美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。

植物名 ハス
品種名 美中紅
地域 大阪府 場所 栽培形態 鉢植え
日当たり 日なた(半日) 満足度
ジャンル 草花 タネから育てる

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。

作成日:2019/07/28
最終更新日:2020/03/24

栽培開始 2019年4月25日(木)
杏黄につづき、美中紅も育てることにしました。蓮は一鉢で手いっぱいだとは思っていたのですが、美中紅に先んじて3月の末から栽培を始めた杏黄の成長が、思ったよりも遅かったので、暖かい時期から始めたらどのような感じになるのかを知りたくて…。対比に選んだのが美中紅。杏黄は黄色い花なので、つぎは蓮らしい桃色の花にしました。5月1日からのスタートも考えましたが、本日4月25日は旧の3月21日、弘法大師の正御影供です。お大師さまへのご供花になることを願って、栽培開始いたします。

  • いよいよスタート!

    1

  • 息づく蓮たね

    2

  • 発芽です!

    3

  • 1週間で水面近くまで。

    4

  • 発根!

    5

  • 珍種 海老丸

    6

  • 蛸怪獣現る!

    7

  • これって成長点?

    8

  • そろそろ植付けでしょうか?

    9

  • 植付け

    10

  • 初施肥

    11

  • 2回目の施肥

    12

  • 3回目の施肥

    13

  • メダカちゃんズ

    14

  • やっと蓮らしく

    15

  • 花芽!?

    16

  • 二つ目の花芽!!

    17

  • 三つ目の花芽!!!

    18

  • ついに開花! そして4つ目の花芽

    19

  • 花色の変化

    20

  • ありがとう

    21

1.いよいよスタート!

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 いよいよスタート!
4月25日(木)栽培1日目
種の大きさは、長さ1.7㎝、胴の横幅1.1㎝。今回もおしりを削って、水に沈めました。

2.息づく蓮たね

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 息づく蓮たね
4月28日(日)
種を水に沈めて4日目。日中、ベランダの陽当りの良いところにおいておきました。種の表面に気泡がたくさんついています。種が息づいている証のような。興味深い姿です。

3.発芽です!

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 発芽です!
4月30日(火)
昨日の朝、殻に筋が付き、夕方には殻に少し切れ目ができて、緑の芽のようなものが見えてるような…というような感じで、それからたった2時間弱で、殻にはっきり切れ間ができて、芽がみえてきました。
そして今日、芽がはっきり見えるようになっています。一日だけで、目覚ましい芽の成長です。

4.1週間で水面近くまで。

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 1週間で水面近くまで。
5月2日(木)8日目
水に沈めて1週間。
杏黄に比べて、ずいぶんと早い成長。当然のことかもしれませんが、気温は重要なのですね。
観察していると、前夜と今朝の状態に、はっきり分かる違いがあります。夜の間にも、成長し続けているようです。前夜までは曲がっていた軸も、今朝はほぼまっすぐになりました。緑の濃いところが、曲がっていたところです。
またこの写真では見えにくいですが、次の芽も覗いています。

5.発根!

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 発根!
5月5日(こどもの日・日)晴天 11日目
1芽芽の葉が少し開きかけています。また、発根も確認できました。
杏黄の発根がはっきりと確認できたのは、22日目でした。今回は半分の日数です。5月に入って、ぐんぐんと気温が上がってきているので、成長が早いのでしょう。

6.珍種 海老丸

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 珍種 海老丸
5月7日(火)
第1の芽は、完全に開いて丸くなり、第2の芽も、水面近くまで達しています。
根っこが、下にも生えてきて、足のような感じ。
なんだか海老が歩いている様子に見えます。
楽しい。
根の色が、薄いピンク色ですね。杏黄の根のときはピンクだとは思わなかったです。花色に関係しているのでしょうか。

7.蛸怪獣現る!

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 蛸怪獣現る!
5月8日(水)
2枚目の葉っぱが、開けかけています。
根っこの様子、前はエビが歩いてるように見えましたが、本日は蛸に見えます。植物に見えないなぁ。

8.これって成長点?

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 これって成長点?
5月13日(月)18日目
第3の芽も丸く開き、次々と新しい芽がでています。
そのなかで、下向きに成長している芽があります。これって成長点でしょうか?
杏黄のときは、成長点はよく分からずじまいでした。

9.そろそろ植付けでしょうか?

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 そろそろ植付けでしょうか?
5月14日(火)19日目
昨日は、成長点かどうか半信半疑だったのですが、今日の様子を見て、やっぱりこれは成長点!と確信を持てました。
成長点もこれほど伸びてきていますので、蓮鉢への植え付け時機でしょうか。

10.植付け

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 植付け
5月14日(火)19日目
ここからは実家の庭での作業です。
容器は10号のプラスティックの鉢カバー。用土は荒木田土を約17リットル。
杏黄の時と同様、朝に水を加え、夕方に植付けを実行しました。上に溜めていた水を汲みだし、土の表面を平らにならし、蓮の芽出し種をおき、水を3㎝ほど注入しました。
杏黄のときは30日目での植え付けでした。

11.初施肥

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 初施肥
5月28日(火)
植付け後2週間経ちましたので、初施肥をおこなうことに。
緩効性の化成肥料を8粒与えました。

