の違い
【2019年6月17日】
種まきから58日、余剰苗を摘心せず70cmプランターに2株植えで育てたほうが咲き始めました(写真左)。よくあるヒマワリらしい草姿で頂花は直径9cm、草丈45cm、株張り30cmくらい。側蕾は花首が短く、9~10個。
一方そだレポ対象株(右)は、現在草丈が30cm、株張り45cmくらい、蕾は29個。見ての通り、草姿がまったく違い、もはや同じ品種とは思えないほど。
11.嵐が来て鉢が倒れた! 枝が折れた…!!
【2019年6月21日】
夕刻、突然の暴風と激しい雨が吹き付け、避難させる間もなく鉢が倒れて(隣のサルピグロッシスの鉢が倒れた巻き添えで)、枝が折れてしまいました……!!!
もう蕾もだいぶ伸びて黄色い花びらが見え始めていたのに……。その1枝には3つの蕾(さらに小さい蕾も2つ)が付いていて、ダメになりました。がっかりです。はぁ……。
(折れた枝はもったいないので切り花にしました)
12.咲き始め
【2019年6月23日】
種まきから64日、咲き始めました! これで1株です!(10号鉢)
…と言っても、先日の暴風で鉢が倒れて傷んだ葉も目立ちますし、あの日折れた枝は、諦めきれず小瓶に水挿ししてこっそり株元に添えて瓶が見えないように置いてあります。切り花延命剤を使えば蕾もちゃんと開きますから…。
咲いた蕾はまだ半分ほど。満開になれば1株でもミニひまわり畑に見えるかな……?
13.満開!
【2019年6月25日】
満開になりました。くどいようですがこれで1株です!(10号鉢)
まだ花の脇に小さな小さな蕾の赤ちゃんが20個以上ありますが、大きい蕾はすべて開いたのでほぼ満開でいいでしょう。結局、24輪が同時に咲いています(折れた枝の3輪含む)。
花径は大きいので約9cm。草丈約42cm、株張り約45cm。
14.庭先ひまわり畑
【2019年6月27日】
予備に育てていた鉢(左)と一緒に庭先で並べて記念撮影。
(右端は別そだレポの“1,000輪咲きヒマワリ”で見頃はまだまだ先)
バラもラベンダーも終わってやや寂しい庭先が華やかになります。2鉢あれば遠目に見ると小さな「ひまわり畑」に見えなくも、ない、かな…?(もはや盆栽を見る心境)
15.草姿の違い2
【2019年6月28日】
摘心せず普通に育てた余剰苗(写真左)との比較のその後です。頂花は終わって花ガラを摘みましたが、側蕾はバラバラに伸びて咲いています。下の方に蕾が5つほどあり、これから咲くのでしょうが、いまは花がまばらな感じです。
一方そだレポ対象株(右)は、まだきれいにまとまった草姿です。一斉に咲いたおかげで見応えがあります。
16.約1週間で咲き終わり
【2019年7月1日】
咲き始めから8日後、花弁が傷んできて見頃も終了です。後半、雨続きで花の傷みも早かった? いや、左の予備鉢は開花が3日遅かったぶん今も元気に咲いていますから、花弁が雨に弱いわけではなさそう。
チューリップも桜も見頃は1週間、牡丹は4日。季節感ある花はこんなものですね。
まだ小さな小さな蕾は花首の脇などに残っていますが、これらが咲くのは経験的に3週間ほど先でしょう。
17.2番花
【2019年7月21日】
前回から約3週間たち、2番花が咲き始めました。そだレポ対象株(写真右)は虫害(グンバイムシ)が酷く、葉が白斑だらけで花数も少なめ(蕾を含めて28個)、いびつな奇形花が多くなっています。
しかしこれはミツバチに害がないように1番花の蕾が見えて以降は薬剤を使わなかった為で、まぁ仕方ないかと。
予備株(左)のほうは虫害も比較的少なく、おかげで花も比較的まともです。
18.番外】非摘心組の2番花
【2019年7月21日】
参考として、摘心せず大型プランターに植えた株の2番花です。奇形花は少ないですが株元20cmくらいの高さで咲いていて、当初の草姿とはまったく違ってしまいました。
というのも切り戻すと葉がなくなってしまうので切り戻さなかったため、大きな葉の下に2番花が隠れるように咲くという、ヒマワリ的にはややおかしな姿に…。
その意味では摘心組のほうが草姿を保っていますね。
19.栽培終了
【2019年7月27日】
いよいよ予備鉢のほうも花が終わりです。脇芽や側蕾は無く株傷みもひどいので、3番花は望めないでしょう。無花粉品種の一年草であり、ほかに有花粉種のヒマワリを育てておらず種子もできていないため、これで栽培終了となります。お疲れさまでした。
本そだレポも完了とします。
1鉢でも「ひまわり畑」を目指して!
過去には矮性のミニひまわりで挑戦してきた“ひまわりそだレポ”ですが、その経験も生かして今回は少し草丈のある分枝性品種で、1株からの多花咲きに挑戦してみます。
この‘サンバズ’という品種は、株張り約30cm、草丈50~70cm、摘心しなくても自然に分枝して10輪以上咲くのだそうです(花径10~12cm)。それをあえて摘心すると、20輪くらい咲くでしょうか?
栽培開始:2019年04月20日