1.花よ咲いてくれ!
花が咲かないと、どうにもならない。
この10本の柿の樹、どうするかな。「盆栽にすること」が間違いだったのか。
最後は、接ぎ木しか方法はないのかな。自分なりに八年以上よく面倒見たものだ。
2.柿の植替え 3時間もかかった!
2017年3月14日
育成用の鉢に再度植替えた。
根は黒く、太根は鉢内をグルグル回っている。
土をほとんど洗い、長い根を切って植える。
「種蒔後でもう9年生だ。あと1年経って花が咲かないと接ぎ木をするか・・・」
3.この様に根は長い長ーい
2017年03月14日 ここで、【根伏せ】テスト試行
このまま捨てるのはもったいないので、根伏せ試行だ。
別に、殖やすつもりはないのだが、芽が出るかもしれない。
4.根伏せ 試行!
2017年03月14日 植え替え8年生根伏せ実施。
あぁー疲れた。鉢から樹を取り出すのがムズイ。
さあ、成功するかどうかな?
ローヤ柿なら簡単に成功するのだが。
柿の芽出しは、結構遅いのだ。
※結局失敗に終わる。
だが、鉢底からはみ出た根からこばえが出る。皮肉なことに、こんなもんですね。
5.黄葉の樹形づくり
2020年02月09日
接木も台風で失敗。
まあ、あわてずに再挑戦します。 秋の紅葉がきれいので、
化粧鉢に【植替え】ました。
6.理想樹形を目指して
老爺柿は簡単に出来ますが。
この実生盆栽は、しばらく秋の紅葉を楽しみますか。
7.山柿に豆柿を接ぐ。
何度も挑戦しても失敗が多いのです。
2022年05月10日の日記 実生柿に『豆柿』を【寄せ接ぎ】する。
2019年07月06日の日記 柿苗10年生に『豆柿』を【呼接ぎ】する。
【芽接ぎ】も、何度か実施しました。
もう、実生苗の山柿は、10年鉢育成で柿の接木台と化していますね。
「あきらめずに、意地で実践しています。」
8.たわわに留まる山柿
食用の「柿」を蒔き開花結実する年数が長過ぎますね。
8年はとっくに過ぎているが、花さえ咲かない。
これに比べて、この山柿(豆柿)は、毎年沢山の花が咲き、小粒の実が留まります。
ただ、葉が大きくて盆栽向きでは無い。 だが、
この小粒の豆柿が、熟して落果するまで、色の変化模様を最後まで楽しませてくれます。
新葉を夏から秋まで、「親子バッタ」に食べられても実が熟すまで楽しませてくれています。
9.話題は『豆柿』の種と授粉
2017/11/09
2017年11月09日 豆柿熟れるが、果実観察では種が無いのだ。
基本的に柿は自家受粉するので人工授粉は要らない。でも、
開花しても実が留まらなければ人工授粉は必要ですね。
でも、
「柿の授粉と結実は理解づらい。」
『山柿』の購入苗は8年以上経っても未だ開花すらしない。
ところが、盆栽用の買った『豆柿』は毎年、開花結実するが、「種無し」なのです。」そして、
山柿の台木に接いだ豆柿も【接木】に失敗した。
10.この年も開花結実し、播種したいが種は無い。
2020/12/14
2020年12月14日写真撮影 熟果『豆柿』に種が無い!
「これはどういうことでしょうか?」
「種が無く、食べると渋さは無く甘くて美味しいのです。」
「実が出来て種が無い」という事は【不完全受粉】ですね。
11.果実が熟し、種が無いのは
2022/12/16
2022年12月16日 撮影 「もう、全て摘果しました。」今年も種が無く、不完全授粉なのか?」
自家結実性は1本で実が留まること。
雄花が咲かなくても、すなわち、柿は受粉しなくても結実することを【単為結果】というなだそうだ。
ジベレリン処理した方法と同じ結果ですね。
12.『千成柿』との違い?
20230926日記より 小盆栽『千成柿』と『豆柿』と違うのか。
写真左は千成柿(信濃柿)、右は豆柿(和名)です。
上記から、比べてみてそんなに違いは無いね。
実の果形は丸く、熟しても種は出来ていない。
【完全渋柿】は、種子の有無にかかわらず常に渋柿になる品種で、だが、熟すと種が無く甘くなりますね。
両者共、【山柿(通称名)】でしょうね。
「千成柿」と名付けたのは?
【山柿の盆栽を作りたい。】
【ヘタ】のしゃっくり止めは、凄いのだ!
植替えと剪定の繰り返し8年間だ。
未だに、鉢植のためか、栄養成長ばかりで花が咲かない。
あきらめて、接ぎ木にするべきか、廃棄処分はかわいそうだ。
気休めは、この新大阪で柿の紅葉がたまにきれいに見られることぐらいだった。