1.はじめに
ウンカリーナやゼロフィタの種子を再入手するにあたって…
リトライだけではなく新顔も一つ欲しいなっ♪
温度的にそれほど敷居が高くない(ある程度の低温に耐える)植物…
でもって珍しそうな…w
ということで、この種子を購入しました。
う~ん、やはりコーデックスw
塊根ってなぜかわかりませんが魅かれますよね?
今年はこの一品種で打ち止め予定。
丁寧に楽しみま~す♪
ちなみに種子は大きめ!
2.播種(2021/03/03)
種子を一晩メネデール希釈液に漬けました。
たっぷり吸水し、浮いていた種子も全て沈みました♪
5粒のタネを2.5号のポリポットに各1粒ずつ播種します。
培土は水持ちを良くするイメージで手元にある土を適当に混ぜました♪
作った土の量が足りず、種子を土の表面に置き「さし芽・種まきの土」(粂谷商店)で5~10mmほど覆いました。
ちなみに、培土の詳しい配合は「わたしの育て方」に記載しました。
3.ハロー・ワールド(2021/03/18)
発芽を確認。
結構太い芽がウニャンと土から顔を出し始めました。
他にも一つ、播種した場所がポッコリ膨らんだポットがあります。
それも数日で芽が拝めそうです♪
順調、順調!
で、接写だとどうしてもピンボケしていたんですが…
偏光フィルタを外して写真を撮ると接写でもピントが合いやすい事に今更ながら気が付きましたw
コントラストなどは撮った後にソフトで調整すれば♪
写真は奥が深いですw
4.いきなり塊根ぽい(2021/03/21)
昨日、2本目の発芽を確認しました。
最初に発芽した芽は、首長竜が海面から首を出すがごとく…
なんかカッコイイ形になっています♪
しかも既に根元がコーデックスを主張していますし…
根元に赤みが強く出て、なんか「映(ば)える」感じですw
とりあえず今のところ発芽率は40%(2/5)です。
あと1つは発芽して欲しいですねぇ。
あと2つ発芽すれば大成功!な感じですか。
5.凛々しい立ち姿(2021/03/23)
凛々しく、気高く、生々しくそびえ立っています。
なんとなく…
太陽の塔のような、バレリーナのような、芸術的な姿♪
思わず、こんな短期間で3つもレポート書いてしまいましたw
今朝確認したところ、他のポットも播種した場所が少しこんもりしています。
もしかしたらパーフェクトもあり得そうな雰囲気♪
状態の良い種子を提供してくださったお店に感謝です!
6.ん~、ポンッ!の(2021/03/28)
「ん~」のところw
ここ2~3日、この体勢でもがいています。
種皮を手で取ってあげようか、このまま自力で頑張らせるか悩むところですが…
とりあえず手を出さずに見守っています♪
他の芽も双葉から種皮を外すのに手間取りそうですが…
さて、どうしよう。
ちなみに発芽率は100%(5/5)で、大成功でした♪
7.ん~、ポンッ!の(2021/03/30)
「ポンッ!」のところw
写真はズット最初に発芽した個体(以下、長男w)を掲載していましたが…
後から発芽した個体の種皮が先に取れ始めました。
今朝、親心でついつい長男の種皮を手で剥いてしまいました♪
お昼にはこんな感じで、立派に「ポンッ!」の姿に。
子供たぁちが~ 空に向かいぃ~ 両手をひぃろげぇ~♪
と、まさに異邦人的なたたずまいですw
8.本葉♪(20201/04/11)
何株か本葉が出てきています。
順調この上ないです♪
室内だと最低気温を10℃前後でキープできそうなので、4月5日(月)に加温マットのスイッチを切りました。
今のところ、株に特段の変化はありません。
このまま順調に進んでくれることを願います♪
でも順調過ぎると、そろそろ鉢上げの事も考えださないと…
株数も多いので鉢や置き場所などの問題も。
成功し過ぎるのも困りものですw
9.脱ぐのが苦手w(2021/04/29)
しかし…
ペトペンチアは種皮を脱ぐのが苦手なようですw
今回、5つの発芽を見てきましたが、自力で種皮を脱げたのは現時点で2株だけです。
長男は種皮が取れそうで取れない状況だったので人手で種皮を剝ぎました。
しかし、三男と末っ子は種皮がガッチリ双葉を包んでおり、全く取れそうにありません。
で、かなりの期間その状態を保っていましたが…
三男がついに種皮をつけたまま変態し始めましたw
10.1本ダメかも(2021/05/06)
三男はあのまま自力で種皮を脱ぎ捨てました♪
早速本葉も伸ばしています。
が。
末弟が少し厳しい状況です。
未だに種皮が脱げず、双葉を展葉できないまま根元から落ちそうです。
なんだか茎も段々になって伸びており…
ここから何をするつもりなのか見当がつきませんw
ま、種皮との連結部分がまだ青々としていますし…
希望は捨てずに楽観的な気持ちで観察を続けます♪
がんばれ、とど松!
