1.プラ鉢だけど抜けん!!
普通プラ鉢だと簡単に抜けるんですが、根鉢が固くて抜けないので、山菜掘りを鉢との境目に差し込んで隙間を作って抜きました。
2.抜いたところ
けっこう根が回ってます。
3.表面の土を落とします
定番の手順です。
4.底の土を落とします
このあたりは手で崩せます。
5.側面の根を切る
2年だったら、側面も手で崩せるかもしれませんが、
3年経つと手ではしんどい。
側面に見える長い根は切ります。
長い根は不要なのです。
6.ピンセットで突き崩す
ピンセットがあれば崩しやすいです。
ピンセットで突き崩しながら、太い根が出てきたら、その都度切ります。
この株は鉢植えで育ててきて、何度も植え替えているので、
どんぐりの木おなじみのゴボウ根はない。
根鉢がもっとガチガチでどうしようもない時は、水に浸けながらやるのですが、そこまでの状態ではない。
(水に浸けながらだと写真など撮る余裕はないけど)
7.土を落としたところ
核心部分は若干土が残っています。
完全に土を落とすには、ここから水洗いすればいいのですが、まあこれくらいでいいでしょう。
根は適度な長さで切りますが、変な方向(上向きの根、横に回り込むような根等)のは短く切っておきます。
8.鉢はこれ
リッチェルバラ鉢の8号です。
隣のは今まで植わっていた鉢。
ほぼ同じくらいですが、ちょっと大きい。
9.土を入れます
底には軽石だか富士砂の中目を敷くんですが、
これは水はけの為ではなく、底から土がこぼれないようにする為なので薄く敷くだけです。
その上に粗目の土を入れます。
赤玉小粒、桐生砂小粒、軽石小粒を同量づつ混ぜたものです。
これを鉢の1/4~1/3くらい入れてます。
10.メインの土をブレンド
赤玉極小粒、桐生砂小粒、軽石小粒を同量混ぜます。
それに活性炭とバーク堆肥と肥料を少し混ぜたものです。
メインの用土に軽石を使うのは水はけと通気性の為です。
ウバメガシは通常の管理では、水切れで枯れることはありません。乾き気味の方がいいのです。
コルク樫とかアラカシも同じような感じの土になります。
11.植えます
どんぐりは菌根菌が重要です。
ローズスタートを降りかけて植えます。
菌根菌と共生していると、病気や根腐れになりにくいという大きなメリットがあります。
しかし、肥料が多いと共生をやめてしまう為、肥料は極少量か、もしくは全く施肥しません。
肥料分は植え替えで補う感覚で。
12.土を入れます
ピンセットや棒で隙間に土を入れます。
13.水で土を馴染ませる
8割方土が入ったら、シャワーで水をかけます。
根の隙間に土が流れ込むイメージで株元をもって前後左右に傾けたり揺らしたりして、たっぷりと水をかけ続けます。
この作業は重要です。
14.植え終わったところ
水やりで減った分の土を入れます。
植え込みの用土を足す場合と、コガネムシ対策用の砂利っぽい土を敷いておく場合とがありますが、その時の気分です。
15.剪定して完了です
樹高を低くしたり、不要な枝を抜いたり、古い葉を落としたりします。
根を切ったらその分枝を切れ、とよく言いますが、あまり切りすぎてはいけません。
新たに根を伸ばすには葉っぱで光合成をする必要があるからです。
近所で拾ったどんぐりから育てているウバメガシです。
鉢植えですが毎年どんぐりが実ります。
3年経つのでかなり根が回っているでしょう。
昨年から葉っぱが黄色くなる等、根詰まりの兆候が出てきました。
新葉が伸びましたが、葉が固くなったのを確認して植え替えしました。