埼玉県南西部の平野部市街地(Hardiness Zone:9a)で栽培。
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🌱栽培環境
播種から翌年の春までは室内の出窓にて育苗。
平均最低気温が10℃を下回る頃(11月上旬)から加温開始。
翌年、平均最低気温が10℃を上回る頃(4月中旬)に戸外へ。
🌱水やり
発芽までは土壌が常に湿った状態を維持。
気温が10度以下の時期は生育が緩慢なため乾燥気味に管理する。
気温が10度を超える時期は土の表面が乾いたら潅水する。
基本的に🚩水分を多く欲しがる植物なので、🚩冬でも過度の乾燥は控える。
🌱肥料
発芽までは無し。
双葉がしっかり開く頃から10日に1回ほど薄め(200倍~)のメネデール。
本葉が3~4枚開く頃から隔週~月一で薄め(2000倍~)の液肥に転換。
鉢上げ後は、元肥としてマグァンプ大粒を5g(小さじ1杯)/株ほど。
追肥は春と秋の開花期にリンカリ肥料を月一回3g(小さじ半杯)/株ほど。
気が向いた時に液肥や活力剤を♪
🚩肥料(特に窒素)が多過ぎるとツルボケして花が咲かなくなる。
🌱病気と害虫
夏にハダニ、秋にドデカいイモムシ、が発生。
🌱用土と鉢
【播種・育苗】
鉢は2.5号のポリポット。(2020)
鉢は3.5号の硬質ポリポット。(2021)
土は汎用の園芸土に2~3割腐植質を添加。
鉢は3号のポリポット。(2022)
土は2021年と同じ。
🌱主な作業
🎈平均最低気温が10℃を下回ったら加温開始。
🎈平均最低気温が10℃を上回ったら戸外へ移動。
🎈まめな潅水。
■□■ 栽培者のつぶやき ■□■
💬2020/09/15
通常は晩春~初夏に種子を蒔いて、秋に1回花を咲かせる一年草(原産地では多年草)なんですが…
関東だと、花が咲き始める10月以降は気温的に株が弱り始める頃で、年によっては花期がかなり短くなることもあります。
昨年、意図せず達成した秋蒔きパターン。
致命的な寒い時期を加温マットの上で何とかしのいで…
翌年の早春~初夏と初秋~晩秋の2回咲きを実現する。
短日植物のスイッチを冬場に入れて、年明けから長~く花を咲かせるテクニックです♪
ちなみに、この栽培パターンはプロの生産者さんも行う手法らしいです。
今回の秋蒔きパターンは意図的に行うのでレポります♪
💬2020/09/19
室内で播種・育苗することも考慮して、10月下旬に播種することにしました。
💬2020/11/21
じつは播種するのを忘れていましたw
慌ててその辺にあった小型のジフィーポットに蒔き、無加温で置いてありましたが…
もう少し大きめのポットで栽培しないと、加温マット上に置くと地温が上がり過ぎてしまいます。
発芽確認と同時に2.5号のポットに鉢増し、満を持して加温マットの上へ移動しました。
3枚目と4枚目の写真は今日撮りましたw
💬2021/02/16
しかし2階の出窓で加温マットのみ(温室無し)、は結構キビシイ環境です。
でも、一生懸命生きようとする姿に励まされます♪
💬2021/10/19
今年は昨年より一ヶ月ほど早めに播種してみます。
💬2021/12/18
1/15粒(6%)と、発芽率がかなり低いですね…w
そろそろこの種子達も寿命ですかね。
💬2022/09/01
種子は、2019年物は25粒ほど、2020年物については3粒しかありません。
6年前のものも、もう20粒ほどしか残っていません。
💬2022/09/02
No.13の写真は種子をメネデール希釈液に浸けて一晩経った状態。
既に吸水を始めた種子が10個あります。
💬2022/09/04
播種までに4粒の種子に発根らしき変化が見られました。
レポに10粒播種と書きましたが、正確には5粒ずつ2鉢に播種です。
💬2022/09/25
ウンともスーとも言わないので、2019年産の種子を10粒追い蒔き♪
💬2022/11/25
この赤い蕾、どうみても朝顔じゃなさそうです…
ミナ・ロバータ、キタァァ、的な?
デモなぜ??
中米から南米北部に分布するヒルガオ科のつる性植物。
本来は多年草だが、熱帯性の植物で耐寒性が低く日本では戸外での越冬は不可能なため一年草扱いとなる。
旺盛につるを伸ばし、あちらこちらからたくさんの花茎をペアで出し、それに沿って「柿の種」のような不思議な形の花を一列に並べて咲かせる。
花色は変化に富んでおり、咲き始めは濃い赤色で、時間の経過とともにオレンジ色から黄色、白へと変化してゆく。
また、花茎の根元部と先端部でも色が異なり、先端に行くほど花色が濃くなる。
短日植物(日が短くなると花を咲かせる)なので、日本での開花は基本的に10月(秋分)頃から始まる。
ちなみに、ミナ・ロバータは旧学名で、現在はイポメア(サツマイモ)属に分類されており、イポメア・ロバータが正式な学名。
< USDA Hardiness Zone:10-11 >