万両を育てて

meika
meikaさん
植物名 マンリョウ
品種名 マンリョウ(万両) 宝船 白実万両 など
地域 大阪府 場所 その他 栽培形態 鉢植え
日当たり 明るい日陰 満足度
ジャンル 観葉植物

栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)

万両を育てて

万両を育てて

作成日:2020/01/06
最終更新日:2023/12/27

【十両!千両!万両!】これで分限者だ!
「千両、万両、有り通し(=お金に困らない)」と洒落込むことが最高ですね。正直、この別物『アリドウシ』を枯らしたのが、気になるのです。
 きっかけは、
【30代で初めて、【取木】をして成功したのがこの万両です。】

  • 今回の栽培目的

    1

  • 【仕立て直し】の実践

    2

  • 環状剥離をします。

    3

  • 【採り蒔きによる播種】

    4

  • 発芽は7月上旬です。

    5

  • 冬過ぎの苗は

    6

  • 花びらの斑点?

    7

  • 【取木】作業の実施

    8

  • 取木による発根状態

    9

  • 写真右の元の母木は?

    10

  • 写真6の播種苗も大きくなる。

    11

  • 4,5年で実を楽しめますね。

    12

  • 2022年12月12日 【取木】の実盆栽

    13

  • 「こぼれ実から芽生えた万両」鉢上げ

    14

1.今回の栽培目的

万両を育てて 今回の栽培目的
 今回の目的は、
①【剪定で芽が吹くか】の仕立て直しを実施したい。
②白万両と赤万両を合体接木も実施してみたいですね。
うまくいけば、紅白万両の樹が完成するのだ。
③『アリドウシ』の鉢栽培自信を自信つけたい。

2.【仕立て直し】の実践

万両を育てて 【仕立て直し】の実践
この『万両』の樹形は腰高で不安定な樹形となる。
葉は、写真のように黄ばんできて最後は落葉して、果実の位置が更に高くなり見苦しくなります。
そこで、【取木】実施となります。

3.環状剥離をします。

万両を育てて 環状剥離をします。
【環状剥離】の方法  1986年6月実施。
 時期は、梅雨時がいいと思います。
① カッターナイフで形成層の緑の部分を剥離します。
② 上部の幹で、剥ぐ高さは太さより少し大きめで充分です。
③ 後は、水に浸けていた水苔を巻き、テープでぐるりと巻けば完成です。
④ 秋には発根していて、小鉢に定植すれば、【環状剥離】終了。

4.【採り蒔きによる播種】

万両を育てて 【採り蒔きによる播種】
 【5月上旬に実が落ちる前】 
 写真の様に赤実は約1cmの皮を剥くと、種は約8mmです。
 この種を、排水の良いい赤玉土にばら撒きにしておきます。

5.発芽は7月上旬です。

万両を育てて 発芽は7月上旬です。
 次々と、発芽してから日々成長します。
 約播種後、3ケ月では発芽発根しますよ。
 ポットに元気な苗を移植します。

6.冬過ぎの苗は

万両を育てて 冬過ぎの苗は
 葉が殖えると追肥を与え、冬を越させます。

播種苗は、開花結実には約3年間の鉢育成機関が必要です。
 4年も経つと背の低い万両が鑑賞できるようになりますね。

【植替え】について
 5月から梅雨時にかけて、元気な新葉が出ないと植替えをしましょう。

7.花びらの斑点?

万両を育てて 花びらの斑点?
 よく見られる花びらに現れる斑点模様。
結構、気になりますね。『グミ』や『ユリ』など、皆さん気にならないですか。植物整理学会によると、
「トランスホゾン?」遺伝子の変異によるものらしいが、遺伝子の一種らしい。
 まあ、このことも気になるが素人の私ども、開花時には花に水をかけないようにすることが大切ですね。

8.【取木】作業の実施

万両を育てて 【取木】作業の実施
 鉢植えの開花結実した万両、2年後は腰高で実が上にとまるため、風で倒れ醜い樹形になります。
思い出しながら20代で行った【取木】を仕掛けました。
取木の下の幹から新枝が出ることを期待しています。20200419

9.取木による発根状態

万両を育てて 取木による発根状態
 背丈を低くして、鑑賞に見合う小鉢『万両』づくり。20200907

 普通は、昨年の梅雨時に仕掛けて梅雨時に取木を実施します。
今年の春に仕掛けた取木は、写真の様に枝数も多く、何よりも低い盆樹が作れました。
根腐れ防止のため、手で丁寧に水苔を除去しました。
これで、背丈の低い鑑賞用小鉢『万両』ができます。

10.写真右の元の母木は?

