🥒キュウリ栽培 の 覚え書き

植物名 キュウリ
品種名 キュウリ(一般)
地域 埼玉県 場所 栽培形態 地植え
日当たり 日なた(1~3時間) 満足度
ジャンル 野菜

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

🥒キュウリ栽培 の 覚え書き

🥒キュウリ栽培 の 覚え書き

作成日:2020/07/07
最終更新日:2023/07/25

キュウリ栽培について、私的なメモを残します。
調査結果や反省点、改善点などを随時(適当に…w)加筆修正します。

公開するので、参考にするなり反面教師にするなりご自由にお使いくださいw
また、ご意見などございましたらドシドシと。
ちなみにコメントに返信できるかは不明ですw
ま、栽培者は適当なくせに頑固という救いがたい性格なので、その点はご了承ください♪
あ、でも悪意は全く無いので、どうぞ温かい目で…♪

適用品種(私が主に栽培する品種)
・夏すずみ:耐病性があり、収穫数も多い。シャキシャキでさっぱりした味。
・コクうま:耐病性があり、収穫数も多い。味はコクがあってうまい。
などの飛び節成り性の品種

  • 播種

    1

  • 育苗

    2

  • 肥料(元肥)

    3

  • 定植

    4

  • 灌水

    5

  • 薬剤散布

    6

  • 仕立て

    7

  • 肥料(追肥)

    8

  • 収穫まで

    9

  • 収穫(初期)

    10

  • 収穫(中期)

    11

  • 収穫(後期)

    12

  • 13

1.播種

🥒キュウリ栽培 の 覚え書き 播種

2.育苗

🥒キュウリ栽培 の 覚え書き 育苗
🌱苗選び
 ・本葉が2.5~3枚で、1枚7cmほどで肉厚、濃い緑でつやのある葉。
 ・茎が太く、節間が詰まった(10㎝以下)もの。
 ・白くて太い根が多く張っているもの(鉢底からも見る)。
 ※購入直後(帰宅後)、リキダスで体調を整えるのもいいかも。

 👆地上部より地下部(根)の体積(TR比)が大きい苗を選ぶ!
  ※徒長している株は、同じ量の根で賄う地上部が大きい。
  ※同じ葉数(労働力)でも体が大きい分、根の負担が上がる!

3.肥料(元肥)

🥒キュウリ栽培 の 覚え書き 肥料(元肥)
 ・N(チッソ):P(リン):K(カリ) が均等になるように施肥する。
  ※生育初期は、肥料は平均的に必要(中期以降は K>N>P )
 ・pH は 5.5~7 程度で酸性傾向の土壌が良い。
  ※アルカリに傾く肥料を入れ過ぎないように注意。
 ・元肥が多過ぎると初期の果実に変形が多くなる。

4.定植

🥒キュウリ栽培 の 覚え書き 定植
 ・株の育成スペースは直径40~60cm程度(親弦一本仕立て時)。
 ・根鉢を崩さず、浅植えが基本。
 ・接ぎ木の場合、接合部が土に埋まらないように注意!
 ・根が浅いため、温度や湿度を安定させる為にマルチや敷き藁を張る。
  👆藁は薄めに敷く!(厚く敷くと根が土から出て藁の中に入る)
 
 💡発根ブースト
  ・定植前日辺りに、メネデールを与え根の発育を促す。

 💡若苗いぢめ
  ・早いうちに直根を伸ばし、乾燥耐性をつける。
   ⇒定植後3~5日間(活着する)ぐらいまでは毎日水やり
   ⇒以降、3~5日間ぐらい潅水を(苗の状態を見ながら)止める

 💡家庭菜園専用、超攻撃的w定植
  ⇒根鉢の土を水で完全に洗い流し(肥料分の除去)
  ⇒根の先端を1/2~1/3切り(発根促進)
  ⇒根を浅く四方八方に広げるように植え付ける
  という、定植方法がある♪
  ※初期の発育は遅れるが、以降は劇的に成長するらしい。

5.灌水

🥒キュウリ栽培 の 覚え書き 灌水
 🚩1日平均 800ml/株 の灌水を基本とする。
  ※収穫期前は若干少なめ、収穫期に入ってからは若干多めを意識。
  👆朝一、葉の淵に水滴がつくぐらいがベスト!

6.薬剤散布

🥒キュウリ栽培 の 覚え書き 薬剤散布
🌱殺菌剤(疾病対策)
 ・定植から1週間後ぐらいに1回(糸状菌の治療&予防)
 ・定植から2週後ぐらいから隔週で2回(コーティング剤)※ボルドー剤
  ※以降の疾病対策は「風通しをキープする」事で対応。

🌱殺虫剤
 ・15節ほどまでは、アブラムシ等の害虫が付く場合、都度薬剤で一掃。
  ※以降の防虫対策は「手による除虫」を基本とする。
  ※小規模な発生は、以降もベニカなどで対応もあり!

