1.はじめに
20年近く鉢で栽培してきたクワズイモ。
かれこれ4年前。
植え替え時に花壇に廃棄した土に種イモが混入していたようで、気がついたらクワズイモが花壇にニョッキリw
熱帯地方の植物なので「関東の冬は越えるまい」と放置していましたが…
毎冬かなりのダメージを受けますが、徐々に徐々に大きくなり…
ついに今年(2020)、花まで咲いてしまいました♪
という事で…
蒔いときますか?w
2.採種(2020/09/15)
花後に出来る実の塊を、花茎が完全に萎れるくらいまで熟させました。
鮮やかなオレンジ色だった実もくすんだ色になっています。
乾燥が進んで果肉は無くなり種子と果皮のみになっています。
その実を収穫し、発芽阻害物質を含む果皮や果肉を水で洗って取り去ります。
そのままメネデール希釈液に一晩漬けて…
間髪入れずに播種します。
ちなみに今回は、一つの花で24個の種子が採れました♪
3.しゅし(2020/09/16)
「種子」って「しゅし」とひらがなで書くと種子な感じがしません♪
どーでもよい話ですが…w
ウチにはクワズイモが10株以上あります。
鉢に5株以上、花壇に5株以上。
正確な数は数える気になりませんw
で、タネ蒔いて更に増やす。
う~ん、暴挙と言えば暴挙です。
でも、タネから可愛いイモが生えてくるところを見たいんですょw
うん、見たい…
マジで捌く方法を考えねばw
4.一筋縄では…(2020/11/15)
クワズイモは野生種なので簡単に発芽すると高を括っていたんですが…
3回に分けて20粒以上播種しましたが、一つも芽が出ませんでした。
南国の植物なので暖かくならないと発芽しないのかもしれません。
とりあえずこのまま春まで適当に放置してみますw
で、ひとつ疑問が。
実をつけ始めた株は、今後毎年ズット実をつけるのだろうか…
それともたまにしか実をつけないのだろうか…
来年が楽しみです♪
5.ダメっぽいです(2021/02/23)
たまに水をやりつつ様子を見てきましたが、音沙汰はありません。
失敗したようですね。
諦めて…
間違えて折ってしまったラベンダーの枝から挿し穂を作って挿してしまいましたw
このままもう少し様子を見てみます。
春を迎えて、ラベンダーの間からニョキニョキと芽が、なんてこともあるかもしれません♪
6.追い蒔き(2021/03/27)
越冬でボロボロになった花壇のクワズイモに、よく見るとカラカラに乾いた実がついてました♪
8個の種子が採れたので再び播種してみようと思います。
ネットでは「採り蒔き」を勧める記述が目立ったのですが…
自然の環境じゃ、この時期までこうやって株にくっついている種子も普通にあるでしょうから。
ま、物は試しで…w
いつものように1~2晩吸水させて、適当なポットにばら蒔きします♪
7.ダメです(2021/06/10)
ダメですね、芽が出ません。
う~ん、自家採種したタネをかなりたくさん蒔いたのですが…
何が原因でしょうか。
わかりません。
とりあえずバッドエンドでこの「そだレポ」は終了ですw
が、今年も庭のクワズイモに花が咲いたので、飽きずに採種~播種まで実施してみようと思います。
いつか発芽を確認出来たら、ここに追記します。
それではまた♪
※写真は今年(2021年)も庭で咲いたクワズイモの花
中国南部、台湾からインドシナ、インドなどの熱帯・亜熱帯地域、日本では四国南部から九州南部を経て琉球列島に分布するサトイモ科クワズイモ属の常緑性多年草。
地上で太く棒状に伸びる根茎の先端に、長い葉柄を持つ大きなハート型の葉を数枚つける。
株が成熟すると、初夏から夏にかけて葉の陰にサトイモ科特有の仏炎苞(花)をつける。
花が終わり果実が熟すと仏炎苞は脱落し赤い果実が露出する。
全草にシュウ酸カルシウムという弱い毒を含んでおり基本的に食用にならなが、中国やベトナムでは薬として使用される。
切り口から出る汁も、触れるとかぶれる場合がある。
※汁が付着してしばらくすると、付着した場所がチクチクします(経験談)。
近縁種として、琉球列島と小笠原諸島にやや小型のシマクワズイモが、西表島により大型のヤエヤマクワズイモが自生する。
< USDA Hardiness Zone:7b-10b >