1.はじめに
なんとなくネットで種子をチェックしたりは していたんですが…w
この秋、近所のホームセンターの見切り品コーナーで苗を発見してしまいました。
自分の住む地域で戸外での越冬は不可能な植物なのに、5m以上ツルを伸ばす…
どうやって育てるんだよっ!
て代物ですw
売る方も売る方だが、買う方も買う方だっ!
ま、後先考えず即買ってしまいましたが…w
さて…、どうしましょう…
2.室内へ移動(2019/11/04)
天気予報をチェックすると、今週から最低気温が10℃を下回る日が出てきそうです。
7℃を目安に室内管理へ移行する予定でしたが、それも時間の問題でしょうから室内へ取り込むことにしました。
庭に並べてあったディオスコレア(メキシカーナ)と一緒に2階の出窓に引っ越しです。
クリアンサスやペラルゴニウムなど先客も多くゴチャゴチャしていますが…w
南向きで、日射も室内としてはかなり確保できる場所です。
3.加温を開始(2019/11/12)
一気に寒さがやって来るようです。
今週は最低気温が5℃を下回る日が出そうです。
とりあえず育苗用の加温マットをポットの下に敷いて加熱を開始しました。
温度計を所持してないので詳しい温度は分かりませんが…w
商品レビューを見る限りは、室内使用で3号ポットなら十分なようです。
ついでに他の植物達もシートに乗って温まっています♪
さて、仲良く皆で冬を越せるでしょうか?
4.鉢増しは突然に♪(2019/11/30)
加温を開始して2週間ほどは新芽をいくつか出して勢いづいていましたが…
最近は室内の温度も随分下がってきているので成長は停滞気味です。
加温による影響なのか、3号ポリポットだと土壌が乾燥する速度が結構速いです。
3日ほどで土がカラカラになり株がグッタリします。
面倒臭いので、株をスポっと抜いて4号ポリポットに移しました。
追加培土は、花壇・庭づくりの土(6):腐葉土(3):完熟牛糞(1)。
5.下降気味(2020/02/16)
12月中旬以降、ガクンと勢いが落ちました。
ツルはうなだれ気味になり、葉には枯れ込みや落脱が出ています。
しかし全体的に力強さは維持しており、生命の危機を感じることは有りません。
とりあえず下がったツルが隣近所に迷惑なので、置き場所を加温マットの隅に変えました。
2月を乗り越えられれば、何とか冬越しできそうな気(根拠はないw)がします…
頑張れ、コショウ!
※写真はフリー画像を拝借
6.芽吹き(2020/03/20)
ぷっくり膨らんでいるだけだった芽が、先週あたりから動き出しました。
それを追うように、葉が何枚か落ちました。
ここで一気に新しい世代に交代するようです。
さぁ、鉢上げの準備をしないと♪
で、コショウって根張りはどうなんだろう?
熱帯系の植物だし、あまり深くは根を張らない気がする。
鉢の深さは普通で良いかな。
保水を考慮してスリット鉢は使わず、普通のプラ鉢を使おう♪
7.スタート準備OK(2020/05/26)
今年新たに出てきたツルは、ゆっくりですが力強く順調に成長しています。
逆に去年からあるツルは成長がかなり遅く葉の色もよくありません。
ということで、人工的に世代交代を進めようと思います。
古いツルは最初の強い芽が出ている5mm先で切り詰めます…
うん、今シーズンをスタートするにはいい感じになりました♪
次は、夏の成長期に向けて6月中に6~7号程度のプラ鉢へ植え替えたいと思います。
8.弱ってた…(2020/07/01)
戸外の直射日光があまり当たらない場所に置いてありました。
あまり目立たない場所です…
で、存在を忘れてましたw
ふと見たら、弱ってました。
う~ん、どうしてだろ?
雨もたくさん降って水も足りていたと思うんですが…
寒い日が何日か続いたからですかね?