7.仕立て

🥒キュウリ栽培 の 覚え書き 仕立て
🌱高段摘心1本仕立て ※基本※
 ・親弦を20節目程度で摘心し、子弦以降は2節目で摘心する。
  ※草勢維持のため、生長点を摘心せずにいくつか残す!

🌱高段摘心3本仕立て
 ・親弦を20節目程度で摘心しつつ、親弦の7~8節目あたりから子弦を2本伸ばす。
  ※子弦も2mあたりで摘芯し、孫弦は1~2果収穫して摘芯。

🌱低段摘心2本仕立て
 ・親弦を7~8節目までで摘心し、子弦を2本伸ばす仕立て方。

🌱育苗時摘心2本仕立て
 ・親弦を3節目までで摘心し、第2、第3節の側枝2本を伸ばす仕立て方。
  ※収穫初期において収穫量が増える。
  ※栽培期間全体を通しても収穫量が増加するケースも!

💡つる下ろし栽培
 ・上部からつるした紐に弦を誘引し、親弦を摘心せず栽培する方法。
 ・※ある程度の高さで誘引を解き、低い位置で再度誘引し直す。
  ※下した弦は地面で大きめのとぐろを巻くように管理する。
  👆上記の全ての仕立てに適用できる。
  👆飛び節成り性のキュウリは複数本仕立てで実施する。

8.肥料(追肥)

🥒キュウリ栽培 の 覚え書き 肥料(追肥)
🌱基本
 🚩キュウリは多肥気味で育てる!
  ※肥料がベストの量だと、葉がかなり大きくなり節間が広がる。
  ※農家は更に肥料を増やし少し生育が阻害されるぐらいを目指す。
   ⇒葉が少し小さくなり、節間は狭まる(9cm程度)。
  👆施肥量は、多いのが良い、少ないのが良い、と意見が大きく割れる…
 🚩キュウリはカリ、窒素を多く消費するので、その成分を中心に追肥する。
  👆収穫期のキュウリは、N(5):P(3):K(10)の割合で消費する。
  👆P(リン)、Mg(マグ)は土壌残留率が高いので元肥メインでOK!
  ・Ca(カル)は葉茎に蓄積されるので足りなくなることは少ない。

🌱若苗いぢめ明け
 ・リキダスなどでブーストを狙うのも良いかも?

🌱以降
 ・1株につき、化成肥料を小さじ3~4杯(15~20g)/週。

💡葉面散布
 ・液肥や活力剤を葉に散布することで、根からの吸収より素早く養分を与える!
 ・緊急事態の時に実施するのが基本。
 👆葉の表面に栄養分が付着するので、病気が発生しやすくなるデメリットも…

9.収穫まで

🥒キュウリ栽培 の 覚え書き 収穫まで
🌱芽花摘み
 ・基本、6~8節ぐらいまでの花や子弦(脇芽)は全て摘む。
  👆生育初期は親弦の育成に全精力を集中させる!

🌱下葉摘み
 ・15~20節ぐらいまで成長したら、芽花摘みした辺りまでの下葉を順に摘み取る。
  ※水跳ねによる病気発症の防除の役目も果たす。
  ※晴れた日の午前中に行うと切り口が乾きやすい。
  ※葉の痛みが激しい場合、早めの摘葉もあり。
  👆この時期の摘葉は1日2枚まで!(急激な摘葉は株を痛める)

 🚩葉っぱチェック!
  □色・大きさ・茎の太さ(色が濃く、適度なサイズ)
  □害虫(虫眼鏡なども使ってよく観察)
  □うどん粉病(白い粉を吹く)
  □ベト病(まだらに枯れる)
  □カリウム欠乏(まだらに色が抜ける)

10.収穫(初期)

🥒キュウリ栽培 の 覚え書き 収穫(初期)
🌱親弦摘心
 ・親弦が支柱の最上段まで伸びたら、親弦を摘心する。
  ⇒勢力拡大モードから繁殖モードに切り替わる。

🌱果実収穫
 ・親弦からの収穫は無くて構わない(果実は子弦以降で収穫する)。
  ⇒親弦の果実や子弦の変形果は早めに収穫し株の体力温存を図る。

🌱流れ果
 ・雌花はあるが、果実が途中で枯れる現象。
  ⇒原因は光合成不良(光・水・Co2 のどれかが足りない)
   ※光が足りないことが多い

11.収穫(中期)