11.強制剥離っ!(2021/05/09)
既に4株もあるので…
昨日、千切る覚悟で種皮を強制的に剥いでみましたw
結構キツクへばり付いていましたが、何とか千切らず種皮を引き抜けました♪
すると種皮の中から可愛い本葉の赤ちゃんがチョロリと顔を出しました。
で、双葉はというと。
元来、茎の段々になっている所から生えるようですが…
跡形もありませんw
どうも種皮の中で枯れてしまったようです。
さて、末弟とど松の今後はいかに?
12.あ。順調でした(2021/10/31)
更新してませんでしたね…w
何事も無く順調に進んでいましたが、ここにきて少し変化が。
最低気温が15℃を下回る頃、下の方の葉から紅葉・落葉し始めました。
さらに10℃近辺で一気に地上部が弱りました。
ま、弱るといっても休眠に入るだけで枯れるわけでは無いのですがw
とりあえず加温マットを稼働させることにしました。
出窓に断熱シートを敷いて、その上に加温マットを置き、ポットを並べます。
13.丸坊主(2021/12/04)
最後の葉が散り5株全てが丸坊主に♪
休眠に向け11月から少しずつ水を絞ってきましたが、これから春までは更に絞ります。
しかぁし。
加温マットに乗せており土は結構温かくなります。
その分、水分の蒸散も早くなるので冬も週1回程度で潅水を続けます。
潅水は1回10~20ml程度の少量で、鉢底から溢れるほどは与えません。
これで休眠中の細根の枯死を減らします♪
※画像はフリー画像(坊主地獄)
14.嗚呼、春かな(2022/03/09)
出窓に作った簡易的な温室の、加温マットの上の陽の良く当たる特等席で越冬させました♪
そのせいか、2月中旬から5株全てが新芽を動かし始めました。
休眠に入ったらツルを短く切り詰める予定でしたが…
何もせず成り行きに任せになりましたw
結果、新芽はツルの頂点とその一節下辺りに出てきました。
また、ツルの根元辺りに出す個体もいくつか。
とりあえず今シーズンはこのまま様子を見ます♪
15.はだにぃぃ(2022/04~05 頃)
芽が動き出して、葉が数枚展開した頃。
全ての株の成長が急に緩慢になり葉が黄変、落葉し始めました。
当時はまだ肌寒い日もあり、気温のせいかと思いました。
2~3週間様子を見ましたが、回復する兆しはありません。
ふと、葉をまじまじ見ると、どこかで見たことのある粉を吹いた感じ…
これは…
ハダニだ…
ということで「ベニカX」をたっぷり撒いて様子見。
しばらくすると新芽が吹き始めました♪
16.う~ん、まだハダニ(2022/07/15
春先にハダニに丸坊主にされたのですが、「ベニカX」散布で回復基調に戻せました。
更に数週間後に豚糞投入で一気に芽吹きを急加速させられました。
で、戻り梅雨的な今日この頃。
また、ハダニの被害を受けていそうな葉がチラホラと。
う~ん、ダニ専用の農薬の投入もやむなしか?
ま、もう一回「ベニカX」試して…
それでもハダニを駆逐出来なかったら最終兵器、「ダニ太郎」の登場です♪
17.ハダニ多過ぎの件(2022/08/27)
ベニカXで一ヶ月ほどはハダニの繁殖を抑えられたでしょうか。
10日ほど前から、再びハダニの被害が拡大。
やはりこまめに葉水をしないとダメかなぁ…
薬剤だけではハダニの被害は回避できない感じです。
もう一回だけ「ベニカの刑」に処してみます♪
同じ薬剤の多用で耐性が出来るのが心配ですが…
で、葉水も… 出来る限り… たまには…w
気温が下がってハダニの活動が減ってくるのを願います♪
18.少し萎えてきた(2022/10/25)
黄変して落ちる葉がポツポツと出始めました。
今年の頭から植物のある出窓にタニタの温湿度計(一週間分の温度・湿度が記録できる)を置いています。
それによると10/20に、今シーズン初めて最低気温が10度を下回りました。
直近7日間の最低気温の平均は12℃ぐらい。
てことで、11月頭ぐらいからの稼働をイメージして…
そろそろ加温マットを準備します。
しかし四季の移ろいはホント早いですねぇ♪
19.イロイロアッタ(2023/07/15)
更新をサボっているうちに色々ありました。
先の冬越しで2株逝って残り3株に。
結構頑強で細かいことを気にしなくてもズット元気だったので、いつものごとく調子に乗っていましたw
冬の間も、根を枯らさないように隔週で10~20mlほど潅水していましたが…
株に直接水がかかっても気にしていませんでした。
なんとなく、それがダメだった雰囲気です。
ま、全く違うかもしれませんがw
2株とも痩せて塊茎の表面がブヨブヨになって枯れました。
で、残った3株は順調にきれいな葉を広げています♪
わたしの育て方
埼玉県南西部の平野部市街地(Hardiness Zone:9a)で栽培。
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=633106
🌱栽培環境
最低気温 15℃ 前後を判断基準として室内管理と戸外管理を切り替える。
🌱水やり
夏の生育期は乾ききる前にたっぷり。
春、秋は徐々に増や(減ら)し、冬は月1~2回。
休眠中でも土を完全に乾燥させてしまうと細根が死に春の目覚めも悪くなる!