でもなんか根腐れ的な見てくれをしてます。
とりあえず回収して室内管理に移行です。
薄めのメネデールを与えて様子見です。
9.別れ…そして出逢い(2020/07/07
とうとう、あちらの世界へ旅立ってしまいました。
頑張って冬を越したのに…
もう「気温も湿度も上がって来たので放っといても平気」という慢心が…
二人で楽しく過ごした日々が走馬灯のように脳裏を駆け巡りますw
やはり関東じゃ厳しいのかなぁ…
と…
なんと同じ胡椒の苗を売っている店を発見!
栽培していた苗は見切り品だったので超特価でしたが…
今回見つけたのは千円近くします。
どうしよう…
10.二代目襲名(2020/07/11)
あぁ、買ってしまいました…
店にはもう3株しか残っていませんでした。
しかも3株とも2軍降格でハウスの外に野ざらし状態…
ラベルも全く同じなので、生産農家は同じかもしれません。
残り物で株の状態はあまり良くないですが…値引き無しですw
胡椒栽培が初めてな顔して店員さんにいくつか質問を…
この株は矮性種で、この時期の胡椒は水分過多で根腐れすることが多いそうです。
枯れた原因はコレだ…
11.なんとか夏越え(2020/09/09)
2代目のコショウはなんとか酷暑の夏を超えられそうです。
ですが、葉焼けが多発しツルが一本坊主になってしまいました。
南国の植物だから、とある程度直射のある場所に置いていたのですが…
そだレポを見返すと「夏場の直射は苦手」と自分で書いてます。
あ~ぁ、またやっちゃったw
早速、日陰に移動です。
早く回復基調に乗せないと冬越しが危ういです。
頑張れ コショウ!
頑張れ たび☆びとw
12.総力戦(2020/10/01)
9月下旬に、色んな植物の木陰になる位置に移動しました。
若干、直射日光も当たる場所です。
葉焼けで葉が全て落ちたツルは根本辺りまで枯れ込みました。
しかし、代わりに根元から新しいツルが1本生えて来ました。
既に可愛い葉っぱも1枚展開しています♪
あと一月でいかに株を充実させられるか、が次の冬を越せるか否かのキーポイントでしょう。
液肥や活力剤も導入し、総力戦で頑張りますw
13.微妙な感じ…(2020/12/05)
初代と比べるとかなり頼りなげな状態で冬を迎えてしまった2代目のコショウ。
11月から2階の出窓の加温マットの上で管理しています。
普通に元気そうなのですが、葉の色が秋頃から悪いままです。
見た感じ、マグネシウムなどの重金属要素が欠乏して起きるクロロシスという現象に似ています。
でも、肥料は足りていると思うんですよね。
メネデールも与えてますし…
う~ん、ちゃんと冬を越えてくれるかなぁ。
14.最後の一葉(2020/02/15)
この最後の一葉が落ちたら私は…
何日か気が付かずに普通に過ごしてしまうでしょうw
というわけで。
ヒョロッとした茎が1本、傷んだ葉が1枚。
という悲惨な状況になっております♪
関東で温室無しの加温マットのみは、南国生まれのコショウにとっては地獄に等しいでしょう。
でも、ツルはシッカリ締まっており色も結構良いです。
そろそろツルの節にプックリと新芽の兆しが来ないかなぁ…
おねがい♪
15.汗が出た(2021/03/30)
3月中旬頃からツルが汗をかくようになりました。
初代も二代目も、元気な時は葉も含め全身からこのような小さな水滴を出していました。
今シーズンもしっかり活動を開始した証だと思います♪
早速、薄めの液肥とメネデールを与えました。
ツルの節々に新芽になりそうな膨らみも確認できます。
ちなみに葉は、てっぺんに2/3ほど枯れたものが1枚の状態ですが…w
なんとか冬は越えられたようです♪
16.芽が、芽がぁ(2021/05/07)
タイトルはラピュタのムスカっぽく読んで下さいw
で。
25cmほどの茎(ツル)が1本。
6号スリット鉢の中央からビヨォォンと伸びているだけのシュールな画面(えずら)のまま1ヶ月以上…w
ここにきてようやく、薄い黄緑色の新芽がプックリと膨らみ始めました♪
しっかりと生きていたようです。
月に1回程度で、薄めの液肥&活力剤を与えていましたが…
もう少し施肥の頻度を増やそうかなぁ…