🥒キュウリ栽培 の 覚え書き 収穫(中期)
🌱基本
 🚩生長点の勢いが根の勢い、つまり株の勢いに直結する!
  👆生長点は植物のポンプ役で、水(栄養分)を吸い上げる原動力!
  👆親弦でも子弦でも、何でも良いので勢いのある生長点を1つ以上残す!
  ※生長点が無くなると根の生育が止まり、草勢が落ち回復に時間がかかる。

🌱子弦摘心
 ・子弦は基本2~3節目あたりで摘心する。
  ⇒摘芯は雌花の咲く節(以降、雌節)の2つ先の節で実施する。
  ※子弦で1~2本、果実を収穫してから摘芯をするイメージ

🌱果実収穫
 ・果実を大きくし過ぎると株が弱るので、最適な大きさで収穫する。
  ※果実は夜に成長する!
 👆曲り果や尻太り・尻ぼそり果は早めに収穫し株の体力温存を図る。

🌱摘葉
 ・受光態勢(葉面が太陽を向く)がとれなくなった古い葉を順次摘み取ってゆく。
  ※子弦の新しい葉への日射を遮る大きな葉も刈る。
  ※最終的に親弦の葉は全て摘み取るイメージ。
  👆この時期の摘葉は1日3枚まで!
  👆キュウリ1本につき3~5枚の葉が良いバランス。

12.収穫(後期)

🥒キュウリ栽培 の 覚え書き 収穫(後期)
🌱生り疲れ
 ・各子弦の第一果の収穫か終わる頃に株が一旦弱る。
  ⇒追肥や摘果で草勢の回復を図り、孫弦の萌芽・成長を促す。
  👆生り疲れや株の老化には葉面散布が効果的!

🌱孫弦摘心
 ・孫弦以降も最初の雄節までで摘心する。
  ⇒株としての成長点を無くさないように配慮する。

13.試行錯誤

キュウリって横に広げるしか頭になかったが…

狭い場所でミニトマトを育てるのと同じで、前後のスペースをうまく活用できないだろうか…

後ろの支柱に親弦を這わせて、子弦は2~30cm手前の支柱に地面と平行(水平)に誘引。

そこから孫弦を少し垂らす感じの、釣り竿が垂直に何本か並ぶイメージ♪

それを株間60㎝で2株、を「低段摘心2本仕立て」で疑似親弦が4本。

1親弦の栽培スペース30cm…って、厳しいかなぁw

デフォルメした簡易的な画(え)は思い浮かびますが、リアルな画(え)は浮かばないw

わたしの育て方

■□■ 栽培者のつぶやき ■□■
💬2023/07/12
ミニトマトがだいぶ板についてきたのに、キュウリは収穫期間や収穫量が全く伸びず…
というわけで、次はキュウリを少し深堀り♪
ちなみに、毎年2株しか育てられないので、ついつい欲張って茂らせ過ぎて病気になるパターンが多い気がしますw

💬2023/07/13
ずっと、2mほどで親弦を摘芯し、子弦、孫弦で収穫するノーマルな栽培をしています。
収穫数の平均は、1株 10~15本(親で5~6本、子で5~6本、孫で1~3本)ぐらいですかね… orz

💬2023/07/14
狭いは、日当たり悪いは、連作だはで、環境が悪いのも原因だとは思いますが…
そんな中でも収穫量をあと5本(2株で10本)は増やしたいなぁ。
目指すは1株20本!って、目標低っw

💬2023/07/19
幼苗の生長点を摘むのは怖いですが…
次回は「育苗時摘心2本仕立て」に挑戦しようと思います。
実際は2株なのに、あたかも4株育ててる感じ♪
これだけで、単純に1株20本収穫を達成できそうな気もw

💬2023/07/25
これまでの私の栽培は施肥の量がかなり不足していたようですw
とりあえず即効性の「硫安」を追肥し、3日後「硫酸加里」もパラパラと追肥。
更にその1週間後「キュウリの肥料」というのを小さじ2杯強ほど追肥。
結果、葉の状態もかなり良くなり、脇芽どんどん出て、雌花も次々に開花を始めました。
みんなのコメント (2件)

ログインするとコメントの書き込み、閲覧ができます。

ログインしてコメントを書く/見る

会員登録はこちら(3ステップで簡単登録!)

投稿する植物を探す

会員登録がお済みの方は

会員登録をすると、園芸日記、そだレポ、アルバム、コミュニティ、マイページなどのサービスを無料でご利用いただくことができます。

ピックアップ
定期購読
投稿募集中 from テキスト編集部
見て見て!お気に入りの花

見て見て!お気に入りの花
自慢の植物・庭の写真を募集中!

みんなのマルシェ

みんなのマルシェ
自慢の畑・野菜の写真を募集中!