🌱肥料
育苗期は隔週で活力剤か液肥を与える。
以降、2~3ヶ月に1回マグァンプ(小粒)を一つまみほど。
並行して月一回ほど液肥か活力剤。
🌱病気と害虫
不明。
🌱用土と鉢
【播種・育苗】
鉢は2.5号ポリポット。
土は赤玉中粒(2.5):京成バラ園の土(1):バーミキュライト(1):完熟牛糞(0.5)。
※土の量が足りなかったので、表面の5~10mmに「さし芽・種まきの土」(粂谷商店)を追加w
🌱主な作業
🎈冬越し
・最低気温が🚩15℃を下回る頃から葉を落とし始める。
・葉が落ち始めたら🚩室内に移動。
・休眠中でも完全断水すると細根が死ぬので、🚩隔週程度での潅水を続ける。
・休眠中の潅水は🚩昼間に少量を与え、寒さが増す夜間にはある程度乾くようにするのがベター♪
■□■ 栽培者のつぶやき ■□■
💬2021/02/28
海外の知らない植物を種子から育てるようになって5年。
当初は色々調べて、土の配合も細かく考えて…
と、まじめでしたw
最近じゃ、ざっくり調べてざっくり播種♪
生える時は生えるし、生えない時は生えない!
でも、播種時期だけは気を遣うようにしてます。
でないと、せっかく生えても、その後が難しくなってしまうので…
ま、素人の実生栽培は入手した「種子の状態」でほぼ決まりますが…w
💬2021/03/03
見た感じ種子の状態は良さそうです。
発芽率8割も期待できるかも♪
💬2021/03/26
残りのポットも全て発芽しました。
久々の発芽率100%(5/5)です♪
💬2021/04/29
双葉に種皮をガッツリ付けたまま、何やら良くわからない格好になっている株が…
コレ、何がどーなってんだろう…w
💬2021/11/02
加温管理するので、起きてるうちは潅水は少し多めの週2回ほどを予定。
休眠期はどう管理しようかな…
💬2021/11/16
思ってたより寒さに弱いようです。
5℃くらいまでは耐えられるとの話をネットで見ましたが…
休眠状態でも5℃を下回ると枯れる、と思って進めた方が良いかもしれません。
ウチの栽培環境だと最低気温5℃以上は保てないのですが…
加温マットで地温は20℃ぐらいあると思うので、なんとか越冬できると信じていますw
💬2022/03/09
今冬は週1回程度の加水で過ごしました。
新芽の動きがはっきりしてきた頃から、隔週程度で薄めの液肥を与え始める。
💬2022/05/17
黄変して落ちる葉が急増しており、丸坊主に成っちゃった株も…
温度計を確認したところ、5/11の夜間の温度が7℃ぐらいまで落ちていました。
この影響かなぁ?
💬2022/08/27
今年はハダニの被害が甚大です。
結構、あっという間に丸裸にされてしまいますが…
薬剤散布でスグに復活する、とても強い植物です。
ちなみに次の休眠期に、2.5号のポリポットから3号のプレステラに植え替え予定です♪
南アフリカの東ケープ州やクワズール・ナタール州の海岸沿いの草原に自生する塊根性のガガイモ。
玉ネギのように丸くココナッツのような質感の塊根の先からツルを伸ばし、細い倒卵型の葉をつける。
その葉は肉厚で、表面は光沢のある深い緑色、裏面は鮮やかな赤紫となる。
株が成熟するとヒトデに似た奇妙な花を咲かせる。
夏以外は年間通して日当たりの良い場所で管理する。
ちなみにぺトぺンチア・ナタレンシスは1属1種の珍しい植物。
< USDA Hardiness Zone:9b-11b >