万両を育てて 写真右の元の母木は?
 新芽が根元から出る予定が、出ませんでした。
失敗かもしれませんが、来春に期待します。
「どうなることやら?」

11.写真6の播種苗も大きくなる。

万両を育てて 写真6の播種苗も大きくなる。
 この写真の前列は播種苗です。
取木に比べて、弱弱しいので追肥をしてやりました。

 開花結実には種蒔きや挿木より、取木は大きな苗や背丈の低いのが得られました。これが、【取木】の長所ですね。

12.4,5年で実を楽しめますね。

万両を育てて 4,5年で実を楽しめますね。
2020年09月07の日記 低く小さく小盆裁用の取木『万両』づくり

 上記より、2年でこの蕾がたくさんできました。20220708

 「背丈を低く作ることも、小盆栽づくりの気こころ遣いね。」

13.2022年12月12日 【取木】の実盆栽

万両を育てて 2022年12月12日 【取木】の実盆栽
 「取木」の目的は?

①種より早く、大きく、太くふやせること。
②【不定根】なので小盆栽づくりに適する。
③【挿木】できるものは、全て【取木】でふやせますね。

今回は、低く開花結実させるために【取木】しました。

14.「こぼれ実から芽生えた万両」鉢上げ 注目!

万両を育てて 「こぼれ実から芽生えた万両」鉢上げ
2023/12/26
写真3「鉢上げしてやりました。」2023年12月26日の 日記より
 
ヒヨなどに食べられた種からでなく、自然落下した鉢内の実。
かわいい双葉のけなげな苗です。
「暖冬の新大阪の街中、小鉢に植えてやりました。」

開花期

収穫期

わたしの育て方

【今までの取り組み】
 十両・百両・と共にヤブコウジ科が、いつの間にかサクラソウ科ヤブコウジ属になっていた。科名ってのも、良く変わるね。最近は、ミカン科の『億両』なんてものが、出だしてきていますね。

①この樹は、取り木や挿し木をして成功させた初体験の木。
 この成功は、「樹ってスゴイ生きる力があるのだな。」

②植え替える毎に、下葉を枯らしにドンドン背が高くなっていく樹だ。

③必要な作業は【取木】と【剪定により芽出しして低く果実鑑賞】、更に【挿木】で腰高を低くすることである。
※4月上旬から5月上旬に根元から5cmで幹を切ると、簡単に芽吹いてくる。(未体験)
 余裕があれば、梅雨時に【挿木】にも挑戦します。

④勿論、【播種】により約4年後に開花結実します。果肉を取って洗って乾かさず【採り蒔き】で簡単に発芽する。

⑤江戸時代からの品種オオマンリョウ『宝船』からで葉に斑入りものとか、最近では『白万両(シロミノマンリョウ)』から「黄実ノマンリョウ』『紅葉する紅孔雀』などまで園芸種が出回って、古典植物でなく新種ですね。
特に、
※葉裏の黒点、枝、花、雄蕊、実にも斑点が見られるのは、なぜでしょうか?「植物っておもしろいね。」
葉の腺点を考えると下向きに咲く花に来るのは、虫媒花なのか。水やり時は、当然、花には水をかけないようにしている。

⑥常緑性,日陰でも育つ,初心者でも育てやすい。
 気が付きにくいが、花は【一日花】ですね。

[栽培環境]
明るい日陰でいい。特に夏は直射日光が当たらない場所に置く。
用土は、排水性よく、赤玉土1、鹿沼土1、腐葉土1で植える。
鉢栽培なので、上記の③の【仕立て直し】ができればいい。
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