1.今年の新兵器「発芽用ヒーターマット」
これまでは発泡箱に入れたセルトレーに種を播き育苗していたので植付が遅くなりました。そこで今シーズンから4月中旬に植付けを目指した苗作りのために発芽用のヒーターマットを購入し、発泡箱とサーモスタットを組み合わせて安定した発芽・育苗を目指します。
2.発泡箱で保温・発芽
スーパーから発芽用ヒーターマットが入る大きめの発泡箱をもらってきました。発芽までは蓋をしたまま保温します。
3.サーモスタットで発泡箱内の温度管理
2021.02.19
発芽までは25℃前後が保てるようにサーモスタットをセットして播種しました。発芽時の温度・湿度管理がしっかりできているので予定通りの播種後4日目の23日に発芽を確認しました。
4.最終的な発芽率は100%、優秀です。
2021.03.03
シンディスィートは9粒、ピッコラルージュは4粒の種を蒔き、底面吸水としました。最近はトマトの種も高くなっているのでセルトレーの1穴に1粒の種しか蒔いていません。
全ての発芽は期待していませんでしたが、2月末には発芽率が100%になりました。見事な発芽率です。(左下の2穴は千両ナス)
発芽後は日に当てるため昼間は窓辺に、夜は居間に置いています。
5.播種後約1か月、本葉が2枚以上に成長
2021.03.15
2月19日に播種して本葉が2枚以上になりました。順調に生育しています。
6.セルトレーからポットに鉢上げしました
2021.03.18
シンディスィートもピッコラルージュも順調に大きくなったことからセルトレーからポットに鉢上げしました。
現時点では朝晩の温度が低いことから、日中は窓辺あるいは外に置き夜は室内に置きます。肥料は液肥を与えます。
7.二本仕立てにするためにツイン苗作り
2021.03.20
トマトは二本仕立てで育てることにしていますが、昨年苗段階で二本仕立てにするツイン苗作りを始めました。昨年は上手くいったので今年も2本だけやってみます。
本葉2枚上でカットしてでる2本の脇芽を主枝にします。これで収量が2倍になります。
8.4月中旬の移植に備えて溝施肥をします
2021.03.20
種まきしたシンディスィートとピッコラルージュの苗が順調に生育しているので、予定通り4月中旬に向けた準備を進めます。
昨年は1つの畝に2列栽培したのでトマトが支柱の上部に達した頃から絡み合ってしまったこと、更に今年は20段の収穫を目標としていることから2列2畝とします。
長期の収穫になるためにしっかりと溝施肥(牛糞堆肥、有機ペレット肥料、重焼燐)をします。
9.保温と土はね防止のためにマルチをします
2021.03.24
昨年まではマルチをしていませんでしたが、雨による土はねにより一段目の果実が汚れました。また、初期成育を促進するためにもマルチをすることにしました。
10.シンディスィートのツイン苗と通常苗
2021.04.07
2月19日に播種してほぼ2か月、4月中旬の植付を予定していましたが、今年の気候のせいか少し早く植え付けることができます。
二本仕立てで栽培しますので、左は昨年から始めた苗の段階から2本に仕立てたツイン苗、右が通常苗です。ツイン苗は2本の側枝を主枝としてそのまま育て、通常苗は主枝と今後発生する1本の側枝を残して二本仕立てとします。今年もどちらの栽培方法が良いか確認します。
11.今年栽培するトマト苗3種
2021.04.07
今年栽培する3種類のトマト苗です。左の2本は10枚目の写真のシンディスィート、その左はピッコラルージュ、右は市販苗のアイコです。
シンディスィートはこれまで何年も栽培して美味しく沢山採れるミディトマトで我が家の常連、ピッコラルージュは糖度が高いだけでなく美味しいとの説明書きの品種で今年の新参者の試験栽培品種です。
右のアイコは苗が手に入りやすいので購入しました。
12.風と寒さ対策のために不織布のトンネル栽培
2021.04.07
3種のトマトを2列で栽培します。右は苗が完全に活着するまで風と寒さ対策のために不織布でトンネル栽培をします。左は不織布のトンネルを掛ける前のマルチに植付した状態。
13.不織布のトンネルを外しました
2021.04.20
トマト苗が活着して大きくなったので不織布のトンネルを外しました。
14.ツイン苗も大きくなりました
2021.04.20
写真10枚目の現時点でのツイン苗です。写真15枚目の通常苗と比較すると、ツイン苗は既に2本の側枝が主枝のようにしっかりしています。
15.通常苗も育ってます
2021.04.20
通常苗もしっかり育ってます。この通常苗も2本仕立てにするためにこれから1本の側枝を伸ばします。
16.2本仕立ても完成、4~5段目が開花中
2021.05.29
前回から約40日2本ともしっかり育ってます。既に、4~5段目の花も開花し、もう少しで支柱の先端に届こうかという大きさに育ってます。
第一果房の果実はは大きくなっているが、着色はこれからです。
17.トマトの垣根の全景
2021.06.03
一畝6本を2本仕立てにした垣根栽培の全景。
現在はてっぺんまで達していないので上に伸ばしています。
18.最初に植えたアイコの着色が始まりました
2021.06.05
4月7日に植えたアイコの第一果房の果実が色づき始めました。来週には初収穫できるかな。
19.この時期の成長は早い!
