1.2020年春売れ残り半額処分品を購入
アマリリス ガーデンオーケストラ(R)『アラスカ』を注文中につき、売れ残り『ホワイトラスカル』だけを買わなかったら、ついでに持っていってと、サービスで付いてきてしまった。
ちなみに『アマリリス ガーデンオーケストラ(R)』というのはサカタさんの販売名称みたいなもので、余所では普通に「アマリリス」として販売されている。
2020年12月23日
2.とりあえず、植える
アマリリス球根は入手次第植えるとのセオリーに基づいて植えた。耐寒性0度も混じっているため、バーク堆肥でマルチングを施し、育苗キャップを冬の間常時被せておくものとする。
球根が凍結すると拙いので、水はほとんどやらないが、10日に1度ほど、凍結のおそれのない気温の日の昼に、鉢底から流れ出ない程度に灌水する。ついでにおまじないとしてグリシンベタインも投与。
2020年12月27日
3.処分品アマリリスの芽が出てきた
冬で地上部が枯れていたアマリリスの一部が芽を出してきた。写真は耐寒性-5度のパラグアイ産の水生アマリリス、ヒッペアストルム「アングスティフォリウム」。
ほかにもウルグアイ原産のヒッペアストルム「ハリソニー」なども水生だが、冬は水が枯れるような川に生えるので、腰水にしたりせず通常の栽培で。むしろ凍結を避けるために灌水はほとんどしない。
2021年2月10日
4.ガーデンオーケストラ(R)到着
このシリーズ、毎年販売している品種が少しずつ違うのね。「スイートシックスティーン」が確保出来なかったので送品ゼロ。プランツタグ作ったので余所をあたる。
気になったこと。この耐寒性シリーズは、通常のアマリリスと違って(浅く)球根全体を埋めることとある。また、アマリリス全般に、掘り上げて乾燥させると休眠し、埋め戻しても1年では目を覚まさないことがあるとのこと。今期咲かないかもよ。
2021年3月6日
5.経過報告①
どちらも年末に購入した処分品。左、ヒッペアストルム「アングスティフォリウム」、右、ガーデンオーケストラ(R)こと、ヒッペアストルム「ラタトゥイユ」。
ラタトゥイユの葉がやたら細くてアマリリスっぽくないのが気になるが、ほかのガーデンオーケストラ(R)が発芽していないので比較できず不明。ちなみに緑と赤の花は私の好みでは無いようなので、「ビリディラスカル」は購入していない。
2021年3月14日
6.経過報告②
処分品ヒッペアストルム「トレスチック」、同じく処分品ガーデンオーケストラ(R)ことヒッペアストルム「ホワイトラスカル」の芽が出てきた。
よく考えたら、掘り上げて乾燥した球根は休眠に入って1年咲かないことがあるなら、処分品は咲いたかどうかわからないが1年ポットでお目覚めの機会を得ていたのだから、(安いうえに)開花率が高いのではないか?勝手な想像だけど。
2021年3月16日
7.残り物に福があるなんて誰が言った?
葉に赤いシミが出てきたので、「これが赤班病というヤツですか?」と販売店に問い合わせた。「おそらくそうです。」とのこと。
重症になると葉や球根全体に広がって、かさぶた状に茶色くなった部分から胞子を出して広がり球根が腐る、治療薬の無い病気。店によれば最近バラの黒星病のように普通にある、予防はダコニール、葉を濡らさないとのこと。
私は農薬やっているのでお前んとこの管理の問題だろ。
2021年4月2日
8.ちらほら蕾も上がっている
写真はヒッペアストラム「ラタトゥイユ」。ほかにも数種類花芽が上がってきている。
赤班病の葉を1枚切除した「ホワイトラスカル」も、花芽はまったくの無事で、殺菌剤による消毒を続けていれば大丈夫そう。
おそらくだが、赤班病の菌が球根頂部の芽が出る部分の窪みに残留・付着していたのだと思われる。全体に広がっては手遅れだが、葉先を切除すれば良い程度であれば、月2の殺菌剤散布でいけそう。
2021年4月9日
9.ガーデンオーケストラ(R)、開花
ヒッペアストラム「ラタトゥイユ」開花。
2021年4月14日
10.ガーデンオーケストラ(R)、開花②
ヒッペアストラム「アラスカ」開花。花径は15cm近く大きめだが、純白では無いな。
アマリリスは葉が濡れっぱなしだと赤班病に罹患しやすいらしく、雨の日は軒下におくか、せめて雨後には葉を揺さぶって水切りを行うのが吉とのこと。
2021年4月28日
11.続・ヒッペアストラム「アラスカ」
花後は、種が出来る部分のみ折り取るか切り取り、花軸は光合成工場のパーツとして残します。みっともなくて嫌だと言われる方は切除すれば良いでしょう。
2021年5月3日
12.アマリリス「ストリペットビューティー」
ヒッペアストラム「ストリペットビューティー」開花。これはガーデンオーケストラ(R)シリーズではありません。耐寒性0度のアマリリスです。
赤班病に効果の謳われている殺菌剤は現在ありませんが、通常のダコニールやトップジンM、フルピカなどで隔週~月イチで葉を殺菌しています。
2021年5月5日
13.水生アマリリス「ハリソニー」開花
ヒッペアストラム「ハリソニー」開花。丈は40cmほど、花径は5~6cmくらい。③で紹介しているが、ウルグアイ産の原種で、水に浸る程度の川辺に自生する。園芸用にも流通している。耐寒性-5度。
2021年5月8日
14.ガーデンオーケストラ(R)「カランバ」