12.2回目の施肥

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 2回目の施肥
6月18日(火)
初施肥から3週間。当初、施肥の間隔は2週間を予定していましたが、一緒に栽培している杏黄の葉色が芳しくないので、施肥を控えたのにお付き合いをして、美中紅も3週間ぶりとなりました。
今回も緩効性の化成肥料を8粒。

13.3回目の施肥

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 3回目の施肥
7月2日(火)
葉も増え、色も悪くないようなので、再び施肥を。
今回も8粒に。

14.メダカちゃんズ

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 メダカちゃんズ
7月14日(日)
2月に育て始めた2匹の青メダカ。その2匹から生まれた子メダカが大きくなりました。
当初、杏黄の蓮鉢ほど酷くはありませんでしたが、濁ってアオコも発生し、メダカを放つことに躊躇ありました。美中紅の鉢にも硬質赤玉土を投入したところ、水質が綺麗になり、満を持してのメダカちゃんズの放流です。メダカちゃんズ、見えるでしょうか? 杏黄に放ったメダカちゃんより、ちょっと小さめのメダカちゃんズ。

15.やっと蓮らしく

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 やっと蓮らしく
7月14日(日)
やっと葉が水面より上で展開するようになりました。これで、いよいよ蓮らしくなってきました。

16.花芽!? 注目!

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 花芽!?
7月26日(金)93日目
4月25日に、種を削って水に沈めて栽培を開始した「美中紅」。それから約3か月で花の蕾があがってきました。
これは蕾で間違いないと思うのですが…あまり自信はありませんが…

17.二つ目の花芽!! 注目!

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 二つ目の花芽!!
7月30日(火)
一つ花の蕾がでて望外の喜びと思っていましたが、それから4日目の今朝、第2の花芽を見つけました。
一つ目の花芽も、驚くスピードで茎が伸び、目算で50㎝ぐらい、蕾もふっくらしています。第2の芽も、すでに茎が10㎝ぐらいです。
前回の施肥から2週間。花芽の展開中は肥料を多めにしたほうが良いとのことですので、今回は思い切って、緩効性化成肥料を12粒施肥をいたしました。

18.三つ目の花芽!!! 注目!

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 三つ目の花芽!!!
8月1日(木)
もうびっくりです。3つ目の花芽があがってきました。
一つだけでも相当に嬉しかったのに、つぎつぎと!大感激です。
ちょうど餌をあげたときでしたので、メダカちゃんズも水面に上がってきています。
枯れた葉が写っていて残念ですが、三つ目の花芽とメダカちゃんズの両方が、割にちゃんと写っているのでこの写真にしました。蓮の葉は水面で重なりあっていると、どうしても枯れていくようです。

19.ついに開花! そして4つ目の花芽 注目!

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 ついに開花! そして4つ目の花芽
8月5日(月)
栽培開始から103日目。なんと3か月と10日で開花しました。種からでは2~3年かかると言われてましたのに、なんということでしょう\(^o^)/
蕾が大きくなってきても不安でいっぱいでしたが、こうやって開花報告ができて幸せです。
蓮の花って、格調たかく、気品があって、得も言われぬ美しさですね。見ているだけで、ドキドキが止まりません。そして、本日4つ目の花芽も上がってきました。

20.花色の変化 注目!

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 花色の変化
8月7日(水)
美中紅の花色は変化して楽しい。
当初の濃いピンクから徐々に白くなり、開花三日目となった一つ目は、爪紅が鮮明に。
そして、二つ目の蕾も開花いたしました。蕾を見つけてからたったの8日で咲きました。初花は10日かかりましたので、2日も早く。その分、少し小さめのような。
並んで咲いている姿は、同じ種から咲いた蓮とは思えないほど、色調が違っています。面白いです。

21.ありがとう 注目!

美中紅之巻。蓮を種から育ててみます。 ありがとう
8月13日(火)
四つ目の蕾も開花し、先に咲いた三つは花びらが散って、花托になりました。
初年度のお花はこれで終わりでしょう。
種から育てて、1年で4つも神秘的なお花を見せてくれました。
嬉しかったです。
お花に感謝です。

開花期

わたしの育て方

「栽培環境」
種を発芽させる段階は、自宅アパートの南側窓際におきます。蓮鉢に植え付け後は、実家の庭にて栽培します。
実家の庭には大きな木がたくさん植栽されており、直射日光が当たる時間はそれほど多くありません。

「水位」
植付け時は、水位を2~3㎝にします。これは種のまわりの水温を高めに保つためと、発芽・発根させた種を、泥土の上に「置くだけ」という植付けですので、水位が高いと種が動く恐れがあるためです。根が地中に根付き、気温が上がるにつれ、徐々に水位を上げていきます。
盛夏には水の蒸発に気をつけ、蓮鉢にはメダカがいますので、汲み置きの水を注ぐようにします。

「肥料」
植付け後2週間ごろより、2週間ごとに緩効性肥料を、量は8~12粒を目安に、葉の状態などの様子を見ながら与えます。また、花芽が付きましたら、少し多めに追肥します。

「用土と鉢」
蓮鉢には10号のプラスティックの鉢カバーを使用。
市販の荒木田土を約17リットル。

「工夫している点」
実家には毎日の朝晩に行きますので、その折に、葉の状態を観察し、写真を撮って成長を追っています。
また、工夫といえるかどうかは分かりませんが、夏場のボウフラ対策のため、2月中旬より青メダカを2匹飼育し、採卵・孵化により、育てた赤ちゃんメダカが、7月上旬にはずいぶん成長いたしましたので、蓮鉢に放ちました。
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