1.ハクビシン、雨除けハウスへの侵入シーン
この写真はブドウの雨除けハウスに侵入され、侵入場所を特定するためにセンサーカメラ仕掛けたときに映ったものです。予想以上に大きく、身軽で、賢いやつです。
2.剪定した桃の枝を飾りました
2020.03.07
少し遅い2月に剪定した桃の徒長枝を花瓶に生けました。3月になりようやく開花した花は少し小さいようですが、花の節句の時期に十分楽しめました。
3.満開になった桃の花
2020.03.17
「まどか」が満開になりました。ミツバチも忙しく飛び回っています。
4.雨除けハウスを組み立てました。
2020.03.17
桃の開花も始まってしまいましたので、とりあえず雨除けハウス用のパイプを組み立てました。今回は時間がないので4月以降に天井のビニールとサイドの防獣用ネットを張ろうと思います。
手前の開花中は「まどか」ですが、奥に植えてある「夏雄美」と「夏雄美」に接ぎ木した「夏おとめ」は咲き始めたばかりです。「夏雄美」は6月下旬収穫ですが、7月中下旬収穫の「まどか」より開花が遅いようです。
5.モモチョッキリゾウムシの被害
2020.05.23
コロナ禍でハクビシン対策雨避けHが骨組みだけで作業が2か月中断している間にモモチョッキリゾウムシの被害が多発してました。2本の枝が食いちぎられて垂れ下がっています。
これらの枝は必ず果実が付いており左の枝にはモモチョッキリゾウムシが空けた穴が見えます。この果実には卵が産みつけられています。
6.モモチョッキリゾウムシを捕獲
2020.05.23
摘果しているとモモチョッキリゾウムシを発見しました。この虫は果実の中に産卵した後で産卵した果実の枝を食いちぎります。7枚目の写真に写っているのがモモチョッキリゾウムシにかじられ枯れている枝です。
枯れた枝はやがて落果し、果実の中に産み付けられた卵から幼虫が生まれ育つ憎きやつです。これらの枝は圃場から除去し廃棄する必要があります。
7.摘果前の枝
2020.05.23
摘果前の桃の果実です。今年もびっしり生ってます。
8.摘果した桃
2020.05.23
毎年、大量の摘果した桃を廃棄しています。もったいない気がしますが、生らしておくわけにはいかないので摘果しています。
9.双子の果実もありました。
2020.05.23
双子の果実もなってました。
10.樹形を整える前の桃の木
2020.05.23
樹形を整える剪定をする前の桃の木です。徒長枝や新たな枝が伸びてわさわさしています。このまま放置すると直ぐにハウスの屋根に到達するので、果実が成熟に必要な枝や葉を残しながら剪定します。
11.ハウス内の摘果後の樹形
2020.05.26
摘果と同時に徒長枝や伸びた枝も剪定して樹形を整えた後でハウスのビニールを張りました。13枚目の写真と比較すると木全体がスッキリしたと思います。
摘果及び樹形を整えた後にシンクイ虫等の防除をします。
12.ハクビシン対策雨避けハウスの完成
2020.05.27
天上のビニールを張ったのちにサイドの防獣ネットを張ります。ビニールとネット、ネットと地面、入口の周辺に隙間ができやすいので、隙間をいかになくすかがポイントになります。
サイドのネットは両側から吊りパッカーで横通しのパイプに留めています。また、サイドのネットと地面に隙間ができないように下部を竹で抑えています。
13.雨避けHをサイドと入口
2020.05.27
雨避けHをサイドの写真です。通常の農業用Hのように扉がないためサイドのパイプの間に入口を作り、入口にネットとパイプの間に隙間がなくなるようにパイプを使って留めています。
ハクビシン対策雨避けHが完成しましたが、果してハクビシンに勝てるだろうか??
この結果は夏雄美が熟す6月下旬にならないとわかりませんが、今年こそは完全に勝利することを願ってます。
14.強風対策にアンカーで留めてます。
2020.05.23
最近は台風を始めとして強風が吹くことが多いので強風対策が必須です。農業用ハウスほど強度がないと思うのでアンカーで飛ばされないように両端を止めています。
ちなみに昨年の台風で飛ばされなかったけれど潰されました。一般の農業用ハウスも潰れたので、飛ばされなかっただけ上出来でした。
15.初戦はハクビシンの勝利!やられました。
2020.06.23
先月、ハクビシン対策用雨避けHを完成させて1か月ぶりの帰省。今回は早生桃の「夏雄美」の収穫が始まる時期でハクビシンに侵入/食害されるのが心配でした。今年こそはと思っていましたが、H内に侵入され3個食害されており先制パンチを喰らい愕然。
「夏雄美」の収穫はこれからであり、H内には7月下旬頃収穫の「まどか」と「あかつきネオ」もあり、これ以上を負けを期すわけにはいかない。
16.今年の「夏雄美」。収穫をむかえました。
2020.06.27
今年の「夏雄美」は30個程度と少なめですが、これから収穫が始まるのでハクビシンの侵入場所を探すが見当がつかない。ハクビシンの使いと称する妻の辛口の指摘を受け、ハクビシンが侵入しそうなところを片っ端からパッカーと結束バンドで塞いだ。
17.ビニールとネットの境目はパッカーで補強!