17.いいね、いいね(2021/05/21)
葉が展開し始めました♪
芽は2個あったんですが、上の芽は萎れてしまい下の芽だけが成長しています。
また一番上の節(ツル)が茶色く枯れ落ちて、草丈が5cmほど低くなりました。
で、前回から今日までの間に、他の植物に与えて残ったリキダスを更に薄めて1回与えました。
追肥は新しい芽や茎がもう少し大きくなって安定してからにします。
今は潅水も守りで、表土が乾いてから数日待って行っています。
18.はっぱっぱ(2021/06/08)
2枚目の葉っぱも開きました♪
新芽が出た節の一つ上の節から上のツルは黒く枯れてきました。
自切する気ですね。
いつもだと、上が勢いづき始めると根元からヒコバエが出てくるんですが…
今回もヒコバエちゃん、出てくるかな?
で、コショウは梅雨時期に根腐れしやすいので、梅雨明けまでは2階の出窓で大事に育てます。
てか、今シーズンはズット出窓に置こうかなぁ…
ま、サイズ次第ってところか。
19.王手かかってます(2021/11/05)
ズット2階の出窓で育てていましたが、昇り調子にならないまま厳しい状況で冬を迎えます。
この夏は、前回のレポートの状態から小さい葉が1枚出た程度で、ヒコバエも出ませんでした。
メインのツルも残るところ2節になっていましたが、1節目に新芽がチラリと。
それに伴い2節目のツルが黒くなってきたので、自切するようです。
新芽の色もあまり良くないので心配です。
ちなみに11月から加温マット出動です。
20.ついに…(2021/12/12)
ついに地上部が全て枯れました。
2年にわたるコショウとの格闘も、ついに終焉でしょうか…
ま、基本放置なので「格闘」って言うほど格闘はしてませんでしたがw
とりあえず、再び春に芽吹くことを期待して10日に1回ほどは潅水を続けます。
でも、少し悔しいですね…
どこかに肩の荷が下りている自分が居るのも事実ですがw
やはり関東でのコショウ栽培には、大きい温室はマスト(必須)ですかねぇ…
21.サ・ヨ・ナ・ラ(2022/04/24)
流ぁれる季節にぃ 君ぃだけ足りぃない♪
10日に1回ぐらいで潅水は続けていましたが変化はありません。
そろそろ潮時か…
やはり「大きく育つ南国の植物は温室などの設備が無いとキビシイ」というのが結論ですかねw
鉢増しせず、小型のポットのまま根詰まり覚悟で小ぢんまり育てる、とかできたのかなぁ。
3.5号の深型スリットとかならウチの小型簡易温室にも入りそうだけど…
さて、果たして三代目は?w
わたしの育て方
埼玉県南西部の平野部市街地(Hardiness Zone:9a)で栽培。
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=633106
🌱栽培環境
最低気温 7℃を目安に、戸外管理と室内管理を切り替える。
ポリポットで栽培しているうちは、冬場は加温マットの上で管理する。
最低気温が10℃を超える4月中旬以降に戸外管理へ移行。
強い直射日光が苦手なので🚩夏場は半日蔭に配置。
🌱水やり
熱帯の植物ですが、若干乾燥気味に。
暑い時期(梅雨~夏場)の🚩培土の過湿は根腐れに直結します。
地上部の湿度は高い方がよいので葉水を多めに。
🌱肥料
同じ科のペぺロミアは隔週で薄めの液肥を与えるのがスタンダードなようなので、それを踏襲。
でも、コショウは実を収穫するので若干多めの施肥でも良い気がするけど…
🌱病気と害虫
ハダニが発生するようです。
🌱用土と鉢
培土はペぺロミアを踏襲して、水はけの良い腐葉質多めの土にする。
※元々の苗の土も黒色で腐葉質が多いようです。
自作するとしたら、赤玉小粒(6):腐葉土(2):完熟牛糞(1):籾殻燻炭(1)、って感じか。
水持ちを考慮するならバーミキュライトも入れたいところ。
鉢は未定。
🌱主な作業
🎈水やり(成長期は葉水も多めに)。
■□■ 栽培者のつぶやき ■□■
💬2019/10/26
「そだレポ」にコショウが全くないので作ってみます。
無理を承知で栽培開始ですw
でも、ブドウみたいになるコショウの実を生で見てみたいですねぇ…
ポトス的にヘゴ支柱に絡めて何とかならないかな?