2021.06.05
この時期の成長は早い。支柱キャッチで止めて伸ばしていましたが早い物はてっぺんに到達しました。
収穫が始まる頃には吊り下げを始めてトマトの茎を斜めに這わせて20段を目指します。
20.今年も本格的な収穫が始まりました
2021.07.01
6月初めに色づき始めましたが、既に第一果房から第二果房の収穫に移りつつあり本格的な収穫に入りました。
21.本日初めて作ったフレッシュトマトジュース
2021.07.01
本格的に収穫が始まると作り始めるフレッシュトマトジュース。市販のトマトジュースとは比較しようがなく美味しいです。
暑い時期に冷やしたトマトで作るフレッシュトマトジュースは味も栄養も最高です。
多く採れたものは冷凍して端境期に備えます。
22.シンディ5段目の収穫が始まりました
2021.07.06
20段の収穫を目指しているこのそだレポですが、現時点の収穫は早い株で5段目の収穫が始まりました。主幹を吊下げて横に這わせています。
また、花は10段目が開花しており折り返し地点に到達しました。これまでの事を考えれば11月までの収穫が可能なので重大な病気の発生等が無ければ達成できるのではと思ってます。
23.課題であったコーナーの状態
2021.07.06
10段目の花で2mを越えて横に伸びており、垣根1列が3m50cm程度なので20段となると最初と反対側まで茎を伸ばしていかなければ20段取りを達成できません。
トマトの茎を折らずにコーナーを回して反対側に這わせていくことが課題の一つでした。何とか回せましたが意外と茎が固くて折れる可能性がありました。(垣根の内側を回しているので可動範囲が狭いことも原因)
24.梅雨明け前に追肥
2021.07.16
今日は久しぶりにしっかりと晴れて猛暑となりました。追肥を梅雨明け前に思っていたら梅雨明けだそうです。
後半戦この追肥で突っ走って欲しいです。
25.酷暑を乗り越え秋トマト育ってます
2021.10.06
7月に追肥して以降も細々と収穫できたのですが、真夏の暑さでは花が咲いても受粉がうまくいかず、更にその後の長雨で痛めつけられました。
9月中下旬から新芽も元気になり開花、受粉ができて、まだ青いですが実も大きくなってきています。秋トマトは夏トマトに比較して味も濃く美味しいです。もう少しで色づき始めるものもあり秋トマトの収穫が楽しみです。
26.20段以上のトマトの収穫が始まりました
2021.11.03
20段取りを目指した今年のトマト栽培。ようやく20段以上のトマトが色づき収穫が始まりました。
今年は昨年以上に極端な気候となり真夏の酷暑から長雨が続きトマトにとって厳しいシーズンでした。真夏の一定以上の暑さになると花は咲いても実を結ばず、その後の長雨で暑さに弱った株や根が痛めつけられました。
27.寒くなってきましたがまだ収穫可能です
2021.11.03
まだ沢山の実がなっています。もう少し収穫が可能ですが、最後は青い実を収穫してピクルスやジャム等にします。
28.20段取りトマトの全景
2021.11.03
6月から収穫を初めて6か月目に入りました。
真夏の暑さやその後の長雨で15~18段の実が付きにくく実質は15~17段程度の収穫と思われますが、それでも大量の収穫ができました。
このそだレポは今回をもって終了とさせていただきます。
長い間ありがとうございました。
※20段取りを目標に栽培してきたミディトマトですが、ようやく20段以上のトマトが色づき始め収穫を迎えました。当初の目標を達成できたので、今回をもってこのそだレポを終了いたします。秋トマトは味が濃く美味しいです。
販売されているトマトジュースは好きではありませんが、100%フレッシュトマトジュースにすると全く別の飲み物になり健康にも良くとても美味しいです。トマトの収穫の多い7~9月はフレッシュでは食べきれませんが、ジュースにすると大量のトマトを消費します。
昨年、トマトジュースを長く味わいたいと思い冷凍庫を購入しました。今年は更に長期に収穫量を増やし、冷凍保存してトマトジュースをずっと味わいたいと思ってます。