2020.06.23
天井部のビニールとサイドのネットの接合部はパッカーで間隔を狭めて補強した。
18.ネットの接合部は更に結束バンドで補強!
2020.06.23
間口部分のネットとネットの接合部は、既に止めていた結束バンドの間を10-15cm感覚に補強した。
このパッカーと結束バンドの補強以上の対策は難しいので、これで成功してほしい。
19.ハクビシンだけでない強敵も。
2020.06.24
ハクビシンのように完全に食い尽くすわけではないが、こちらのモモシンクイムシも桃栽培にとって強敵です。殺虫剤で防除しているものの必ずやられます。1か月に1回程度の面倒ではやむ得ないか。
20.7月下旬頃収穫の「まどか」です。
2020.06.23
同じHに植えてある「まどか」です。早生の「夏雄美」との収穫時期をずらし7月下旬頃に収穫できる「まどか」です。少し固めの肉質が好きなのでこの品種を選びました。
昨年もなったのですがハクビシンにやられて、これまで食していません。今年こそは!
21.7月下旬頃収穫の「あかつきネオ」です。
2020.06.23
「まどか」に接ぎ木した「あかつきネオ」です。この品種を購入した時には知りませんでしたが、ネット情報では桃の糖度のギネス記録があった時に最も糖度の高い桃として登録された品種のようです。
「まどか」と同様に7月下旬頃に収穫予定です。「まどか」同様に今年初めて食べることができるか?楽しみです。
22.摘果が甘く、自然落果!
2020.06.23
先月摘果したのですが、案の定摘果が甘く自然落果した「まどか」と「あかつきネオ」です。木が若くしかも雨避けHに収まるようにコンパクトに仕立てているので、あまり多くは望めませんね。
23.今年初めて収穫した「夏雄美」
2020.06.27
今年初めて収穫した「夏雄美」です。大きい物は300g前後とまずまずの大きさです。早生桃としては美味しい桃だと思います。
雨避けHを6月23日に補強して27日までの間、ハクビシンに食害されていないので完璧に?補強されたのではないかと思っていますが。
次回の帰省で「まどか」と「あかつきネオ」が収穫できることを期待しています。
24.「まどか」の収穫時期、無事だった!
2020.07.21
6月下旬の早生の「夏雄美」に続いて中生の「まどか」の収穫時期を迎えるため、約1か月ぶり帰省。前回ハクビシンに侵入・加害されたため補強したのですが、ハウス内を見るまで心配でした。
ついにハクビシンに勝利しました。
25.「あかつきネオ」も収穫時期です。
2020.07.21
「まどか」に接ぎ木した「あかつきネオ」も同じ時期に熟すため収穫時期を迎えました。
26.ハクビシンには勝利したが??
2020.07.21
ハクビシンには勝利して喜んだのもつかの間、生っている桃を見るとかなりの桃が蛾に吸汁されて傷んでいる。ハウスのサイドには防獣ネットを張っており大きな蛾の侵入は阻止できるものの小さな蛾やカメムシは侵入されてします。
昨年は蛾の害は少なかったので油断して一部の桃にしか袋を掛けなかった。今年の反省の1つで来年は袋掛けは必須です。
27.今年の「まどか」です。
2020.07.24
モモシンクイムシにやられ、ハクビシンにやられ、蛾にやられて、やっと収穫できました。今年の「まどか」です。
摘果が甘かったためか少し小さ目で200g程度で、かつ今年は雨続きで少し甘さが薄いのが残念でした。
28.こちらは「あかつきネオ」です。
2020.07.24
「まどか」は色が濃いですが、「あかつきネオ」はピンク色っぽいです。
「まどか」同様、モモシンクイムシにやられ、ハクビシンにやられ、蛾にやられました。摘果が甘かったためか少し小さ目で200g程度です。
29.ハウスの上部にはハクビシンの足跡!
2020.07.24
今年は最終的にはハクビシンの侵入を阻止できたのですが、ハウスの屋根にはハクビシンの足跡がついていました。
入れそうな隙間を探して屋根に上ったようです。
30.ハウスサイドのビニールに爪痕発見!!
2020.07.24
ハウスの屋根に足跡を発見したのでハウス周りをよく見たところ今年張ったばかりのビニールに傷跡を発見した。
傷跡は4~5か所あり何かが当たって穴が開いたのかなと思ったのですが、その内の1か所には4つの爪痕のような穴が開いていました。ハクビシンがサイドのネットから登ってビニールをひっかいて穴を空けたようです。危ないところでした。
今年は勝利したが、補修して来年に備えます。
何年もの間、収穫を目前に桃やぶどうをハクビシンに食害され続けてきました。
写真は昨年の早生桃「夏雄美」の収穫したものですが、この後に収穫される「まどか」と「あかつきネオ」はハクビシンの侵入、食害をうけました。ブドウもそうですが、桃についても今年はハクビシン対策に万全を期したいと思ってます。
今年こそハクビシンに勝つぞ!!