開花。丈30~50cmとのことだが、成長不良で15cmくらいのミニマムサイズで咲いた。濃い小豆色の、思っていたよりシックな花。
2021年5月11日
15.ヒッペアストラム「テーブルダンス」
開花。耐寒性は0度。
2021年5月14日
16.ヒッペアストラム「アラビアンナイト」
開花。耐寒性は同じく0度。
強風で3週連続殺菌剤を与えられていないので、午後から雨の予定ではあるが、早朝より殺菌剤アフェットを散布した。
2021年5月15日
17.ヒッペアストラム「レッドタイガー」
開花。「アラビアンナイト」は深紅で、「レッドタイガー」は朱色に近い赤だ。耐寒性0度。
どのアマリリスも、花が終わったら球根がスカスカで、急ぎ葉を伸ばして養分を蓄える必要があると感じる。
2021年5月18日
18.ガーデンオーケストラ(R)「ピンク~」
「ピンクラスカル」開花。花色も可愛らしいが成長不良で丈がミニサイズ。
2021年5月20日
19.ヒッペアストラム
「アングスティフォリウム」開花。パラグアイ産の水生アマリリス。耐寒性-5度。高さ50cm、花径6cmくらい(奥行きは12~13cmある)。
2021年5月22日
20.ピンクラスカルふたたび
同じ球根から2本同時に花芽が出て咲いた。前の成長不良ではない。
2021年5月23日
21.アングスティフォリウム
一斉開花。
2021年5月23日
22.ガーデンオーケストラ(R)「ロリポップ」
開花。ピンクラスカルとさして区別がつかない。
2021年5月25日
23.ヒッペアストラム「インカルオイデス」
開花。ブラジル原産の原種で、花径は水生アマリリス「ハリソニー」より一回り大きく10cm近い。丈60cmほどにもなり、切り花にもむく。
2021年5月29日
24.ヒッペアストラム「マスターマインド」
開花。耐寒性0度。アラスカに引き続き、20cm近い大輪。
2021年5月30日
25.花はとうに終わっているが
来年に向けて光合成をして球根充実中。長いものは葉の長さ60cmあるんだが、正直ちょっと邪魔。殺菌剤はバラに準じて与えている。傷ついた葉の部分は赤班病の様相を呈することがあるが、殺菌剤をマメにやっていれば広がりはしない。ただ、部分切除はする。
別件だが、ホンアマリリスことベラドンナリリーは、ようやく葉が完全に黄変して枯れ始めた。
2021年7月11日
26.球根がでかくなって地表にでてきた
普通の耐寒性の無いアマリリスならこのまま室内に取り込むし、深植えもしませんが、耐寒性で外で放置するので、霜が降りるまでに球根の頭くらいまで土を足します。
植え替えは、3月頃ですかね。灌水はストップ。
それにしても、鶏卵大程度の球根を植えたのに、太って10号鉢がギチギチですね…球根の母体は「葉」ですから、来年はもっと葉が茂るわけだ。
植え替え時に鉢を増やしたくないなぁ。
2021年11月7日
27.やっとだいたい葉が枯れた
11月上旬から雨を避け、灌水を止めて、やっと葉がだいたい枯れた。掘り起こして室内に入れたりはしないので、一時的に㉖の状態に土を足して球根を外気から守っている。寒さが緩んできたら、球根の上部がのぞくくらいまで土をどける。どうせカラカラだ。
植え替えは2~3年に1度とのことなので、今年は見合わせるかもしれない。枯れ葉は撮影後むしった。
2022年2月5日
28.今春の花のために復帰
明日が雨なので、軒や育苗キャップで雨よけをしていた鉢を復帰させた。厚めにかけていた土も除去。狙ったわけでは無いが、枯れ葉が積もった上に土を載せていたのですぐとれた。一部、赤班病の症状っぽい赤い部分がある球根が気になる。本格的に芽吹く前に、球根の頭部分に念入りにダコニールを後日灌注しておこう。
それにしても10号鉢なんだが、でかい球根に育ったな…。
2022年3月13日
29.3月21日 施肥済み
雨を受けると、㉘で復帰したアマリリスたちが早速芽吹きはじめたので、ブリリアントガーデン バラの置肥 30錠【ハイポネックスジャパン】を10号鉢に3錠。アマリリスはわりと肥料を好みますので。
2022年3月24日
30.ガーデンオーケストラ(R)「ピンク~」
「ピンクラスカル」再び。切りが良いのでここで終了しようと思うが、あの治療不可の赤い斑点が出る赤斑病、昨年販売店で、「今はバラの黒星病みたいなもので、普通にみられるようになってきている。殺菌剤で悪化しないよう抑える栽培を」と言われたように、新規購入しても球根外側に赤いのが付着して届くことも。
抜き棄てるのが正解なのか、定期的な殺菌剤で蔓延を防ぐ方が現実的なのか。課題は残った。
2022年4月6日
アマリリスは耐寒性が5度だとか、15度以上の室内で栽培するとか、面倒くさそうと思っていたら、サカタさんよりアマリリス ガーデンオーケストラ(R)という耐寒性があって放置栽培出来るアマリリスがあると聞き、まとめ買いをした。
調べると、花径10cmほどの小輪ばかりだが、ほかにも耐寒性-5度や0度のアマリリスがあり、アマリリス ガーデンオーケストラ(R)が届くのは3月以降だが、別途アマリリスを去年の売れ残り品半額を年末に購入、フライングスタートした。
ご当地はせいぜい-5度だが、0度のアマリリスも購入したため、冬の間はバーク堆肥でマルチングし、育苗キャップを付けっぱなしで外に放りだしている。
正式にそだレポがスタートするのはサカタさんから届いてからだな。