💬2019/10/29
ラベルには「7℃を下回る前に室内に入れる」って書いてあるので、11月上旬にはしまわないと。
調べたら「日本胡椒協会」の会長さんが結構近くに住んでいるみたいw
だから近所のホームセンターに苗があったのかな?
💬2019/11/12
明日から週末にかけて寒波が来るようです。
最低気温が5℃ぐらいになる予想なので、さっそく加温マットを導入。
💬2019/11/30
培養土は一番目の細かいフルイにかけてから使用します。
するとしないのでは水捌け・通気性が全く違います。
💬2019/12/29
月一程度で活力剤を与えており、反応も上々です。
与えた後のツルや葉はピンピンのツヤツヤで、薬効が実感できます。
リキダスよりメネデールへの反応の方が良い気がします。
💬2020/01/25
ツルの節に着いている鮮やかな黄緑の芽。
徐々に茶色味がかって来ました。
大丈夫かなぁ…
💬2020/03/18
混雑した加温マットの上で写真を撮ってもなかなか良い画が得られなかったので…
冬場の写真は掲載してませんw
💬2020/05/26
株を見てると、このツルが5mとか10mに伸びそうな感じがしません。
1m程度の矮性のコショウがあるようなので、それだといいなぁ…
なんて淡い期待をw
ちなみに葉色が悪いのってハダニのせいかも…
とりあえず葉裏に放水して様子を見よう♪
💬2020/07/11
新たな苗を買ってしまいましたw
この時期にコショウに再会できたのも運命です、きっと♪
で、店員さん曰く…
小さい品種でベランダなどでも栽培できます。
(ラベルには5m以上成長するって書いてありますが…w)
この時期、水を与え過ぎると根腐れします。
土がしっかり乾いてから水やりをしてください。
だそうです♪
熱帯雨林の植物で雨なんてへっちゃらと思い、降り続く雨の中に置きっぱなしでした。
なので次は、少し水はけのよい土でスリット鉢に植えようと思います♪
💬2020/12/05
クロロシス対策として、苦土石灰を少々撒きましたが…
この症状は「リン酸肥料を過剰施用した場合に発生しやすい」との情報をゲット。
う~ん、秋口にリンカリ肥料をバラバラとやったなぁ…w
💬2021/03/31
ついに最後の葉が落ちツルだけになりました…
インド南西マラバール地方を原産とするコショウ科コショウ属のつる性の常緑植物。
木質になるつる茎を支柱などに巻きつけ、高さ5~9mほどまで成長する。
そのつる茎から出る枝に10~20cmのぶどうような房状(一房、50~60粒ほど)の果実をつける。
この果実は古来より香辛料として世界中で流通している。
実生が非常に困難なため、通常は挿し木で増やす。
挿し木3年目から花房をつけはじめ、7~8年で最盛期を迎え、以降15~20年ほど収穫できる。
ちなみに黒や白、赤、青など呼び方の違いは、品種の違いではなく収穫時期や乾燥方法の違いによる。
< USDA Hardiness Zone:10b-11 >